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8-2 利用者からみた魅力づくりの検討

(1)サービス向上に向けた取組み提案(ソフト・ハード)

(2)走行環境向上に向けた取組み

【ソフト】

●ホームページの開設、携帯電話等による運行情報の提供

(バスロケーションシステム)

●愛称募集

●パスモの活用

●施設利用券とのセット割引

●商店街とのタイアップ(一定額以上の買物でバス利用券の発行)

●地域イベント、観光施設との連携

●時刻表のわかりやすさ

(事業者ごとではなく、シャトルバスと一般のバスが一緒になっている)

●コミュニティとしての車内広告の活用 等

8-3 PR、周知活動に向けた企画提案

(1)環七シャトルバスサポーターの導入

(2)環七シャトルバス利用者向けサービス協賛の呼びかけ

(3)環七シャトルバス広告協賛の呼びかけ

○サポーター募集

趣 旨 環七シャトルが実現するかしないかはどれだけ利用してもらえるかによる。

区内、区外を問わず、さらにバスをよく利用するしないを問わず、環七シャト ルの必要性を理解してくれる人が、自ら利用することで、環七シャトル実現化 に一役買うといった区、バス事業者、利用者が一緒になって育てていく環境づ くりが必要である。

その取組みとして環七シャトルの実現を望む人がサポーターとしての認識を 持って利用するサポーター制度を取り入れる。

目 的 ・事業成立に向けた利用者確保 ・サポーターによるPR及び利用促進

・サポーターからの意見収集による第 3 者から見た現況把握とそれに基づい た運行の見直し・改善

内 容 ・シャトルバスを積極的に利用してもらう。

・身近な人に身近な場所で、いろいろな機会にシャトルバスの話題を出すこと により、PRに努めてもらう。

・アンケート等により定期的に意見を提出してもらう。

期 間 実証運行期間中(平成19年4月から平成20年3月まで予定)

募集人員 制限なし

応募資格 シャトルバスルート沿線に居住、または通勤、通学の方ならびに私事等の目的 で利用できる環境にある方で、シャトルバスの実証運行を期間中、積極的に利 用することで応援してくれる方。

応募方法 はがきまたは区ホームページによる応募

(1)住所、(2)氏名、(3)年齢、(4)性別、(5)職業、(6)連絡先など 募集期間 2月~実証運行期間中

登 録 事務局にて行う。

周知方法 広報えどがわ、区ホームページ掲載、町自治会、商工団体、学校、事業所への PR、広報かつしか(掲載要請)・一般紙(記事提供)・ケーブルテレビ・FM えどがわ(紹介要請)、車内掲示、その他

特 典 ・登録後に区から登録証を送付する。

・サポーターには定期的に情報提供をする。

・登録証を使った特典を事業者等からの協力を得て提供する。

(※サポートしてくれる事業所等を募る)

■サポーター募集の流れ

募集要領の配布

定期券売場 営業所

シャトルバス車内

広報誌

江戸川区 ホームページ

各種団体 町会・学校・事業

者等

郵 便 等 に よ る 申込み

( 名簿 作 成

江戸川区

サ ポ ータ ー 登 録証 の 発 行( ラ ミ ネー ト 加 工)

サ ポ ー タ ー

定期的な情報提供(状況報告・特典情報)

アンケート調査の依頼

アンケート調査に回答 説

・ 依頼

○チラシ・ポスター等について

■ポスター、チラシ内容イメージ

【ポスター】

【チラシ】

表面

裏面

○バス車両表示板について

9.実証運行調査(1年目)の結果

9-1 実証運行結果について 9-1-1 乗客数

・運行開始以降、天候や、夏休み・クリスマス・三連休といった休日需要によって、利 用客の変動はあるものの、土休日のTDR方面への利用を中心に、着実に利用客が伸 びている。

・土曜日の利用が多く、各月の利用人員の最高値も、土休日に多く出ている。

・平日も、朝のラッシュ時を中心に利用客が伸びている傾向にある。

・TDRの閉園時間帯に出る便を中心に多くの利用客があり、TDRを出発した時点で 満員になる状況も生じている。

・TDR系統の需要に対応するため、9月15日に実施したダイヤ改正(土休日増便、

72→96 便)によって、利用客がさらに増加している。

月別利用者数の推移

37,382

58,842 56,888 59,259

53,742 56,095 44,712 44,698 46,151

54,155 51,959

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

(人)

1日当り利用者数の推移

1,129 1,349

1,470

1,846 1,798

1,670 1861

1,481 1,638

1,537

2,025 2,126

1,962 1,822

2097

1,246

1442 1490 1489

1747 1732

1898 1896

1,734 1,934 1,880

1,660 1,767

1,511

1,841

1,442 1,690

1912

1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

(人)

平 日 土休日 平均

一便当りの利用者数の推移

20.4

23.0 23.2

20.6

24.1

18.8 21.8

17.3

20.0 20.7 20.7 23.9

22.0

24.3 24.1 23.9

21.4 24.6 25.8

15.7

21.0

26.1 25.6 25.0

23.1

18.7

20.0 22.8

20.3 22.1 20.9 21.1

21.3

15.0 17.0 19.0 21.0 23.0 25.0 27.0

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

(人)

