2. 仕様の概要比較
2.35 フラッシュメモリ(ROM)
表2.68にフラッシュメモリ仕様の概要比較を、表2.69にフラッシュメモリのレジスタ比較を示します。
表2.68 フラッシュメモリ仕様の概要比較
項目 RX630 RX231
メモリ容量 ユーザ領域:最大2Mバイト
データ領域: 32Kバイト
ユーザブート領域: 16Kバイト
ユーザ領域: 最大512Kバイト
データ領域: 8Kバイト
エクストラ領域:
スタートアップ領域情報、アクセスウィ ンドウ情報、ユニークIDを格納 リードサイクル コードフラッシュ
ICLK 1サイクルの高速読み出し
E2データフラッシュ
ワード、バイトアクセス時にはFCLK 6 サイクルでの読み出し
32MHz以下:ウェイトなし
32MHz~54MHz時はウェイトあり。ROM アクセラレータにヒットした命令はウェイ トなしでのアクセスが可能。
イレーズ後の値 コードフラッシュ FFh
E2データフラッシュ 不定値
ROM FFh
E2データフラッシュ FFh
プログラム/イ レーズ方式
ROM/E2データフラッシュの書き換えを
行う専用のシーケンサ(FCU)を内蔵
FCUへコマンドを発行することによ り、ROMへP/Eを実行可能
専用フラッシュメモリプログラマによる シリアルインタフェース通信を介した書 き換え (シリアルプログラミング)
ユーザプログラムによるフラッシュメモ リのプログラム/イレーズ (セルフプロ グラミング)
プログラム/ イレーズ用の専用シーケン サのモードへ移行して、プログラム/ イ レーズ用のコマンドを発行することによ り可能
専用フラッシュメモリプログラマによる シリアルインタフェース通信を介した書 き換え (シリアルプログラミング)
ユーザプログラムによるフラッシュメモ リのプログラム/イレーズ (セルフプロ グラミング)
セキュリティ機 能
フラッシュメモリの不正改ざん/不正読み出 しを防止
フラッシュメモリの不正改ざん/不正読み出 しを防止
プロテクション 機能
ソフトウェアプロテクト機能:
レジスタ設定やロックビットにより意図 しない書き換えを防ぐことが可能
FCUのコマンドロック機能:
P/E中に異常を検出した場合、以後のP/E 処理を禁止
フラッシュメモリの誤書き換えを防止
BGO (バックグ ラウンドオペ レーション) 機 能
E2データフラッシュへのP/Eを実行してい る期間、CPUはROM領域のプログラムを 実行可能
E2データフラッシュの書き換え中に、ROM 上に配置されたプログラムを実行可能
サスペンド/レ ジューム機能
ROMへのP/Eを中断し、CPUはROM 領域のプログラムを実行可能 (サスペン ド)
中断した後、ROMへのP/Eを再開可能 (レジューム)
—
項目 RX630 RX231 プログラム/イ
レーズ単位
ユーザ領域およびユーザブート領域への プログラム: 128バイト
ユーザ領域のイレーズ: ブロック (64K, 32K, 16K, 4Kバイト)
ユーザブート領域のイレーズ: 16Kバイ ト
データ領域へのプログラム: 2バイト
データ領域のイレーズ:ブロック (32Kバ イト)
ユーザ領域へのプログラム: 8バイト
ユーザ領域のイレーズ:ブロック (2Kバ イト)
データ領域へのプログラム: 4バイト
データ領域のイレーズ:ブロック (1Kバ イト)
その他の機能 セルフプログラミング中の割り込み受け付 け可能
セルフプログラミング中の割り込み受け付 け可能
本MCUの初期設定をオプション設定メモ リに設定可能
本MCUの初期設定をオプション設定メモ リに設定可能
— コードフラッシュメモリのスタートアップ
領域をブロック0~7、8~15から選択可能 オンボードプロ
グラミング
ブートモード (SCIインタフェース)によ るプログラム
調歩同期式シリアルインタフェース (SCI1) を使用
通信速度は自動調整
ユーザブート領域も書き換え可能
USBブートモードによる書き換え
USB0を使用
特別なハードウェアが不要で、PCと 直結可能
ユーザブートモードによる書き換え
ユーザ独自のブートプログラムを作 成可能
ユーザプログラム中のROM書き換え ルーチンによる書き換え
システムをリセットすることなく ROMの書き換えが可能
ブートモード (SCIインタフェース) に よるプログラム
調歩同期式シリアルインタフェース (SCI1) を使用
通信速度は自動調整
ブートモード(USBインタフェース)に よるプログラム
USB2.0ファンクションモジュールの
チャネル0 (USB0) を使用
USBケーブルだけを用いてパソコン と接続が可能
セルフパワー、バスパワーいずれの モードでもフラッシュ書き換えが可 能
ブートモード(FINEインタフェース)に よるプログラム
FINEを使用
ユーザプログラム内のフラッシュ書き換 えルーチンによるユーザ領域とデータ領 域の書き換え
システムをリセットすることなく ROMの書き換えが可能
専用パラレルプ ログラマによる プログラム/イ レーズ
フラッシュライタを使用して、ユーザ領域/
