•
エッジの位置をはさんで、プラスとマイナスの値が対 になって現れる
エッジ位置の両側に、プラスの値と マイナスの値が対になっている
画素値
入力画像
1次微分
2次微分
35
ラプラシアン・フィルタの結果
•
方向に依存しないエッジが直接得られるラプラシアンは微分を繰り返すことになるため、
ノイズを強調してしまう 36
ガウス分布関数のラプラシアン
•
ガウシアン・フィルタをかけて平滑化を行った 後、ラプラシアン・フィルタを施す–
ノイズの低減• LOG
フィルタ(Laplacian Of Gaussian
)
− +
−
=
2+
2 6 2 2 2 2log
exp 2
2 ) 2
,
( x y x y πσ σ x σ y
h
37
LOG フィルタの近似結果
σ
の値を適当に調整することにより、画像から抽出する対象の 構造の細かさを選択することができる 38鮮鋭化
•
元の画像の濃淡を残したまま、エッジを強調 する–
鮮鋭化フィルタ–
鮮鋭化の程度の制御39
鮮鋭化
•
鮮鋭化–
エッジが強調された画像–
エッジ部分の両側で、明るい(画素値が大きい)部分はより明るく、暗い(画素値が小さい)部分は より暗くなり、かつエッジの傾斜が急になる
40
鮮鋭化フィルタ
•
入力画像をそのまま出力する(何もしない)フィルタから、ラプラシアン・フィルタを引き算 する
0 0 0
0 1 0
0 0 0
0 1 0
1 -4 1
0 1 0
何もしないフィルタ ラプラシアン・フィルタ
0 -1 0 -1 5 -1
0 -1 0 鮮鋭化フィルタ
41
鮮鋭化フィルタ(変形版)
•
ラプラシアン・フィルタ(変形版)を引き算する0 0 0
0 1 0
0 0 0
0 1 0
1 -8 1
0 1 0
何もしないフィルタ ラプラシアン・フィルタ(変形版)
0 -1 0 -1 9 -1
0 -1 0 鮮鋭化フィルタ
原画像 鮮鋭化フィルタ
42
鮮鋭化の程度の制御
•
鮮鋭化–
入力画像からラプラシアン・フィルタの出力画像 を引く•
鮮鋭化の程度を変える–
定数培する倍率をk (k>0)
– k
の値が大きくなると、鮮鋭化の度合いが増す0 -k 0
-k 1+4k -k
0 -k 0
-k -k -k
-k 1+8k -k
-k -k -k 43
オペレータ
•
このような格子状の数値の並び–
オペレータ、マスク•
このフィルタ処理は、畳み込みによるフィルタ 処理と本質的に同じ–
オペレータはインパルス応答に対応する–
インパルス応答とオペレータは、互いに行列を180 °回転させた関係
44
課題の予定
• 11
月20
日 通常授業• 11
月21
日 補講• 12
月18
日 課題の提案–
どんな作品、あるいは機能とするのか、概要を 一枚物レポートとして提出–
必要事項
名前、学籍番号
タイトル
概要(ポイントは何か、面白いところはどこか、どの 手法を使って、どういう手順で進めるのか)• 1
月22
日 課題の提出45
課題例
•
写真と実物との合成•
立体写真でもOK
–
でも、ディスプレイがない名前:高専太郎 番号:0000
タイトル:た、立った!
概要
ポイント:1つのカメラで撮影した写真に、
画像処理を施す
面白いところ:フィギュア(本物)と実写(パ ソコンに提示)の融合において、照明効果 を考慮する
手法:デジカメを使って素材を取得し、画 像処理ツールで輝度や色を修正する。実 写と実物が違和感なく見えるようにする。
手順:フィギュアを用意、背景画像を設定、
デジカメで撮影、画像処理ツールで編集、
調整
原理図など
SDガンダム
ドキュメント内
05空間フィルタリングpdf 映像メディア工学2017 ヒューマンコンピュータインタラクション研究室 05空間フィルタリング
(ページ 35-47)