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2017/18 予測値(CONAB)

輸出量 0. 4億トン

インド 10.2 11.0 11.8 - 7.3

タイ 9.9 10.5 10.0 - ▲ 4.8

ベトナム 5.1 6.0 6.0 -

-パキスタン 4.1 3.9 4.1 - 5.1

米国 3.4 3.7 3.4 - ▲ 8.9

ミャンマー 1.3 2.4 2.1 0.1 ▲ 12.5

カンボジア 1.2 1.4 1.3 - ▲ 7.4

(輸入)

中国 4.8 5.3 5.3 - ▲ 0.9

ナイジェリア 2.1 2.4 2.3 0.1 ▲ 4.2

EU 1.8 1.9 1.9 - 2.7

フィリピン 1.6 1.1 1.7 ▲ 0.1 54.5

サウジアラビア 1.3 1.4 1.5 - 3.6

コートジボワール 1.3 1.3 1.5 - 15.4

イラン 1.1 1.6 1.3 - ▲ 18.8

期 末 在 庫 量 1 32. 0 138 .2 1 41. 5 18.0 2 .4

中国 78.5 86.5 92.5 17.6 6.9

インド 18.4 20.6 20.8 - 1.0

タイ 8.4 5.4 4.5 - ▲ 15.9

インドネシア 3.5 3.5 3.6 - 2.3

日本 2.5 2.4 2.1 - ▲ 12.2

韓国 1.8 1.7 1.4 - ▲ 20.1

フィリピン 2.1 2.0 2.0 ▲ 0.1

-期 末 在 庫 率 28. 2% 28 .7 % 29. 5% 3. 7 0 .7 資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」、

「Grain:World Markets and Trade」、

 「PS&D」(12 October 2017) 年   度 20 15 /16 2 016 /1 7

( 見 込 み )

2 017 /1 8

中国 30%

インド インドネ 23%

シア 8%

バングラ デシュ

7%

ベトナム 6%

タイ 4%

その他 22%

生産量 4.8億トン

インド 27%

タイ ベトナム 23%

14%

パキスタ ン 9%

米国 8%

ミャンマー 5%

その他 14%

輸出量 0.4億トン

21 -(2)米の主要生産・輸出国等の需給状況

ア インド

【需給状況】(詳細は右表を参照)

<米国農務省の見通し>

生産量は、収穫面積が増加するものの、単収が低下することから前年度より 減少し、110.0百万トンとなる見込み。

消費量は、前年度より増加し、98.0百万トンとなる見込み。

輸出量は、前年度より増加し、11.8百万トンとなる見込み。

期末在庫量は、前年度より増加し、期末在庫率は18.9%に低下する見込み。

なお、前月からの予測の改訂は、行われていない。

【生育進捗状況及び作柄】

インドでは、例年、生産量の約9割を占める主要作のカリフ米(雨季米)が 6~12月頃、ラビ米(乾季米)が11月~翌年5月頃に栽培される。

なお、同国では、約4割が灌漑設備がない圃場で栽培されているため、生産 量はモンスーン期(例年6~9月頃)の降水量に左右される。

2017/18年度は、2017年5月末にカリフ米の作付けが開始。2016/17年度はカ リフ米の収穫が2016年12月頃に終了、ラビ米は2017年5月頃に収穫がほぼ終了。

〈2017/18年度〉

カリフ米は、東部の西ベンガル州等で生殖成長期から登熟期、南部のタミルナ ドゥ州等で栄養成長期となっており、登熟期を迎えたインド北部のパンジャブ州、

ウッタル・プラデーシュ州等では、カリフ米の収穫が開始されている。

インド農業省農業協同組合局によれば、9月29日現在のカリフ米の作付面積は 37.91百万ヘクタールで、5年平均同時期(37.66百万ヘクタール)を0.7%上回る ものの、前年同時期(38.24百万ヘクタール)を0.9%下回っている。

同省第1回生産高予測(2017.9.22)によれば、生産量は前年度の96.4百万トン より減少し94.5百万トンとなるものの、5年平均を2.59百万トン上回る見込み。

前年度からの生産量の減少は、アッサム州等の洪水やタミルナドゥ州等の干ば つによるものである。

〈2016/17年度〉

インド農業省第4回生産高予測(2017.8.16)によれば、生産量は目標生産量 108.5百万トンを上回る史上最高の110.2百万トン(対2015/16年度比5.5%増)

の見込み。

【貿易情報・その他】

インドでは、米が重要な食用穀物であるため、食料安全保障や公共配分制度

(PDS)の貧困対策用等に、4半期ごとに必要な在庫水準を定め、政府備蓄を確保 している。インド食料公社(FCI)によれば、2017年9月1日時点の政府備蓄量は 21.5百万トンであり、政府が必要とする同年10月1日時点の在庫水準10.3百万ト ンを上回っている。

インドは、2011年9月の非バスマティ米輸出禁止の解除後、世界的な米主要輸 出国となった。同国商工省農産物輸出開発局(APEDA)によれば、輸出量は2016/

17年度が9.6百万トン(バスマティ米3.6百万トン、非バスマティ米6.0百万トン)。

世界の生産量シェア 2位(2017/18年度 22.7%)

