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ブートディスク故障時のクラスタ切り替えについて

4.3 ブートディスクのミラーリング

4.3.2 PRIMECLUSTER 使用時の留意事項

4.3.2.2 ブートディスク故障時のクラスタ切り替えについて

ストレージシステム上のブートディスクを参照できなくなった場合、システム状況により、PRIMECLUSTERの異常検 出機能が動作できなくなることがあります。

ブートディスクを参照できないノードは動作が不定のため、以下の方法でノードをパニックさせてください。

[該当ノード以外のクラスタノードにログインできる場合]

sdtoolコマンドを使用して、該当ノードを停止させてください。

# sdtool -k <該当ノード> <RETURN>

<参照>

sdtoolコマンドの詳細については、sdtoolのマニュアルページを参照してください。

[いずれのノードにもログインできない場合]

該当ノードをパニックさせてください。操作方法については、本体装置の取扱説明書を参照してください。

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付録 A ブート失敗時の設定ファイルの修正手順

SAN Bootのための各種設定ファイル(/etc/systemなど)の記述に誤りがあった場合、ブートに失敗しOSが立ち上がらな

くなることがあります。本付録の手順に従いOSをシングルユーザーモードで起動し、ストレージシステム上のブート ディスクをマウントすることで設定ファイルの修正を行うことができます。

OSの起動方法は、どのような方法でストレージシステム上のブートディスクへOSをインストールしたかにより異な ります。

「4.1.1 CD-ROM/DVD-ROMを用いて作成する方法」、「4.1.2 ネットワークインストールサーバを用いて作成す る方法」にてインストールした場合

本章ではストレージシステム上のディスクデバイスc1t210000E0004101D9d0に、Solaris がインストールされている場 合を例に、ZFSファイルシステムによるSAN Boot環境をrpoolとした場合を例に説明します。

A.1 4.1.1 CD-ROM/DVD-ROM を用いて作成する方法」、「 4.1.2 ネットワークインストールサーバを用いて作成する方法」にてインストー ルした場合

1. サーバ本体装置をサービスモードに変更し、サーバの再起動を行ってください。

SPARC M12-1/M12-2/M12-2S、SPARC M10-1/M10-4/M10-4S、SPARC T3-1/T3-2/T3-4/T4-1/T4-2/T4-4および

SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440を使用している場合は、以下のコマンドを実行します。

ok setenv auto-boot? false <RETURN>

ok reset-all <RETURN>

SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 を使用している場合は、サーバ本体のモードスイッチを

サービスモードにし、以下のコマンドを実行します。

ok reset-all <RETURN>

2. インストールした環境からブートします。

a) 「4.1.1 CD-ROM/DVD-ROM を用いて作成する方法」にてインストールした場合は、CD-ROM/DVD-ROM からブートします。

● Solaris 10の場合

シングルユーザーモードにて起動してください。

ok boot cdrom -s <RETURN>

● Solaris 11の場合

CD-ROM/DVD-ROMから起動してください。キーボード種別と言語を選択したあと" Welcome to the Oracle

Solaris installation menu "にて" 3 Shell"を選択してください。

ok boot cdrom <RETURN>

:

USB keyboard

1. Arabic 15. Korean 2. Belgian 16. Latin-American 3. Brazilian 17. Norwegian 4. Canadian-Bilingual 18. Portuguese 5. Canadian-French 19. Russian 6. Danish 20. Spanish 7. Dutch 21. Swedish 8. Dvorak 22. Swiss-French 9. Finnish 23. Swiss-German 10. French 24. Traditional-Chinese 11. German 25. TurkishQ 12. Italian 26. UK-English 13. Japanese-type6 27. US-English 14. Japanese

To select the keyboard layout, enter a number [default 27]: <RETURN>

82 1. Chinese - Simplified

2. Chinese - Traditional 3. English 4. French 5. German 6. Italian 7. Japanese 8. Korean 9. Portuguese - Brazil 10. Spanish

To select the language you wish to use, enter a number [default is 3]: <RETURN>

User selected: English Configuring devices.