ユーザブート領域の書き換えが可能 (フ ラッシュライタを使用したデータ領域の書 き換えはできません)
フラッシュライタ (シリアルプログラマ、パ ラレルプログラマ) を使用して、ユーザ領 域、データ領域の書き換えが可能
ユニークID 本MCU個体ごとの16バイト長のIDコード (Gバージョン製品のみ使用可能)
本MCU個体ごとの16バイト長のIDコード
項目 RX630 RX231 IDコードプロテ
クト
ブートモード時、シリアルプログラマと の接続の許可または禁止を、IDコードに より制御可能
オンチップデバッギングエミュレータ接 続時、IDコードにより制御可能
パラレルプログラマ接続時、ROMコー ドにより制御可能
ブートモード時、シリアルプログラマと の接続の許可または禁止を、IDコードに より制御可能
オンチップデバッギングエミュレータ接 続時、IDコードにより制御可能
パラレルプログラマ接続時、ROMコー ドにより制御可能
スタートアップ プログラム保護 機能
— ブロック0~7 (1ブロック= 2Kバイト)の書
き換えを安全に行うための機能
エリアプロテク ション
— セルフプログラミング時、ユーザ領域内の
指定された範囲のみ書き換えを許可し、そ れ以外への書き換えを禁止することが可能
表2.69 フラッシュメモリのレジスタ比較
レジスタ ビット RX630 RX231
FWBn — — フラッシュライトバッファnレ
ジスタ (n = 0~3)
FWEPROR — フラッシュP/Eプロテクトレジ
スタ
—
FMODR — フラッシュモードレジスタ —
FASTAT — フラッシュアクセスステータス
レジスタ
—
FAEINT — フラッシュアクセスエラー割り
込み許可レジスタ
—
FRDYIE — フラッシュレディ割り込み許可
レジスタ
—
DFLRE0 — E2データフラッシュ読み出し許
可レジスタ0
—
DFLRE1 — E2データフラッシュ読み出し許
可レジスタ1
—
DFLWE0 — E2 データフラッシュP/E許可レ
ジスタ0
—
DFLWE1 — E2 データフラッシュP/E許可レ
ジスタ1
—
FCURAME — FCURAMイネーブルレジスタ —
FSTATR0 PRGSPD プログラムサスペンドステータ
スフラグ
—
ERSSPD イレーズサスペンドステータス
フラグ
—
SUSRDY サスペンドレディフラグ —
PRGERR プログラムエラーフラグ (b4) プログラムエラーフラグ (b1)
ERSERR: RX630 ERERR: RX231
イレーズエラービット (b5) イレーズエラーフラグ (b0)
ILGLERR イリーガルコマンドエラーフラ
グ (b6)
イリーガルコマンドエラーフラ グ (b4)
FRDY フラッシュレディフラグ —
BCERR — ブランクチェックエラーフラグ
EILGLERR — エクストラ領域イリーガルコマ
ンドエラーフラグ
FSTATR1 FLOCKST ロックビットステータスビット —
FCUERR FCUエラーフラグ —
FRDY — フラッシュレディフラグ
EXRDY — エクストラ領域レディフラグ
DFLCTL — — E2データフラッシュ制御レジス
タ
FENTRYR FENTRY1 ROM P/Eモードエントリビット
1
—
FENTRY2 ROM P/Eモードエントリビット
2
—
FENTRY3 ROM P/Eモードエントリビット
3
—
レジスタ ビット RX630 RX231
FPSR — — プロテクト解除ステータスレジ
スタ
FPMCR — — フラッシュP/Eモード制御レジ
スタ
FISR — — フラッシュ初期設定レジスタ
FRESETR FRKEY[7:0] キーコード —
FCMDR — FCUコマンドレジスタ —
FCPSR — FCU処理切り替えレジスタ —
DFLBCCNT — E2データフラッシュブランク
チェック制御レジスタ
—
FPESTAT — フラッシュP/Eステータスレジ
スタ
—
DFLBCSTAT — E2データフラッシュブランク
チェックステータスレジスタ
—
PCKAR — 周辺クロック通知レジスタ —
FASR — — フラッシュ領域選択レジスタ
FCR — — フラッシュ制御レジスタ
FEXCR — — フラッシュエクストラ領域制御
レジスタ
FSARH — — フラッシュ処理開始アドレスレ
ジスタH
FSARL — — フラッシュ処理開始アドレスレ
ジスタL
FEARH — — フラッシュ処理終了アドレスレ
ジスタH
FEARL — — フラッシュ処理終了アドレスレ
ジスタL
FWBn — — フラッシュライトバッファnレ
ジスタ
FEAMH — — フラッシュエラーアドレスモニ
タレジスタH
FEAML — — フラッシュエラーアドレスモニ
タレジスタL
FSCMR — — フラッシュスタートアップ設定
モニタレジスタ
FAWSMR — — フラッシュアクセスウィンドウ
開始アドレスモニタレジスタ
FAWEMR — — フラッシュアクセスウィンドウ
終了アドレスモニタレジスタ