第 2 章 : 応用編
2. フォルダ/ファイル名の対応付けと並び替え
内部の文字コードの違いにより、Web サイト上でのフォルダ/ファイルの並び順が変換元フォルダのそれと異な ってしまう場合があります。これはフォルダ/ファイルの並び順が Windows のエクスプローラは Shift_JIS によって 決まるのに対し、Net-It Web サイト上では UTF-8 で決まるためです。
名前変換テーブル「_NameMap.txt」を使用することで、原本のフォルダやファイルに任意の名前をつけて Net-It Web サイトで公開したり、任意の順番で表示したりすることが可能になります。
※本機能は Net-It Central 管理画面[Property Manager]タブの[Custom Title]、及び[Sort Folder contents by]
の設定と同じ機能になりますが、_NameMap.txt と[Custom Title] / [Sort Folder contents by]の両方が設定 されている場合は[Custom Title]/ [Sort Folder contents by]の設定が優先されます。また、Contributor でも 設定することが可能です。
表示順を変更する
設定するためには、_NameMap.txt という名のファイルを作成し、実際のファイル名またはフォルダ名とそれに対 応する Net-It Web サイトでの表示名を、"実際のファイル名またはフォルダ名: Net-It Web サイトでの表示名"と いう形式で記載します。たとえば、次のようになります。
例)_NameMap.txt を使ってフォルダの並び順を変更する場合
<変換元フォルダ>
<変換後の Web サイト>
日本語のフォルダ名では並び順が変わっ てしまうことがある。
_NameMap.txt を使い、並び順を変えます。
_NameMap.txt ファイルは、上の図のように変更対象となるフォルダ内に保存してください。
変換元フォルダ内でサブフォルダがネストされている場合は、サブフォルダごとに_NameMap.txt ファイルを配置 する必要があります。
_NameMap.txt ファイルは、メモ帳などのテキストエディタを使って作成してください。
※注意事項
_NameMap.txt を保存する際は UTF-8 で保存する必要があります。
_NameMap.txt ファイルは削除しないでください。
_NameMap.txt を作成し、
変換元フォルダに置いて 変換実行。
_NameMap.txt で指定した 別名で並び替えられる。
UTF-8 を選択して保存する。
ソート順を指定する
_NameMap.txt ファイルを使用して、フォルダ内のファイルを並べ替えるキーを指定することもできます。通常、
_NameMap.txt に指定されたファイル名はその変更後の名前順でソートされてアップロードされます。ただし、次の いずれかの行を_NameMap.txt ファイルの先頭に追加すると、更新日時順、元ファイル名順などで、ソートキーを 変更できます。
ソートキー 説明
Sort Name 原本ファイル名
Sort ModTime ファイルの最終更新日時 Sort Title カスタムタイトル(ファイル別名)
カスタムタイトルが設定されていないフォルダ/ファイルには原本ファイル名が 適用されます。
例)
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