平 日 土休日 平均

9-1-2 運賃収入および経費

・環七シャトル収支見込(平成 19 年4月1日~平成 20 年3月 31 日)

運賃収入 119,575千円 運行経費 163,071千円 収 支 ▲43,496千円

9-1-3 事業性

・京成バス算定による収支においても、現時点では採算ラインに届いていない状況であ る。しかし、引き続き魅力づくりを進め利用促進を図っていくことにより、収支の赤 字幅も狭まり、採算ラインに近づいていくものと考えられる。

9-1-4 まとめ

・今後は、TDR発便の混雑緩和および、平日朝ラッシュ時の通勤・通学需要に対応す るため、時刻の変更・見直しを行っていく必要がある。

・また、引き続き「環七シャトル」バスのPRを強化することにより、葛飾区・江戸川 区北部方面から江戸川区南部・TDR方面へのレジャー利用に加え、通勤・通学需要 をさらに掘り起こすことで、利用客の増加を図ることが望ましい。

9-2 利用実態の把握について

9-2-1 アンケート結果(利用者調査から)

■利用目的

・平日は通勤利用が多く、休日はレジャーや買物利用が多くなる。

シャトルバスを利用した主な目的は

47.1%

16.5%

3.9% 8.8%

15.5%

22.0%

49.7%

12.1%

12.2%

0.3%

4.1%

3.0%

1.9%

2.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平日

休日

通勤 通学 買物 通院 業務 レジャー その他

■同じ目的で以前利用していた交通手段

・路線バスからの転換が多くなっているが、鉄道からの転換もみられる。

2%

1%

23%

24%

5%

2%

26%

3%

1%

4%

4%

3%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

徒歩のみ 自転車 バス 鉄道 自転車+バス 自転車+鉄道 バス+鉄道 自転車+バス+鉄道 タクシー 自動車 自動車+鉄道 外出しなかった

■年齢構成

・若年層から高齢者まで幅広い層に利用されており、交通弱者(高齢者等)のモビリティ向 上に効果を発揮している。

30代 24.8%

50代 13.7%

60代 12.6%

70代以上 14.1%

10代 3.0%

20代 17.0%

■利用頻度

・平日は通勤利用が多くなるため利用頻度か高くなるが、休日の利用頻度は低い。

利用頻度

26.4%

11.0%

24.2%

14.7%

21.8%

26.3%

16.8%

29.1%

10.7%

19.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平日

休日

週に5回以上 週に3~4回 週に1~2回 月に2~3回 月に1回以下

■利用満足度

・運賃やバス停間隔は満足度が高いが、運行間隔は満足度が低い。

満足度評価

70.0%

19.1%

33.4%

54.5%

60.7%

47.0%

41.0%

8.0%

12.8%

16.3%

17.8%

14.4%

11.8%

13.9%

16.9%

14.2%

30.5%

22.8%

18.0%

35.6%

33.6%

3.8%

33.6%

13.9%

3.4%

4.8%

4.6%

9.2%

20.2%

5.9%

2.3%

1.0%

2.1%

1.5%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

運賃 運行間隔 定時性 速達性 バス停間隔 乗り継ぎ 案内情報

満足 やや満足 ふつう やや不満 不満

■今後の利用意向 ■利用したい理由

・今後の利用意向も高く、速達性に優れている点が大きな理由となっている。

わからない 0.9%

利用したい 99.1%

利用しない 0.0%

34.3%

11.3%

10.6%

31.5%

69.1%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%

目的地に早く移動できるから

南北移動が容易になり、外出しやすく なったから

バスなどの乗り換えがなくなり運賃が 安くなったから

主要な鉄道駅間を移動できるように なったから

その他

■改善要望

・最も重要な課題と考えられるのが運行本数を増やすことであり、次いで運行時間帯の変更 や情報・案内の提供となっている。

【1番目に重要と思うもの】 【2番目に重要と思うもの】

2.7%

1.4%

1.6%

0.9%

0.5%

1.4%

0.2%

2.5%

5.0%

1.6%

7.5%

74.7%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%

運行本数を増やす 運行時間帯を変更してほしい ダイヤを変更してほしい 他の路線バスとの接続(運行ダイヤ等)を良くする バス路線と鉄道との接続(運行ダイヤ等)を良くする バス停を増やす バス停を減らす 新たなバス路線(行き先)を増やす バスレーンを整備してほしい シャトルバスの情報・案内を増やしてほしい 特にない

その他

11.1%

4.2%

5.8%

7.8%

2.8%

7.4%

4.6%

15.1%

8.3%

5.4%

10.9%

16.7%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%

運行本数を増やす 運行時間帯を変更してほしい ダイヤを変更してほしい 他の路線バスとの接続(運行ダイヤ等)を良くする バス路線と鉄道との接続(運行ダイヤ等)を良くする バス停を増やす バス停を減らす 新たなバス路線(行き先)を増やす バスレーンを整備してほしい シャトルバスの情報・案内を増やしてほしい 特にない

