A/C MAXモードでは、エアコン・システムが最 大出力で車内を冷却します。
このとき車内温度は自動調節されません。
図26: A/C MAXモードの選択
A/C MAX
モードを
ONにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
A/C MAX
モードを
OFFにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
または
ボタンを押してください。
内気循環モードの ON/OFF
図27: 内気循環モード・ボタン
手動で内気循環モードを
ONにする
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
手動で内気循環モードを
OFFにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
または
ボタンを押してください。
自動内気循環モードの設定
自動内気循環モードでは、空気の状態に応じて 自動的に外気導入と内気循環を切り替えます。
外気温度が約5 °Cを下回ると、ウィンドウの曇 りを防止するため、内気循環モードが自動的に 停止します。
自動内気循環モードの設定に関するインフォ メーション:
f「エアコンの設定」(259ページ)を参照して ください。
警告 手動内気循環モードで の視界の低下
手 動 内気 循 環モ ー ドを 長 時間ONにす る と、
ウィンドウが曇る恐れがあります。
e 手動内気循環モードは長時間 ONにしない でください。
インフォメーション
手動または自動で冷房機能をOFFにすると、約 3分後に内気循環モードが停止します。
インフォメーション
通常は自動内気循環モード(初期設定)にして おくことを推奨いたします。
エアコン( 2 ゾーン オートエアコン)
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ
A–Z
運転席のエアコン設定を車内 全体に適用する( SYNC モード)
SYNCモードでは、運転席のエアコン設定が車 内全体に適用されます。
SYNC
モードを
ONにする
e エアコン・ディスプレイに SYNCが表示され るまで、 ボタンを押し続けてください。
e 運転席側の ボタンを操作して、運転席 側および助手席側の温度を調整してくだ さい。
SYNC
モードを
OFFにする
e ボタンを押してください。または
助手席側の ボタンを押してください。
エアコン・ディスプレイの SYNCインジケー ターが消灯します。
風量調節
オート・モードでは3段階で送風の強さを調節 できます。
送風の強さ調節に関するインフォメーション:
f「エアコンの設定」(259ページ)を参照して ください。
フロント・ウィンドウ・デフロ スター
図28: フロント・ウィンドウ・デフロスター・ボタン
デフロスターを
ONにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
フロント・ウィンドウおよびサイド・ウィ ンドウへの送風を開始します。
フロント・ウィンドウの曇りや氷結を素早 く取り除きます。
デフロスターを
OFFにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
または
ボタンを押してください。
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ
A–Z
エアコン(マニュアル)
一般的なインフォメーション
図29: エアコン・コントロール・パネル
マニュアル・エアコン・システムの風量、エア 配分および温度設定は手動で調節することが できます。
冷房機能
冷房機能は空気を冷やしたり除湿します。
温度の設定
図30: 温度設定および送風量調節
温度を上げる
/下げる
e ボタンを上方向または下方向に押して ください。
温度設定が最高温度に設定されているとき は、エアコン・ディスプレイにすべてのバー が表示されます。
温度設定が最低温度に設定されているとき は、エアコン・ディスプレイにバーは表示 されません。
インフォメーション
– エンジンの負荷が大きくなると冷房機能が 一時的にOFFになり、エンジンの過熱を回避 します。
外気温度が約2 °Cを下回ると自動的にOFF になり、このときは手動操作でもONにでき ません。
– 冷房機能は、ウィンドウを閉じた状態で最 も効果的に作動します。車内に熱がこもっ ている場合は、しばらくの間ウィンドウを 開いて車内を換気してください。
– 外気温度および湿度によっては、除湿した 水分により車両下部に水たまりができるこ とがあります。これは正常な状態であり、故 障ではありません。
– バッテリー電圧が極端に低い場合は、フ レッシュ・エア・ブロワーおよび冷房機能
が制限されOFFになります。 A 温度の設定 B 送風量の設定
エアコン(マニュアル)
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ
A–Z
送風量の設定
ボタンの隣りにあるエアコン・ディスプレイ に設定した送風量がバーで表示されます。バー の数が多くなるほど、風量が多いことを示して います。
送風量を上げる
/下げる
e ボタンを上方向または下方向に押してく ださい。
送風量を最小にすると、エアコン・ディスプレ イにOFFと表示され、外気導入による送風が停 止し、エアコン・システムがOFFになります。
送風口を手動で切り替える
図31: 送風口切り替えボタン
送風方向の設定
b エア・ベントが開いている e ボタンを押してください。
フロント・ウィンドウおよびサイド・ウィ ンドウへの送風を開始します。
e ボタンを押してください。
中央および左右エア・ベントからの送風を 開始します。
e ボタンを押してください。
足元への送風を開始します。
該当するボタンのインジケーター・ライト が点灯します。
エア・ベントの調整
図32: エア・ベントの調整
エア・ベントの開閉
e エア・ベントのロータリー・ノブを時計回 りまたは反時計回りに回してください。
送風方向の調節
e ルーバーの角度を調節して希望の方向に風 を送ることができます。
警告 風量OFFによる視界の 妨げ
送風量をOFFにした状態では、ウィンドウが曇 りやすくなります。
e ボタンを上方向に押してください(送風 量が増加します)。
あ
か