Hostname: solaris

Welcome to the Oracle Solaris installation menu 1 Install Oracle Solaris

2 Install Additional Drivers 3 Shell

4 Terminal type (currently xterm) 5 Reboot

Please enter a number [1]: 3 <RETURN>

To return to the main menu, exit the shell

#

b) 「4.1.2 ネットワークインストールサーバを用いて作成する方法」にてインストールした場合は、ネットワ ークからブートします。シングルユーザーモードにて起動してください。

● Solaris 10の場合 ok boot net -s <RETURN>

● Solaris 11の場合

ok boot net:dhcp -s <RETURN>

3. ストレージシステム上のブートディスクをマウントします。

マウント対象のディスクは、「4.1.1 CD-ROM/DVD-ROMを用いて作成する方法」にてインストールした場合は、

" 4.1.1.3 CD-ROM/DVD-ROMインストールの実行"にてOSのインストール先に指定したデバイス、「4.1.2 ネッ

トワークインストールサーバを用いて作成する方法」にてインストールした場合は、"4.1.2.5 ネットワークイ ンストールの実行"にてOS のインストール先に指定したデバイスにします。

UFSファイルシステムでインストールした場合

# mount -F ufs /dev/dsk/c1t210000E0004101D9d0s0 /mnt <RETURN>

ZFSファイルシステムでインストールした場合(Solaris10)

プールをインポートした際、エラーメッセージが表示される場合がありますが、無視して次の手順に進ん でください。

# zpool import <RETURN>

プール: rpool

ID: 9153334525621735888 状態: ONLINE

アクション: プールの名前または数値識別子を使用してプールをインポートできます。

構成:

rpool ONLINE c1t210000E0004101D9d0s0 ONLINE

# zpool import 9153334525621735888 <RETURN> zpool importで確認したIDを指定する。

# zfs list <RETURN>

NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 5.98G 92.5G 93K /rpool

rpool/ROOT 4.98G 92.5G 18K legacy rpool/ROOT/s10_1008 4.98G 92.5G 4.98G / rpool/dump 512M 92.5G 512M -

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rpool/export 38K 92.5G 20K /export rpool/export/home 18K 92.5G 18K /export/home rpool/swap 512M 92.9G 88.0M -

# zfs set mountpoint=legacy rpool/ROOT/s10_1008 <RETURN>

# mount -F zfs rpool/ROOT/s10_1008 /mnt <RETURN>

ZFSファイルシステムでインストールした場合(Solaris11)

プールをインポートした際、エラーメッセージが表示される場合がありますが、無視して次の手順に進ん でください。

# zpool import <RETURN>

プール: rpool

ID: 9153334525621735888 状態: ONLINE

アクション: プールの名前または数値識別子を使用してプールをインポートできます。

構成:

rpool ONLINE c1t210000E0004101D9d0s0 ONLINE

# zpool import 9153334525621735888 <RETURN> zpool importで確認したIDを指定する。

# zfs list <RETURN>

NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 15.0G 51.5G 77.5K /rpool

rpool/ROOT 3.03G 51.5G 31K legacy rpool/ROOT/solaris 3.03G 51.5G 2.51G / rpool/ROOT/solaris/var 349M 51.5G 180M /var rpool/VARSHARE 52K 51.5G 52K /var/share rpool/dump 4.06G 51.6G 3.94G - rpool/export 154M 51.5G 32K /export rpool/export/home 154M 51.5G 154M /export/home rpool/swap 2.06G 51.5G 2.00G -

# beadm list <RETURN>

be_find_current_be: failed to find current BE name

BE Active Mountpoint Space Policy Created -- --- --- --- --- --- solaris R - 3.73G static 2013-10-03 07:32

# beadm mount solaris /mnt <RETURN>

4. /mntディレクトリ配下の設定ファイルを修正してください。

1)/etc/vfstabに問題があり変更する場合は、/mnt/etc/vfstabを修正してください。

5. Solaris 10 10/08 および、Solaris11以降のシステムボリュームを使用している場合は、boot-archiveを更新します。

Solaris 10 5/08以前のシステムボリュームを使用している場合は、次の手順に進んでください。

# /mnt/sbin/bootadm update-archive -R /mnt <RETURN>

6. 変更が終了した場合には、次の手順でブートディスクをアンマウントし、OBP環境に移行します。

UFSファイルシステムの場合

# cd / <RETURN>

# umount /mnt <RETURN>

ZFSファイルシステムの場合(Solaris 10)

