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︲ ナ

ドキュメント内 播州赤穂方言文法概説 (ページ 32-36)

五 鎌 田 良 二

書イテーヘン 書 イ ト ー ヘ ン   一 ソ ウ ヤ 伝 聞 活

   

″ H ニ デ

    ソ ︲ ャ     ソ

︲ ナ    

○     ○

悪 イ ソー ニ聞 イ タ ケ ド

︒ 悪 イ ソー ヤ ナ

︑ 落 チ タ ソー ナ デ ヨ ウ ヤ 伝

○ 聞     ヨー ニ    ヨー ヤ     ヨー  ナ  

○    

○ ア カ ン ヨ ー ニナ タッ

・ス グ 来 ル ヨー ナ︒

・ン

推 量 活

○ 用

ラ 考

一予

○ 雨 ニナ ル ラ シ イ︒ 明 日 カ ラ ラ イシ デ

一二ユハ

四〇   一 七 六

29δ (ゴ2/) 播州赤穂方言文法概説

前 回 に山 内 氏 が 記 し て い る よ う に︑ 格 助 詞 の中 で省 略 さ れ る場 合 は 音︑ 節 関 係

︵例 え ば 一音 節 語 を 長 音 化 し た後 は 殆 んど 省 略

︶ や 陳 述 副 詞 の 介 入

︑ 可 能 動 詞

︑ 願 望 助 動 詞 の述 部 に対 す る 対 象 主 語 の場 合

︑ 他 動 詞 の目 的 格 に 立 つ場 合 な ど 多に い︒ 主 ガ

述 関 係 を 明 確 に打 ち 出 場す 合 は 省 略 し な い︒ 雪 ガ 降 ル︒ 海 ガ 荒 トレ ル︒ 風 ガ イナ

︒ 日常 会 話 で状 況 判 断 が お 互 い に容 易 な 場 合 は 省 略 す る こと が 多 い︒ オ 前   傘

○ ナ イ ノ カ︒ マド

○ イア ト ル  シ メ ト ヶ

︒ 願 望 や 好 悪

・可 能 の対 象 と な ると き は省 略 す る こと 多が い︒ 酒

○ ノ メ ン ヨウ ナ 奴︒ 酒

○ ノ ミ タ イ︑ ノコ 本

○ 読 メ ル︒ 一音 節 語 を 長 音 化 し た場 合 は 省 く こと が 多 い︒ モー 字

︱ ヨ メ ル ヨー ナ タッ

︒ 歯

︱ 痛 イ カン

準 体 助 詞 の場 合 は ノ

・ノ ン で表 わ す が

﹁ノ ハ﹂ ノ﹁ ン ハ﹂ の方 が 体 言 化 意 識 が強 く 働 いて い る

︒ コレ 誰 ノ ヤ︑ ヮシ ノ ン ヤ

︵﹁ ノ ヤ﹂

﹁ノ

﹂ン は

﹁ネ ヤ﹂

﹁ネ ン ヤ﹂

﹁ン ヤ﹂ と も な る︒

︱ コ 誰レ ネ ヤ

︑ ヮ シ ネ ン ヤ︒ ワ シ ン ヤ

︶︒ オ

︵ヲ

︶ 他 動 詞 を 修 飾 格 と す る 目 的 格 の フは 省 く こと 多が い︒

(ゴ28)295

鎌 田 良 

原 朗 氏 の調 査 に よ ると

︑ 高 砂 市 の お ば あ さ ん 二 人 の 二 十 分 間 の対 話 中

︑ 現 わ れ た の は

︑ た だ 一回 だ たっ と うい こと で︑

﹁が

﹂ よ り も 省 く こと が さ ら に 多 い︒ 飯

○ 食 ウ タ

︒ 酒

○ 飲 カモ

︒ 上 の文 又 は 語 を あ た か も 中 止 法 如の く体 言 の形 で止 め 直 接 動に 詞 に 続 け る 用 法 が あ る

︒ ヨー 字

○ 見 テ ミ イ

︒ 今 チ ョ トッ 物

○ 考 エト タッ ト コヤ

︒ 対 句 的 用 法 の と き も 省 く

︒ 映 画○ 見 タ リ   オ茶

○ 飲 ンダ リ

︒ 前 ニ

回 にも 引 用 さ れ て い る原 朗 氏 の

﹁播 州 方 言 の助 詞

︵﹃ 国 文 論 叢 第 四号

﹄ 神 戸 大 学

︶ に よ る と  ︑ 二の 省 略 は あ ま り な いが

︑ 播 州 方 言 と し て は 場 所 を 示 す 二の と き に へを 使 う と うい こと であ る︒ 家 二帰 ル← 家 へ

︵工

︶ 帰 ル

と 言 う

﹂ の 卜 は 普 通 省 く

︒ 田 中 ユー 人   方 言 の研 究 ユー 本 ナ イ カ

