セキュリティの脅威から個人情報を守るための暗号化手法(3)
3. ハッシュ化 (継続)
• ハッシュ化の利用目的はパスワードの管理やファイルのチェックなど。パスワードをハッシュ化 して保存することで、パスワードを生のまま管理することは不要。実際にハッシュ化されたパス ワード認証を実施する場合、入力されたパスワードをハッシュ化したものと、保存されている ハッシュ化されたパスワードを比較し、両者が一致すればOKと判断(元データとの比較でない点 に注意)。
• インターネット上から大きなサイズのファイルをダウンロードした際に、サーバ上のファイルと ダウンロードしたファイルを比較する場合にもハッシュが使用可能。大きなファイルをそのまま 比較するのは処理時間を要するので、両者をハッシュ化して比較し、一致すればダウンロードは 成功と断定可能。
• ハッシュ関数には「MD5」、「SHA-1」、「SHA-256」など。MD5には古くから脆弱性が指摘さ れ、今や非推奨。
• ハッシュ化には「復号」に相当する処理は存在しないと紹介したが、MD5には特定のハッシュ値 を持つと、元のデータを計算されてしまう脆弱性が存在(このような脆弱性を利用する攻撃を衝 突攻撃と呼称)。そのため現在ではMD5を使うことは非推奨。
暗号化とは?(4)
https://cybersecurity-jp.com/security-measures/29197インターネットの爆発的発展
◼
(突然ながら)「天使と悪魔」という小説をご存知ですか?WWW
(
World-Wide Web
:「世界規模の蜘蛛の巣」の意味)は、実は、スイスで 生れた ・・ “made in USA”
ではない◼
しかし、その後、世界に拡散し、米国に渡って大ブレーク!米国好みはや はり「派手好き」、UI
がカッコ良くないと ・・ ブラウザ(の開発)が決め手◼
サーバよりも、クライアント側で発展。ユーザ(クライアント側)では、入手 したコンテンツに、画像があっても、音声があっても(動画でも)簡単に再 生(play
)できることが重要「情報」を制するものは「世界」を制する! (1)
◼
ブラウザ戦争(Netscape vs Microsoft
)も今や語り草◼
今やWWW
とWeb
ブラウザの様々な組合せで情報が遣り取りされる・・Web computing
という名称が象徴的インターネットの爆発的発展
「情報」を制するものは「世界」を制する! (2)
インターネットの爆発的発展
◼ 1990
年代,Tim Berners-Lee
がCERN
(旧Conseil Europeen pour la
Recherche Nucleaire
,欧州原子核研究機構)所内の論文閲覧システムと して開発・所内実用を経て公表◼
3種の神器:URL
(Uniform Resource Locator
),HTML
(HyperText Markup
言語) そしてHTTP
(HyperText
転送プロトコル)が基本要素◼
典型的なサーバ・クライアントシステムとして構成:サーバ機能もクライア ント機能(ブラウザ)も独立に実装・改善可能WWW の登場:実は結構、学術的目的のために開発
バーナーズ=リーがCERNで使用 していたNeXTcube
(最初のWWWサーバ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Tim_Berners-Lee
Sir Timothy John Berners-Lee (born 8 June 1955), also known as TimBL, is an English computer scientist best known as the inventor of the World Wide Web.
(In 2004, Berners-Lee was knighted by Queen Elizabeth II for his pioneering work.)
He is a Professorial Fellow of Computer Science at the
University of Oxford and a professor at the Massachusetts Institute of Technology (MIT).
Berners-Lee proposed an information management system on 12 March 1989, then implemented the first successful
communication between a Hypertext Transfer Protocol (HTTP) client and server via the internet in mid-November.
インターネットの爆発的発展
WWW の登場:実は結構、学術的目的のために開発(2)
◼
ブラウザ(Web
クライアント)機能拡充:インターネットのキラーコンテンツ へ変貌◼ 1990
年代、Marc Andreessen
(米イリノイ大NCSA
)が初の画像表示ウ ブラウザであるMosaic
を開発。UNIX
版Mac
版,Windows
版を開発◼ 1993
年、SGI
創業者Jim Clark
とMosaic Communications
を設立(
Netscape Communications
と社名変更)。新たにNetscape Navigator ブラ ウザ
を開発・・これが爆発的流行インターネットの爆発的発展
ブラウザ( Web クライアント)の機能拡充
◼ American Dream
体現者:米国を代表する資産家・・「レンタカーを借りら れる年齢になる前に億万長者になった」(と噂)◼
その後、MicroSoft
のInternet Explorer
の猛追で、Netscape Navigator
の シェア降下。会社の業績も低迷。1998
年11
月、会社はAOL
に買収・・これ も逸話◼
そのMS
は絶頂期へひた走り。しかし・・MS
もいつまで君臨できるか?◼
(とは言うものの)今でもGAFAM (
の一角)
として、世界のディジタルビ ジネスのチャンピオン企業として君臨!(Intel
と共に驚異の生命力)インターネットの爆発的発展
ブラウザ( Web クライアント)の機能拡充 (2)
•
ブラウザの存在は限りなく大きい。•
もし「ブラウザ戦争」のような競合が起こら ず、ブラウザが地味なクライアント側ソフト で終わっていたら、今日のようなWeb
全盛 期が現出したかどうか??•
その意味でもMarc Andreessen
の貢献は大 なるものがある。•
今やブラウザの無いコンピュータは・・・そん なの(誰も)考えられない!インターネットの爆発的発展
ブラウザ( Web クライアント)の機能拡充 (3)
インターネットの爆発的発展
ブラウザ( Web クライアント)の機能拡充 (4)
LAN& Internet
GoogleのHPは 著名ですね
AmazonのHPは 便利ですね
Googleに アクセス中
アマゾンに アクセス中
◼ CPS
は小さな組み込みシステムから自動車や航空機などの大きなシステ ム、さらに国レベルでのインフラである電力ネットワークなど広範に適用◼
コンピュータによる制御のみにとどまらず、系の中に人間を含むような複 雑なシステムもCPS
と呼称◼ CPS
は実世界や人間から得られるデータを収集・処理・活用するものであ り、あらゆる社会システムの効率化、新産業の創出、知的生産性の向上 に寄与する存在インターネットと共存する世界
Cyber-Physical System (1)
岩野和生; 高島洋典. サイバーフィジカルシステムと IoT (モノのインターネット) 実世界と情報を結びつける. 情報管理, 2015, 57.11: 826-834.
