8.1 ペア状態の監視
ShadowImageが正しく動作し、Paired状態においてP-VOLからS-VOLへデータが更新されている こと、またはSplit状態において差分管理が行われていることを監視するために定期的にペア状 態を確認する必要があります。ハードウェア障害が発生した場合、ペア障害を引き起こし、ペ
ア状態がFailureになることがあります。ペア状態がFailure以外であることを確認してください。
ペア状態がFailureのときは「9 トラブルシューティング」を参照し、ペア状態を回復する必要 があります。
• ペア障害時の処理
ShadowImageではペア障害が発生した場合、以下のようになります。
表 8-1 ペア障害時の処理
管理用ソフトウェア 処理
HSNM2 イベントログにメッセージを表示します。
ペア状態が「Failure」または「Failure(R)」になります。
RAID Manager 対象ペアの状態が「PSUE」になります。
システムログファイルにエラーメッセージを出力します。
(UNIXシステムの場合はsyslogファイル、Windows Server の場合はeventlogファイルを示します)
• ペア障害のユーザーに対する通知方法
• ペア状態がFailureまたはFailure(R)に遷移するとSNMP Agent Support Functionにより トラップを通知します。
• RAID Managerを使用している場合、以下のメッセージがシステムログファイルに出
力されます。詳細については、マニュアル「RAID Managerコマンドリファレンスガ イド(HUS100シリーズ)」を参照してください。
表 8-2 RAID Managerシステムログメッセージ
メッセージID メッセージ 要因
HORCM_102 Detected a suspending status on this paired volume (Volume: XXXX, code: 0006)
(HORCMがボリュームXXXXでサスペ ンド状態を検出しました。)
要因コード0006でペア状態がサスペン ドしました。
• スクリプトによるペア障害の監視
SNMP Agent Support Functionを使用しない場合、CLIコマンドによるスクリプトを作成して ペア障害を監視する必要があります。以下のサンプルスクリプトを参照してください。
例)Windows Server系ホストの場合のユーザー通知スクリプト
下記スクリプトは、名前のつけられた2つのペア(SI_LU0001_LU0002とSI_LU0003_LU0004) を監視し、ペア障害が発生している場合にユーザー通知するスクリプトです。下記スクリプト を数分間隔で起動します。なお、スクリプトを起動する場合は、HSNM2 CLIに接続するアレイ 装置が登録されている必要があります。
echo OFF
REM 登録された装置名を指定 set UNITNAME=Array1
REM 監視するグループの名前を指定(グループに属していなければ以下のようにUngroupedを指定)
set G_NAME=Ungrouped REM 監視するペアの名前を指定 set P1_NAME=SI_LU0001_LU0002 set P2_NAME=SI_LU0003_LU0004 REM Failure状態を監視するための指定 set FAILURE=14
REM 1番目のペアの状態をチェック :pair1
aureplicationmon -unit %UNITNAME% -evwait -si -pairname %P1_NAME% -gname %G_NAME%
-nowait
if errorlevel %FAILURE% goto pair1_failure goto pair2
:pair1_failure
<ユーザー通知処理>*
REM 2番目のペアの状態をチェック :pair2
aureplicationmon -unit %UNITNAME% -evwait -si -pairname %P2_NAME% -gname %G_NAME%
-nowait
if errorlevel %FAILURE% goto pair2_failure goto end
:pair2_failure
<ユーザー通知処理>* :end
*ユーザー通知処理には、必要に応じて以下のような処理を記述してください。
• E-Mail通知処理
• 画面表示処理
• SNMP通知処理
• イベントログ通知処理
9 トラブルシューティング 9
本章は以下の内容で構成されています。