︒ これ 近は 畿 方 言 一般 と い てっ も よ く

︑ ま た播 州 一般 に も 広 く 見 ら れ る

﹁記 述 的 研 究

﹂ もに 次 の よ う にあ る の

︵こ れ は 赤 穂 も 同 じ であ る

︶︒ こ の 卜 は

﹁何 と

﹂ に 限 り 省 く こ と が でき な い で︑ 何 チ ーュ

︒ 卜思 ウ

・卜 違 ウ

︵で は な

︶い の 卜 省は く こと が でき

︑ ア タッ

○ 思 ウ ケ ド︑ ア タン ノ傘

○ 違 カウ と な る

︒ ヨ カ

・シ カ 起 点 を 示 す と き は カ をラ 用 い る が

︑ 比 較 の ヨリ は ヨカ

︑ カシ を 用 いる

Aよ り も B の方 が よ い︑ のと き は A ヨカ B ガ エ エと な る︒ これ と 同 じ 意 味 で カシ を 用 い る︒ A シカ B ガ エ エと な れ ば

︑ B の方 が よ い の であ る ︒ これ が 和 歌 山 方 言 で は 同 じ A シカ B ガ エ エと 言 う が  ︑ A の方 が よ い の であ る  ︒ 即 ち

﹁の 方 が

﹂ の意 に な る

︒ コ ンシ カ ア ガレ エ エ︒   赤 穂

︱ これ よ り も あ れ が よ  い 和 歌 山

︱ これ の方 が あ れ よ り も よ い︒ 今 回 の 調 査 で は

︑ こ の カシ は 成 人 は 全 員使 う が

︑ 中 学 生 は わ り に少 な い こと が わ か たっ

︒ 調 査

Ⅲ で は次 の 通 り で あ

計 男

一一 一一

一一 一一 一 何らかの言語上のコンタミネーショ

﹃全国方言資料﹄︵日本放送協会︶の神崎郡神崎町粟賀にも

︵また︑これはナンナリカンナリともなる︶ イツナト来 て︑己然形で中止的に受け︑それに相反する︵または対照的に相対する︶語または文に続く︒己然形で

29イ (ゴ29) イ

係 コ ヤ ¬ ナ て な が ど 助 ソ ⌒ な 卜 こ お あ う

播州赤穂方言文法概説

な   つ し い° こ た 

の も 和 播 シ の 歌 州 力 だ 山 一 は ろ と ○ 般 ¬ う 赤 に 記  °穂 は 述   と

で嬰   昌 °

赤 究   法 穂 L  

韓 │:  僣 四

の 記    な 一 ― 詞     り

と    

 

と し    な も り L

 

も 意

ナ ン ナ ト カ ン ナ ト 何 な り と も

 さ の れ の て よ 

う 

だ 

あ 七

女 1中

男 1東

女 1中

男 か 

に ―      

一 一 明  ェ

ら   か ̲

厭 δ

̲̲

(13θ)293

鎌 田 良 二

文 を 終 止 さ せ る わ け で は な い

︒ こ れ も 前 回 に も 記 さ れ て い る よ う に 中 年 以 上 の 人 が 用 い る

︒ コ ソ レ は そ れ の く ず れ た も の と み る

︒ 世 話 コ ソ ス レ

︑ 厄 介 ニ ワ ナ ラ ン︒ 親 ナ ラ コ ソ 心レ 配 ス ル ン ヤ

︒ グ

﹁ チ の ま ま

﹂ 箱 グ チ ホ シ イ ワ の よ う に

︑ 箱 ご と

︒ 鞄 グ チ ナ ク ナ タッ

︒ 入

レ モ ング チ 持 ッ テ コ イ の よ う に な る

終 助 詞 で︑ ソ ン ナ コト 知 ラ ン ーワ レ︑ ソ ン ナ コト 知 ルカ ー がレ あ る

︒ 強 い 語 勢 を あ ら わ すも の で︑ ワー はレ

﹁ワ イ﹂ か ら 変 たっ も の で︑ カ ー はレ

﹁カ イ

﹂ を 強 め たも の だ ろ う

︒ ハ ヨ仕 事 セ ン カ ー レ 男︵

︶ ︑ ソ 位レ ノ コト 知 トッ ラ ン カ ー ノ

ドキュメント内 播州赤穂方言文法概説 (ページ 32-36)

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