◼
交通システムにおけるITS
(Intelligent Transport Systems
)は、道路や信 号に埋め込まれたセンサーや,車から送られてくる物理世界の情報に基 づき、コンピュータによって高度な制御を行い、輸送効率・快適性の向上 を目標とするよう設計・開発◼
製造業においても古くから生産現場の効率化にコンピュータが利用され、最近では、農業においても、センサから得られる情報に基づいて適切な 散水を行い、生産の効率化が行われようとして状況(スマート農業)
インターネットと共存する世界
Cyber-Physical System (2)
インターネットと共存する世界
Cyber-Physical System (3)
出典:岩野和生; 高島洋典. サイバーフィジ カルシステムと IoT (モノのインターネット) 実世界と情報を結びつける. 情報管理,
◼
従来は人間と人間をつなぐことがインターネットの主な用途だったが、各 種センサを介して得たモノの情報が直接インターネットで流通し、目的を 達成できる世界◼ CPS=IoT(
ほぼ同じ概念)
◼
どちらかというとIoT
は物理世界にあるものを中心とした見方で、それらが インターネットにつながることを重視。一方、CPS
は物理世界の情報とサ イバー世界の情報が融合することに重点。CPS
では、物理世界とサイ バー世界の融合したシステム全体と説明をしたが、IoT
では、インター ネットに接続されている「もの」の視点に力点。2020
年には地球上で500
億個のモノがインターネットへ接続とも予測。 90インターネットと共存する世界
IoT (=Internet of Things) (1)
インターネットと共存する世界
IoT (=Internet of Things) (2)
出典:岩野和生; 高島洋典. サイバーフィジ カルシステムと IoT (モノのインターネット) 実世界と情報を結びつける. 情報管理,
インターネットと共存する世界
家電も(容易に)インターネット接続 (1)
◼
スマートスピーカやスマートテレビなど、IoT
デバイスが日増しに日常生活 に融合◼ IoT
デバイスの最大の課題は、規格が統一されておらず、多種多様化し ていること。メーカ各社は独自のファームウェアを持ち、異なるプロトコル を使用し、独自のアーキテクチャを実現。分析以前に当該アーキテクチャ の理解、コンポーネントの関与、相互の関連性と相互作用の調査が必要◼
各コンポーネント間の通信には多くの脆弱性が含まれる可能性大出典: IoTデバイスのセキュリティ検証、最初にやっておくべき事 2018.9.6 https://eset-info.canon-its.jp/malware_info/special/detail/180906.html
インターネットと共存する世界
家電も(容易に)インターネット接続 (2)
◼
インターネット接続可能「スマートテレビ」は、テレビ局が提供する番組以 外に、YouTube
をはじめとした動画視聴サイトのコンテンツが簡単に楽し める。しかし、スマートテレビには、様々な攻撃が可能◼
「スマートテレビ」は、感染すると、同じネットワークに接続した別の機器に 対する攻撃の仲介役となり、攻撃は最終的に、PC
やノートパソコンに保 存されている個人情報といった、もっとうまみのある標的になるかも◼ 2013
年、サムスン電子製インターネット接続テレビのいくつかのモデルに おいて、それらのセキュリティホールを突くことにより、遠隔操作でテレビ の内蔵カメラとマイクを動かせることを、研究者が証明出典: IoTデバイスのセキュリティ検証、最初にやっておくべき事 2018.9.6
◼2016年のパリモーターショーで独ダイム ラーのディーター・ツェッチェCEOが発表 した中長期戦略の中で提唱した造語。
◼「Connected:コネクティッド化」
「Autonomous:自動運転化」
「Shared/Service:シェア/サービス化」
「Electric:電動化」の4つの頭文字で、
2015年9月モーターショーで述べた「自動 車メーカーからモビリティ・サービス・プロ バイダMSPへと変わる」という戦略の実 行の方向性を具体化したもの
◼自動車を製造・販売する会社から、クル マを移動するための手段としてサービス を提供する会社に変わる、という意味
「CASE」が自動車産業にもたらす脅威とビジネスチャンスとは 2018.08.01 https://www.dhbr.net/articles/-/5450
既に「自動車」は(コンピュータ制御の)電子機器!