その他

■シャトルバスの利用圏域(沿道居住者アンケートから)

・バス停から離れると利用率は徐々に低くなるが、一般路線バスの利用圏域といわれてい る 300m を超えても 3 割強の利用率を示しており、比較的利用圏域が広い。

・バス停によっては、距離が離れても利用率がほとんど変わらない地区もある。

※その他、沿道住民、沿道事業者、サポーター等のアンケート調査においても、同様の傾 向となっている。

距離帯別利用状況

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

0~100m 101~200m 201~300m 301~400m 401~500m

ある ない

バス停別距離帯別利用率

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100m以内 200m以内 300m以内 400m以内 500m以内

小岩駅 鹿本中学校 大杉第二小学校 一之江駅 古川親水公園 葛西駅 総合レクリエーション公園 亀有駅 老健青戸こはるびの里 青砥駅東交差点 奥戸運動場 上一色中学校

9-2-2 OD(乗降調査)から

・平日は、朝夕の通勤通学時間帯を中心に、亀有駅、小岩駅、葛西駅、葛西臨海公園駅、

TDR(東京ディズニーリゾート)での利用が多く、南北の移動に利用されている。

TDR関連の依存度は 15%である。

・休日は、平日と同様の傾向であるが、全利用者に対するTDR関連の依存度は 29%

と高くなる。

・環七シャトルバスの利用区間を分析してみると、これまで路線バスでは移動できなか った区間利用が約4割を占めている。これは、利用者にとっての新規路線であり利便 性向上を意味する。

・また、既存バス路線と並行する区間利用が約6割となっている。これは、利用者にと って交通手段の選択肢が増え、使い分けがされているものと考えられる。

利用が多い区間

平日(南行き) 平日(北行き)

休日(南行き) 休日(北行き)

出典:OD調査より 既存バス路線との関係から見たOD特性

人数 人数 人数

南行き 774 100% 264 34% 510 66%

北行き 702 100% 267 38% 435 62%

南行き 673 100% 330 49% 343 51%

北行き 671 100% 353 53% 318 47%

2,820 100% 1,214 43% 1,606 57%

従前に路線バスで移

動できなかった区間

既存バス路線と並行 する区間

平均 平日 休日

乗車バス停(利用者) 降車バス停 利用者(人) 主な利用時間帯

→ 一之江駅 27 亀有駅(140)

→ 葛西駅 23

→ 葛西駅 35 14~15 時

→ 鹿本中 32 10~11 時

→ 大杉二小 22

→ 総レク 22

→ 葛西臨海公園駅 22 小岩駅(173)

→ 一之江駅 20

→ 一之江駅 44 6~7 時

大杉二小(95)

→ 葛西駅 29

→ 葛西臨海公園駅 40 6~7 時

→ TDR 32 8~9 時

一之江駅(115)

→ 葛西駅 25

→ 葛西臨海公園駅 24 葛西駅(48)

→ TDR 21 総合レクリエーショ

ン公園(89) → 葛西臨海公園駅 72 7~8 時

乗車バス停(利用者) 降車バス停 利用者(人) 主な利用時間帯

→ 葛西駅 24

→ 一之江駅 22 TDR(104)

→ 亀有駅 21

→ 葛西駅 31 19 時~

→ 総レク 27

→ 一之江駅 23 葛西臨海公園駅

(149)

→ 亀有駅 23 総 合 レ ク リ エ ー シ ョ

ン公園(98)

→ 葛西駅 48 7~8 時

→ 小岩駅 29

→ 亀有駅 25 葛西駅(106)

→ 大杉二小 24

→ 亀有駅 29 一之江駅(76)

→ 大杉二小 23

鹿本中(45) → 小岩駅 45 8~9 時

乗車バス停(利用者) 降車バス停 利用者(人) 主な利用時間帯

→ 葛西臨海公園駅 38 9~12 時

→ TDR 32 10~11 時

→ 一之江駅 27 亀有駅(169)

→ 葛西駅 24

→ 葛西臨海公園駅 38 10~12 時 小岩駅(119)

→ 葛西駅 23 大杉二小(58) → 一之江駅 24

→ 葛西臨海公園駅 48 10~15 時 一之江駅(97)

→ TDR 32 10~11 時

→ TDR 37 8~10 時

葛西駅(67)

→ 葛西臨海公園駅 27

→ 葛西臨海公園駅 27 総合レクリエーショ

ン公園(53) → TDR 26

乗車バス停(利用者) 降車バス停 利用者(人) 主な利用時間帯

→ 亀有駅 53 20 時~

→ 一之江駅 41 20 時~

→ 葛西駅 36 18~19 時 TDR(194)

→ 小岩駅 20

→ 一之江駅 32 14~16 時

→ 葛西駅 30 19 時~

→ 亀有駅 30 16~17 時 葛西臨海公園駅

(163)

→ 小岩駅 24 総合レクリエーショ

ン公園(62) → 葛西駅 25

一之江駅(72) → 亀有駅 30 13~14 時 鹿本中(25) → 小岩駅 25

:30人以上は網掛け

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