マウントポイントをルートにした際、エラーメッセージが表示されますが、無視して次の手順に進んでく ださい。

# cd / <RETURN>

# umount /mnt <RETURN>

# zfs set mountpoint=/ rpool/ROOT/s10_1008 <RETURN>

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ZFSファイルシステムの場合(Solaris 11)

# cd / <RETURN>

# beadm umount solaris <RETURN>

7. 必要があればサーバ本体装置のサービスモードを解除します。

SPARC M12-1/M12-2/M12-2S、SPARC M10-1/M10-4/M10-4S、SPARC T3-1/T3-2/T3-4/T4-1/T4-2/T4-4 および

SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440を使用している場合は、以下のコマンドを実行します。

ok setenv auto-boot? true <RETURN>

SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 を使用している場合は、サーバ本体のモードスイッチを

Lockedにします。

8. 元の手順に戻りブート手順から再度実行します。

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付録 B マルチパス解除手順

ブートディスクのマルチパスを解除する場合は、以下の手順で行ってください。

手順以外の方法での解除や、手順を間違えるとbootできなくなる場合があります。

PRIMECLUSTER GDおよびPRIMECLUSTER GDSでミラーリングしている場合は、ミラーリングを解除してから、以

下の手順を実行してください。

B.1 Solaris 標準マルチパスドライバ (MPxIO) の場合

Solaris標準マルチパスドライバ(MPxIO)の解除手順です。

"4.2.2 Solaris OS 標準機能マルチパスドライバ(MPxIO)の設定"の手順 5 で"すべてのファイバーチャネルパスまたは

FCoEパスに対するマルチパスを有効にする場合"の手順でマルチパスを有効にした場合は、"すべてのファイバーチャ ネルパスまたはFCoEパスに対するマルチパスを無効にする場合"の手順でマルチパスを解除してください。"特定パス のみマルチパスを有効にする場合"の手順でマルチパスを有効にした場合は、"特定パスのみマルチパスを無効にする 場合"の手順でマルチパスを解除してください。

 すべてのファイバーチャネルパスまたはFCoEパスに対するマルチパスを無効にする場合

1. stmsbootコマンドを使用してすべてのファイバーチャネルパスまたはFCoEパスに対するマルチパスを無効に

します。

# /usr/sbin/stmsboot -D fp -d <RETURN>

警告: この操作には再起動が必要です。

継続してもよろしいですか? [y/n] (デフォルト: y) <RETURN>

変更が有効になるのは、システムのリブート後です。

システムを今すぐリブートしますか? [y/n] (デフォルト: y) <RETURN>

※ コマンド実行後、システムをリブートするか確認があります。すべてyesと応答してください。

 特定パスのみマルチパスを無効にする場合

1. 特定パス(HBAまたはCNAのポート)に対するマルチパスを無効にします。

● Solaris 10の場合

# vi /kernel/drv/fp.conf <RETURN>

name="fp" parent="/pci@4,600000/QLGC,qlc@0" port=0 mpxio-disable="yes";

name="fp" parent="/pci@5,700000/QLGC,qlc@0" port=0 mpxio-disable="yes";

● Solaris 11の場合

# vi /etc/driver/drv/fp.conf <RETURN>

name="fp" parent="/pci@4,600000/QLGC,qlc@0" port=0 mpxio-disable="yes";

name="fp" parent="/pci@5,700000/QLGC,qlc@0" port=0 mpxio-disable="yes";

2. 特定パス(HBAまたはCNAのポート)に対するマルチパス設定状況を反映します。

# /usr/sbin/stmsboot -u <RETURN>

警告: この操作には再起動が必要です。

継続してもよろしいですか? [y/n] (デフォルト: y) <RETURN>

変更が有効になるのは、システムのリブート後です。

システムを今すぐリブートしますか? [y/n] (デフォルト: y) <RETURN>

※ コマンド実行後、システムをリブートするか応答があります。すべてyes と応答してください。システム リブート後、特定パスに対するマルチパスの有無が反映されます。

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