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プロジェクトの環境影響

ドキュメント内 第 3 章 導入技術 システム (ページ 48-51)

第6章   環境影響及びその他波及効果の評価

6.2. プロジェクトの環境影響

本事業実施に伴い発生することが予想される環境影響を下表に示す。

 

表6‑2‑1 プロジェクトの環境影響  エネルギー回収施設

大気環境 ○非管理下での燃焼による大気汚染物質排出削減。

○ 可 燃 ご み の 焼 却 に よ る 埋 め 立 て 処 分 場 か ら の メ タ ン ガ ス 発 生 回 避

(7,900tCO2/年程度)

○自区内処理による輸送距離減に伴う温室効果ガスの発生低減

▲焼却処理に伴う排気ガス

⇒本プロジェクトで使用する焼却炉は日本の技術を導入するもので、SOx、

NOx 等の排出量は、基準値に較べて十分に小さいものとなっており、環境 への影響は極めて小さい。排ガスや廃水は処理装置で適切に処理され、焼却 灰は既存埋立処分場に処分される。

水質 ○可燃ごみの焼却処理により埋立処分場浸出水の負荷低減。

廃棄物 ○固形廃棄物の中間処理率向上

(71%(2012年)→87%(2018年、事業①実施時)

○open dumpされる可燃ごみの減少(100t/日×365日=36,500t/年)

悪臭 ○可燃ごみの焼却処理による悪臭の低減 騒音 ▲建設時、運転時における騒音の発生。

⇒工種や時間帯を最適化して騒音の発生を低減する。

温室効果ガス ○ 可 燃 ご み の 焼 却 に よ る 埋 め 立 て 処 分 場 か ら の メ タ ン ガ ス 発 生 回 避

(7,900tCO2/年程度)

○自区内処理による輸送距離減に伴う温室効果ガスの発生低減  

6.2.2. 大気環境

本事業が実施されない場合、非管理下での燃焼により有害な大気汚染物質(NOx、SOx、

ばいじん、ダイオキシン類など)が放出される、または放置されたごみの腐敗によりメタ ンが直接大気へ放出される。メタンは CO2の 21 倍の温暖化係数を持つ温室効果ガスであ るとともに、可燃性の気体であり十分な管理が求められる。

焼却処理に伴う排ガスについては、本事業が実施されない場合と比較した場合、影響は 非常に小さく、高水準の排気管理、モニタリング及び維持管理によってコントロールされ るため、大気への直接放出が低減され、大気環境を改善するものといえる。

 

6.2.3. 水質汚濁

収集された固形廃棄物は、有機性ごみは既存堆肥化施設で堆肥化されるが、堆肥化施設 の処理能力を上回っている分は既存処分場でオープンダンプされている。既存処分場は浸 出水処理施設がないため、オープンダンプされたごみからは、高COD濃度の浸出水が漏 出し、周辺の生活環境を汚染するばかりか、河川への流出により流域の水質汚濁を引き起 こしている。

本事業の実施により、有機性ごみのオープンダンプ量が減少することから、この水質汚 濁が回避され、良好な水質環境の確保が可能となる。

一方、事業の実施による水質汚濁の影響としては、施設からの排水が考えられるが、処

理過程で発生した汚水は施設内で再利用し、余剰汚水は排水処理により排水基準をクリア した上で公共用水域に放流する。

 

6.2.4. 廃棄物

焼却施設の建設・運転により、現在、市の処分場でオープンダンプされている可燃ごみの うち、100t/日(×365 日=36,500t/年)を削減することが可能となる。このことによる固形 廃棄物の資源化率は、現状(2013年度)40%(=180t/日÷発生ごみ量450t/日)である。

 

6.2.5. 悪臭

既存処分場や各家庭周辺の空き地などで野積み投棄され、腐敗したごみからは、継続的に 悪臭が発生している。

本事業の実施により、有機性ごみのオープンダンピングが回避されることから、悪臭の発 生を低減することができる。

 

6.2.6. 騒音

本事業の実施により、ごみ収集車による騒音の発生が想定される。加えて、焼却施設の建 設・運転時には作業騒音の発生が想定される。

本事業実施によるごみ収集車による騒音の発生については、現状の処理方法を継続した場 合と車両台数・頻度は現在と変更はないが、収集時間や収集ルートを再検討し、騒音の発生、

及び住民への影響の最小化を検討する。

 

6.2.7. 温室効果ガス

前述のとおり、現状では廃棄物の野積み投棄により、廃棄物中の有機物が腐敗し、温室効 果ガスであるメタンが発生している。焼却施設の運転により、有機性廃棄物の腐敗を回避す ることができ、メタンガス 7,700m3/日(15 年間平均)の排出を削減することができる。(図 6-2-1)

加えて、発電により、売電先グリッドで現在消費されている化石燃料の燃焼に伴う二酸化 炭素の排出を削減することができる。

本事業のBOT期間(15年間)におけるメタンガス排出量の変化及び温室効果ガス排出削

減量を表6-2-3に示す。

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000

1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 2023 2025 2027 2029

tCO2e/y

現状 事業①

  図6‑2‑1 既存処分場からのメタンガス排出量の変化 

 

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000

2018 2020 2022 2024 2026 2028 2030

tCO2e/y

ごみ発電によるグリッド回避 埋立回避によるメタン回避

  図6‑2‑2 焼却施設の運転に伴う温室効果ガス排出削減量 

ドキュメント内 第 3 章 導入技術 システム (ページ 48-51)

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