キー
8. プラスチック・カバー Bを元の位置に取り付 けてください。
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スペア・キーの注文と登録
車両のスペア・キーは、ポルシェ正規販売店の みでお求めいただくことができます。新しい キーを注文してからお手元に届くまでには大 変時間がかかる場合がございます。
e いつでもスペア・キーを使えるように、あ らかじめご用意いただくことを推奨いたし ます。
e スペア・キーは安全な場所に保管し、決して 車内や車両の近くには置かないでください。
新しいキーを車両に登録するには:
e ポルシェ正規販売店にご相談ください。ポ ルシェ正規販売店のご利用を推奨いたしま す。十分なトレーニングを受けた経験豊か なスタッフが、最新の技術情報と専用工具 や専用装置を駆使し、確かな整備をお約束 します。
e 車両のすべてのキーを再登録してください。
インフォメーション
最大で8本のキーを登録することができます。
インフォメーション
eキーを紛失した場合または盗難にあった場 合は、ポルシェ正規販売店でこのキーを無効 にし、必要に応じてドア・ロックを交換して ください。
eキーを紛失したり盗難にあったとき、または スペア・キーを追加したり交換したときは、
ご契約の損害保険会社に連絡してください。
給油
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給油
イグニッションをと、インストルメント・パネ ルに燃料の残量が表示されます。
f「J – 燃料計」(43ページ)を参照してくだ さい。
タンク内の燃料残量が一定量(モデルによって 異なる)を下回り、イグニッションがON、ま たはエンジンが作動している場合、マルチファ ンクション・ディスプレイの警告灯 が点 灯します。
e 最寄りの給油所で給油してください。
f「充填容量」(302ページ)を参照してくだ さい。
適切な燃料の選択
エンジンは金属系添加物を含まない無鉛プレ ミアム・ガソリンを使用した場合に最適に作動 するよう設計されています。
この車両のエンジンはエタノール含有量10%
以下の燃料の使用に対応しています。エタノー ル含有燃料を使用すると燃費が悪化すること があります。
オクタン価の低い燃料と添加 剤の使用
地域によっては、燃料の析出挙動がポルシェ社 の基準を満たしていないことがあります。ポル シェ社の基準を満たす燃料を入手できない場 合は、推奨する添加剤を混ぜ合わせてくださ い。詳しくはポルシェ正規販売店にお問い合わ せください。
ポルシェ部品番号:000 043 206 89
e 混合比率は、添加剤に付属の取扱説明書に 従ってください。
e 定期点検時期(サービス・インターバル)、
特にオイル交換時期を遵守してください。
警告 給油時の火災の危険 燃料は強燃性であり、燃焼または爆発が起こる 恐れがあります。
e 燃料を取り扱うときは、火気や裸火を近づ けたり、喫煙をしたりしないでください。
警告 燃料蒸発ガスの吸引、
および燃料の皮膚への 付着
燃料と燃料蒸発ガスは人体に有害です。
e 燃料蒸発ガスを吸い込まないようにしてく ださい。
e 皮膚や衣類に燃料が付着しないように注意 してください。
インフォメーション
場合により燃料に硫黄が多く含まれることが あります。このため、エンジンで燃焼する際に 特定の運転条件下で不快な臭い(いわゆる腐っ た卵の匂い)が発生する可能性があります。ポ ルシェ社にはこの特性に対する責任はなく、車 の故障を示すものではありません。
知識
不適切な燃料を使用するとエンジン、燃料系 統、およびエキゾースト・システムを損傷する 恐れがあります。
e下記の仕様に準拠する燃料のみを使用して ください。
eメタノールを含む燃料を使用しないでくだ さい。
インフォメーション
通常、燃料のオクタン価に関する情報は、ガソ リン・スタンドの給油機に掲載されています。
ガソリン・スタンドのスタッフからも情報が得 られます。
モデル 推奨燃料 代替燃料 最低オクタン価:
すべて: 98 RON/
88 MON
95 RON/
85 MON
インフォメーション
推奨燃料が入手困難な場合は、緊急措置として オクタン価91 RON/82.5 MONの金属系添加 物を含まない無鉛ガソリンを使用することが できます。ただし、この場合はエンジン出力が 低下し、燃費が悪化することがあります。
e オクタン価が91 RON/82.5 MON以上の金 属系添加物を含まない無鉛ガソリンを使用 してください。
e オクタン価が91 RON/82.5 MONの無鉛ガソ リンを使用した場合は、フルスロットルで 走行しないで ください。
知識
ポルシェ社が承認していない添加剤を使用し た場合、エンジン、燃料系統、エキゾースト・
システムに損傷を与える恐れがあります。
e ポルシェ社が承認した添加剤のみを使用し てください。
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燃料の給油
図52: フィラー・フラップを開く
図53: タンク・キャップを開く b エンジンを停止する b イグニッションをOFFにする b 車両をロック解除する
1. フィラー・フラップの後部(図52)を押す と、フラップが開きます。
この車両に使用できる燃料の種類について は、フィラー・フラップの裏のステッカー に明示されています。
2. タンクのキャップをゆっくり開いて取り外 してください。
3. 取り外したキャップをホルダー(図53)に かけてください。
4. 給油ノズルは確実にフィラーの奥まで差し 込み、注入時はノズルを下に向けて給油し てください。
5. 給油ノズルを操作して、燃料を給油してく ださい。給油ノズルが自動停止したら、そ れ以上給油を続けないでください。無理に 給油すると、タンクの燃料が吹き返したり、
燃料が温まったときにあふれ出したりする ことがあります。
f「充填容量」(302ページ)を参照してくだ さい。
