第 3 章 ストレージ・エンクロージャーの
ステップ 2: ドライブを準備し、バックアップする 98
ドライブを準備しバックアップするには、以下のステップを実行します。
注: 以下の手順は、アレイ/論理ドライブが定義されているドライブを収容するエン クロージャーをマイグレーションする場合にのみ使用します。新規ドライブまたは 不要なデータを含んだドライブを収容するエンクロージャーを追加する場合は、以 下の手順を実行してはなりません。
1. 関係するアレイおよび論理ドライブが Optimal 状態でない場合は、マイグレーシ ョンを試行する前に、これらのアレイおよび論理ドライブを Optimal 状態にする ために必要なステップを実行する。DS ストレージ・マネージャー・クライアン ト・プログラムの「Storage Subsystem Management (ストレージ・サブシステム 管理)」ウィンドウの Recovery Guru 機能を使用します。詳しくは、27ページの
『ストレージ・サブシステムおよびドライブ・ループを Optimal 状態にする』を 参照してください。
2. マイグレーションする予定のドライブ・エンクロージャーが Optimal 状態でない 場合は、それらのドライブを Optimal 状態にするために必要なステップを実行し てから、マイグレーションを試行する。 DS ストレージ・マネージャー・クライ アント・プログラムの「Storage Subsystem Management (ストレージ・サブシス テム管理)」ウィンドウの Recovery Guru 機能を使用します。詳しくは、27ペー ジの『ストレージ・サブシステムおよびドライブ・ループを Optimal 状態にす る』を参照してください。
3. ストレージ・エンクロージャーに定義された論理ドライブのバックアップを実行 する。
4. ストレージ・サブシステムのイベント・ログでドライブ・ループまたはそのコン ポーネント内にエラーがないか、数日間モニターを行ってから、ストレージ・エ ンクロージャーのマイグレーションを実行する。
5. マイグレーションされるハード・ディスクで定義されている論理ドライブにアク セスする、ホスト・サーバー内のすべてのプログラム、サービス、またはプロセ スを停止する。論理ドライブにデータを書き込む、実行中のバックグラウンド・
プログラム、サービス、またはプロセスがないことを確認します。(例えば、
Microsoft MSCS サービスは定期的に「Quorum」ディスクへの書き込みを行いま
す。)
6. ファイル・システムをアンマウントして、サーバー・キャッシュ内の I/O をデ ィスクにフラッシュさせる。
注:
a. Microsoft Windows 環境では、ファイル・システムをアンマウントする代わり に、マップされる LUN のドライブ名またはマウント・ポイントを除去しま す。
b. アンマウント手順についての詳細は、ご使用のオペレーティング・システム の資料を参照してください。
7. ストレージ・サブシステム・プロファイルおよびストレージ・サブシステム構成 と、ターゲット・ストレージ・サブシステムのすべてのサポート・データの収集 (collect all support data) バンドルを、マイグレーションする予定の論理ドライブ 以外の場所に保存する。
8. マイグレーションしようとするストレージ・エンクロージャーに定義されたアレ
イを Offline 状態に設定する。アレイを Offline 状態に設定するために使用する
方法は、コントローラー・ファームウェアおよびストレージ・マネージャー・ソ フトウェアのバージョンによって異なります。
v コントローラー・ファームウェアのレベルが 7.xx より前で、ストレージ・マ ネージャー・ソフトウェアのバージョンが 10.xx より前の場合、「Storage Subsystem Management (ストレージ・サブシステム管理)」ウィンドウでその アレイの名前を右クリックし、「Place (設定)」->「Offline (オフライン)」と クリックする。
v コントローラー・ファームウェアのレベルが 7.xx 以降で Storage Manager ソ フトウェアのバージョンが 10.xx 以降の場合、アレイ・エクスポート機能を 使用する。詳細については、75ページの『ステップ 3: ドライブをオフライ ン状態に設定する』 を参照してください。