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わ
A–Z
冷房機能の ON/OFF
外気温度よりも低い温度で室内を冷房したい ときは、冷房機能をONにしてください。
図33: 冷房機能のON/OFF
冷房機能を
ONにする
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
冷房機能が作動します。
冷房機能を
OFFにする
例えば燃料を節約したいときなどには冷房機 能をOFFにすることができます。
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
冷房機能が解除されます。
A/C MAX モード(最大冷房出力)
の ON/OFF
A/C MAXモードでは、エアコン・システムが最 大出力で車内を冷却します。
図34: A/C MAXモードの選択
A/C MAX
モードを
ONにする
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
A/C MAX
モードを
OFFにする
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
内気循環モードの ON/OFF
図35: 内気循環モード・ボタン
内気循環モードを
ONにする
e ボタンを押してください。
ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
内気循環モードを
OFFにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
警告 内気循環モードでの視 界の低下
内気循環モードではウィンドウが曇る場合が あります。
e 内気循環モードは長時間ON にしないでく ださい。
エアコン(マニュアル)
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A–Z
フロント・ウィンドウ・デフロ スター
図36: フロント・ウィンドウ・デフロスター・ボタン
デフロスターを
ONにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが点灯し ます。
フロント・ウィンドウおよびサイド・ウィ ンドウへの送風を開始します。
フロント・ウィンドウの曇りや氷結を素早 く取り除きます。
デフロスターを
OFFにする
e ボタンを押してください。ボタンのインジケーター・ライトが消灯し ます。
インフォメーション
手動または自動で冷房機能をOFFにすると、約 3分後に内気循環モードが停止します。
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A–Z
エアバッグ・システム 適切なシート位置の選択
機能
エアバッグは、シート・ベルトと併用すること で衝突時の乗員の負傷を最小限に抑えるよう 設計されています。
正面または側面から衝撃を受けた場合、エア バッグが作動し、運転者や乗員が受ける衝撃を 吸収しつつ、頭部、骨盤、上半身を守ります。
フロント・エアバッグは、運転席側はステアリ ング・ホイール中央のパッド内、助手席はダッ シュボードの中に取り付けられています。
サイド・エアバッグはシート側面のサイド・
ピースに格納されています。
ヘッド・エアバッグはドア・トリムの側面に取 り付けられています。
それぞれのエアバッグは、衝撃の角度および強 さに応じて作動します。
警告灯への対応
エアバッグ・システムが故障した場合、タコ メーターの赤いエアバッグ警告灯 によって 表示されます。
e 次の場合は、必ずポルシェ正規販売店にご 相談ください。
– イグニッションをONにしたときに警告灯が 点灯しない
または
– イグニッションがONのときに警告灯が消灯 しない
または
– 走行中に警告灯が点灯する
ポルシェ正規販売店のご利用を推奨いたしま す。十分なトレーニングを受けた経験豊かなス タッフが、最新の技術情報と専用工具や専用装 置を駆使し、確かな整備をお約束します。
危険 不適切なシート位置ま たは適切に収納してい ない荷物
すべての乗員がシート・ベルトを着用し、正し いシート位置を維持している場合にのみ、エア バッグ・システムは保護効果を発揮することが できます。荷物は必ず安全に収納してください。
e 常にシート・ベルトを着用してください。
e 運転席と助手席の間、あるいは乗員とエア バッグが膨らむ空間に人や動物を座らせた り、物を置いたりしないでください。
e ステアリング・ホイールは、必ずリムの外 側から持つようにしてください。
e エアバッグが保護効果を発揮するには、乗 員との間に一定の空間が必要です。
エアバッグに必要以上に近づきすぎない位 置に、シート位置を調節してください。
ドアの内側(サイド・エアバッグの拡張エ リア)にもたれかからないでください。
e ドアの小物入れから中身がはみ出た状態に しないでください。走行中はドアの小物入 れを常に閉じておいてください。
e 重い荷物をシートの上や前方に積載して輸 送しないでください。
e ダッシュボードの上に物を置かないでくだ さい。
e 走行中はグローブ・ボックスを閉じてくだ さい。
e 走行中、足は常に足元の空間に置いてくだ さい。ダッシュボードやシート・クッショ ンの上に足を乗せないでください。
e 運転者はこの章で説明している内容を、す べての乗員に理解してもらってください。
危険 エアバッグ・システム に変更を加えたことが 原因の不具合 変更を加えたエアバッグ・システムは保護効果 を十分に発揮できません。エアバッグが不意に 作動したり、全く機能しなかったりする危険が あります。エアバッグが不意に作動した場合、
重傷を負う危険があります。
e エアバッグ・システムの配線や構成部品を 改造しないでください。
e エアバッグの配線の近くには、アクセサ リー類の配線を取り付けないでください。
e ステアリング・ホイール、助手席エアバッ グ付近、サイド・エアバッグ付近、ヘッド・
エアバッグ付近にアクセサリーを取り付け たり、ステッカーなどを貼り付けたりしな いでください。
e シートに保護カバーを装着しないでくだ さい。
e エアバッグ構成部品を取り外さないでくだ さい。
危険 作動済みエアバッグ・
システムの交換 エアバッグ・システムは1回のみ作動するよう に設計されています。
e 作動したエアバッグは直ちにポルシェ正規 販売店で交換してください。