6. 給 油 後 は 直 ち に キ ャ ッ プ を 取 り 付 け て、
ロック音と手ごたえを感じるまで、しっか りと締め込んでください。
7. フィラー・フラップを閉じてフィラー・フ ラップの後部(矢印)を押し、しっかりと 閉じてください。
フィラー・フラップの緊急操作
図54: 緊急時のフィラー・フラップの操作
フィラー・フラップの電動ロック解除機構が故 障したときは、手動でフィラー・フラップを開 くことができます。
1. 右側ドアを開いてください。
2. 右側ドア開口部にあるボタン(図54)を引 いてください。
フィラー・フラップが開きます。
知識
デコラティブ・フィルムに燃料が付着すると、
フィルムが色褪せる原因になります。
eデコラティブ・フィルムに燃料が付着したと
きは、直ちに拭き取ってください。 インフォメーション
タンクのキャップを紛失したときは、必ずポル シェ純正部品を使用してください。
クーラント(冷却水)
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クーラント(冷却水)
エンジン・クーラントには年間を通じた腐食防
止と、–37 °Cまでの凍結防止の働きがあります。
クーラント・レベルを定期的に点検すること は、メンテナンスの一部です。
e ポルシェ社が認証した凍結防止剤のみを使 用してください。
ポルシェ社では、Glysantin® G40®またはG12++/
VW TL 774-Gに準拠した同等の不凍液の使用を 推奨しています。
警告メッセージへの対応
クーラント・レベルの点検と 補充
図55: Boxsterのクーラント・リザーバー・タンク
図56: Caymanのクーラント・リザーバー・タンク 知識
冷却水温度が高温になりすぎると、マルチファ ンクション・ディスプレイに のシンボル が表示されます。 のシンボルが表示され た場合は、クーラント・レベルが低くなりすぎ ています。
赤色の警告メッセージが表示された後も走行を 続けると、エンジンを損傷する恐れがあります。
e エンジンをOFFにして冷やしてください。
e クーラント・レベルが適正でも警告が表示 され続けるときは、運転を続けないでくだ さい。故障を修理してください。
ポルシェ正規販売店にご相談ください。ポ ルシェ正規販売店のご利用を推奨いたしま す。十分なトレーニングを受けた経験豊か なスタッフが、最新の技術情報と専用工具 や専用装置を駆使し、確かな整備をお約束 します。
f「警告およびインフォメーション・メッセー ジ」(85ページ)を参照してください。
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b 車両を平坦な場所に駐車する
b エンジンが冷えていて、水温計が60 °C以下 であること
b または のシンボルがクーラン トの補充を促すメッセージとともにマルチ ファンクション・ディスプレイに表示され ている
b クーラントの補充を促すメッセージととも に または のシンボルが表示さ れていない場合は、給水パイプ基部でクー ラントが目視確認できない場合のみクーラ ントを補充する給水パイプ内のクーラン ト・レベルは初回のエンジン始動後に低下 するため、MAXマークは補充中のみの目安 となります。
1. リヤ・ラゲッジ・コンパートメントを開い てください。
2. Cayman:キャップを反時計回りに回して取
り外してください(図56)。
3. 慎重にクーラント・リザーバー・タンクの キャップを開き、内部の圧力を逃がしてく ださい。
4. 圧力が完全に抜けてから、キャップを完全 に取り外してください。
5. クーラント・レベルを読み取ってください。
クーラント・レベルがMAXマークを超えな いように注意してください。(給水パイプ基 部でクーラント・レベルが目視で確認でき ない)
6. 必要に応じてクーラントをMAXマークまで 補充してください。MAXマークを超えない ように注意してください。不凍液と蒸留水 を同量混ぜ合わせた物のみを補充してくだ さい。
給水パイプ内のクーラント・レベルは初回 の エ ン ジ ン 始 動 後 に 低 下 す る た め、MAX マークは補充中のみの目安となります。
7. クーラント・リザーバー・タンクのキャップ を動かなくなるまで回して閉めてください。
8. Cayman:キャップを取り付け、時計回りに
回してください(図56)。
9. 冷却システムを点検してください。
ポルシェ正規販売店にご相談ください。ポ ルシェ正規販売店のご利用を推奨いたしま す。十分なトレーニングを受けた経験豊か なスタッフが、最新の技術情報と専用工具 や専用装置を駆使し、確かな整備をお約束 します。
警告 高温のエンジン部品や クーラント
エンジン作動中は、エンジンと周辺の部品、エ キゾースト・システム、クーラントなどが非常 に熱くなっています。
クーラント・タンクには圧力がかかっていま す。クーラント・タンクを不用意に開くと、熱 いクーラントが突然吹き出す恐れがあります。
e 加熱した車両部品、特にエンジンとエキ ゾースト・システムの近くでは、十分注意 して作業を行ってください。
e クーラントの補充はエンジンを停止し、イ グニッションをOFFにしてから行ってくだ さい。
e エンジンが熱いときは、クーラント・リザー バー・タンクのキャップを開かないでくだ さい。水温計の表示が60 °Cを下回るまで 待ってください。
f「B – 冷却水温度」(254ページ)を参照して ください。
インフォメーション
緊急で水のみを補充した場合は、速やかに不凍 液の混合比率を修正してください。
クーラントの減りが著しい場合は、冷却システ ムに漏れが発生しています。
e 早急に修理してください。ポルシェ正規販 売店にご相談ください。ポルシェ正規販売 店のご利用を推奨いたします。十分なト レーニングを受けた経験豊かなスタッフ が、最新の技術情報と専用工具や専用装置 を駆使し、確かな整備をお約束します。