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1. 2 パートタイム労働者の事例 (2/2)

フランス労働法典 L. 1251-18 条

派遣労働者が受け取る報酬は、派遣先企業において、同等の職業格付けで同じ労働ポストに 就く労働者が、試用期間の終了後受け取るであろう報酬を下回るものであってはならない。

※ 「報酬」とは、労働条件に従った期間における業務の遂行を理由として、使用者が労働者に対 して、現金又は現物で、直接又は間接に、供与する給与、通常の基本若しくは最低賃金その他 の諸手当又は付加給付金のことを意味する。

Cass. soc., 29 November 2006, n°05-40.755

派遣労働者は、派遣先における勤続要件を満たす限り、派遣先の労働者に対して支払われる13 か月分の賞与の支払いを受ける権利を有する。

Cass. soc., 14 February 2007, n°05-42.037

派遣労働者は、派遣先の無期契約労働者に付与されるのと同様の食券を付与される権利を有す る。かかる食券の付与がなされない場合、派遣労働者は派遣元に対して損害賠償請求をすること ができる。

Cass. soc., 31 October 2012, n°11-21.293

派遣元は、派遣先において有効な法律上及び契約上の条件に従い、派遣労働者の報酬の全て の構成要素を支払う義務を負う。派遣労働者に対して時間外手当及び深夜勤務手当が支払われ ない場合、派遣労働者は、使用者の債務不履行であるとして派遣元との間の雇用契約を解除す ることができる。

1. 3 派遣労働者の事例

Ⅰ. 調査目的

Ⅱ. ドイツにおける同一労働同一賃金に関する制度・判例

1. 正規・非正規労働者間の不合理な処遇格差を禁止する法制等 2. 裁判例(ドイツ)

3. 裁判例(EU裁判所)

Ⅲ. フランスにおける同一労働同一賃金に関する制度・判例

1. 労働者カテゴリーごとの平等取扱い原則の適用

2. 同一労働同一賃金原則

Ⅳ. イギリスにおける同一労働同一賃金に関する制度・判例

いわゆる Ponsolle 判決 (Cass. soc., 29 October 1996, n ° 92-43.680) により、同じ職 場において同じ状況下で勤務している労働者に対する賃金格差は、これを正当化す る客観的理由がない限りは禁止されるというルールが確立された。

同一賃金同一労働原則は、基本給のみならず、付加給付金にも適用され、賞与そ の他の恩恵にも適用され得る (Cass. soc., 10 October 2000, n ° 98-41.389; Cass.

soc., 18 May 1999, n ° 98-40.201) 。

同一労働同一賃金原則が適用された労働条件等としては、以下が挙げられる。

営業的チャレンジにおいて付与された賞 (Cass. soc., 18 January 2000, n°98-44.745)

ソーシャルプランによって支給された手当 (Cass. soc., 10 July 2001, n°99-40987)

勤続手当 (Cass. Soc., 1st July 2009, n°07-42.675)

食事手当 (Cass. soc.; 10 October 2013, n°12-21.167)

職業分類 (Cass. Soc., 10 October 2012, n°11-10.454)

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