注: DS3000 ストレージ・サブシステムは、SMcli インターフェースを経由して
これらのアレイ機能をサポートします。SMcli コマンドの構文については、スト レージ・マネージャーのオンライン・ヘルプを参照してください。
9. マイグレーションするドライブが FDE ドライブで、セキュア・アレイの一部と して構成されている場合は、新規ストレージ・サブシステムにインストールした 後でそのドライブをアンロックするために、セキュリティー・キーを保管する。
このキーがないと、コントローラーはドライブをアンロックして読み取りおよび 書き込み操作を行うことができません。
第 3 章 ストレージ・エンクロージャーの追加またはマイグレーション 99
ステップ 3: ストレージ・エンクロージャーをシャットダウンして、移動す る
ストレージ・エンクロージャーをシャットダウンして移動するには、以下のステッ プを実行します。
注: 以下の手順は、アレイ/論理ドライブが定義されているドライブを収容するエン クロージャーをマイグレーションする場合にのみ使用します。新規ドライブまたは 不要なデータを含んだドライブを収容するエンクロージャーを追加する場合は、以 下の手順を実行してはなりません。
1. ストレージ・サブシステムからストレージ・エンクロージャーを取り外すと、ド ライブ・ループが中断されるので、別のストレージ・サブシステムへのマイグレ ーションのためにストレージ・エンクロージャーを取り外すときは、ストレー ジ・サブシステムをシャットダウンする。ストレージ・サブシステムをシャット ダウンできない場合、ドライブ・ループを再構成し、変更するドライブ・ループ が正しく接続されること、およびその状態が Optimal であることを確認してか ら、他のドライブ・ループの再構成を試みてください。詳しくは、27ページの
『ストレージ・サブシステムおよびドライブ・ループを Optimal 状態にする』を 参照してください。
アレイ内の複数のドライブに、冗長ドライブ・ループ・ペア内のいずれのドライ ブ・ループを使っても到達できないために、アレイがストレージ・サブシステ ム・コントローラーによる偶発的な障害を起こすことがないように、この予防措 置を実行します。
ドライブ・ループが Optimal 状態であるかどうかを検査するには、以下のステッ プを実行します。
a. 接続が正しく変更されたこと、およびケーブル接続が SFP または GBIC に しっかりと挿入されていることを確認する、実際のケーブル接続の物理的な トレースを行う。
b. 変更を行ったドライブ・ループで、以下の LED が点灯または明滅していな いか、確認する。
v ESM 障害
v ポート・バイパス
v ID 競合
c. コントローラー・ドライブ・ループ LED が点灯したままであることを確認 する。コントローラー・ドライブ・ループ LED がオフである場合は、ドラ イブ・ループ内に問題があり、ループ初期設定プリミティブ (LIP) がストレ ージ・サブシステム・コントローラーによって生成されます。
d. DS ストレージ・マネージャーの「Client Subsystem Management (クライアン ト・サブシステム管理)」ウィンドウで、マイグレーションしていないストレ ージ・エンクロージャーに Loss of ESM path redundancy エラーがないこと を確認する。
変更した最初のドライブ・ループが Optimal 状態で動作することを確認する までは、冗長ドライブ・ループ・ペアの 2 番目のドライブ・ループを変更し ないでください。
2. ストレージ・エンクロージャーの電源をオフにして、それらを、マイグレーショ ン先にする予定のストレージ・サブシステムに移動する。
重要: 14 個のドライブがあるストレージ・エンクロージャーの重量は、最大
45 kg (100 lb) になります。必要な場合、ドライブおよびその他のストレージ・
エンクロージャー・コンポーネントを取り外して、取り扱いやすいようにユニッ トの重量を減らしてください。コンポーネントを再アセンブルするときに同じド ライブ・ベイにドライブを戻すことができるように、ドライブを取り外す前に、
各ドライブにマークを付けてください。EXP5060 ストレージ・エンクロージャ ーを別の場所に移動するには、リフト工具と再配置キットが必要です。詳しく は、EXP5060 ストレージ・エンクロージャーの資料を参照してください。