輸出量シェア 1位(2017/18年度 26.7%)

表-2 インドの米需給(市場年度:10月~翌年9月)

図-2 バスマティ米と非バスマティ米の輸出量の推移

注:2017/18年度は、2017年4月から8月の輸出量、2016/17年度は 2016年4月から2017年3月

資料:インド商工省農産物輸出開発局(APEDA)のデータをもとに農林 水産省で加工

(単位:百万精米トン)

前月予測 からの変更

対前年度 増減率(%)

生 産 量 104.4 110.2 110.0 (109.0) - ▲ 0.1

消 費 量 93.6 97.0 98.0 (99.0) - 1.0

輸 出 量 10.2 11.0 11.8 (10.7) - 7.3

輸 入 量 0.0 0.0 0.0 (0.0) -

-期末在庫量 18.4 20.6 20.8 (19.0) - 1.0

期末在庫率 17.7% 19.0% 18.9% (17.3%) - ▲ 0.1

(参考)

収穫面積(百万ha) 43.50 43.19 44.50 (43.50) - 3.0

単収(もみt/ha) 3.60 3.83 3.71 (2.51) - ▲ 3.1

資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」、

「World Agricultural Production」(12 October 2017) IGC 「Grain Market Report (28 September 2017)」

年   度 2 0 1 5 / 1 6 2 0 1 6 / 1 7 ( 見 込 み )

2 0 1 7 / 1 8 予 測 値 、 ( ) は I G C

2.02 2.37 3.18 3.46 3.76 3.70 4.05 3.59 1.84 0.14 0.10

4.00

6.69 7.13 8.27

6.37 5.96

3.29

0 2 4 6 8 10 12 14

2009/10 2011/12 2013/14 2015/16 2017/18

非バスマティ米 バスマティ米

(百万トン)

(年度)

2011年非バスマティ米の輸出禁止を解除

22 -イ タイ

【需給状況】(詳細は右表を参照)

<米国農務省の見通し>

生産量は、収穫面積が増加するとともに単収も上昇することから、前年度 より増加し、20.4百万トンとなる見込み。

消費量は、前年度より減少し、11.5百万トンとなる見込み。

輸出量は、前年度より減少し、10.0百万トンとなる見込み。

期末在庫量は、前年度より減少し、期末在庫率も20.9%に低下する見込み。

なお、前月からの予測の改訂は、行われていない。

【生育進捗状況及び作柄】

タイでは、北部・中央部(チャオプラヤ川流域)で二期作(雨季米:6~12 月、乾季米:12月~翌年4月)と、東北部で雨季のみの一期作が行われる。

雨季米は、期間中に複数回の作付けが行われることもある。また、乾季米の 栽培には、雨季に貯水した灌漑用水が用いられる。

2017/18年度は、雨季米の作付けが進展し、2016/17年度は、雨季米の収穫が 2017年3月に、乾季米の収穫が同年6月にほぼ終了した。

〈2017/18年度〉

タイ農業・協同組合省農業経済局「農業経済(9月号)」によれば、雨季米の 作付面積は9.39百万ヘクタール(対前年度比0.5%増)、生産量(籾ベース)は26.4 百万トン(対前年度比3.2%増)と予想されている。また、単収は生育に必要な 水が十分確保できる見通しから上昇する見込み。収穫は全体の約75%が2017年11

~12月に行われる。

なお、2017年7月下旬から、豪雨や台風による洪水が発生。農業市場情報シ ステム(AMIS)「Market Monitor」(2017.10.5)によれば、病害が北部で発生した。

〈2016/17年度〉

同局によれば、作付面積は、雨季米が9.35百万ヘクタール、乾季米が1.74百 万ヘクタールの合計11.09百万ヘクタールとなる見込み。

なお、乾季米の作付面積は、モンスーン期の雨量の回復で作付けに十分な貯 水量が確保できたため、2015/16年度(0.82百万ヘクタール)より大きく増加した。

また、生産量(籾ベース)は、雨季米が25.6百万トン、乾季米が7.2百万トンの 32.8百万トンと2015/16年度を上回る見込み。この増加の要因は、生育期に雨季 米が降雨に恵まれたことと、乾季米の作付面積の大幅な拡大である。

【貿易情報・その他】

タイ米輸出業者協会によれば、2017年1~8月の輸出量計は739.6万トンと、

前年同時期(608.5万トン)を21.5%上回った。国別内訳は、ベナン118.5万ト ン、中国80.2万トン、南アフリカ44.9万トン等。

タイ国家貿易取引委員会公表のうるち精米100%2等の価格(FOB)は、アジア 諸国等の需要により2017年6月14日に477ドル/トンと同年1月11日(391ドル/ト ン)から22.0%上昇。その後、需要の緩和から8月30日に402ドル/トンに低下し、

10月18日現在は409ドル/トン。

世界の生産量シェア 6位(2017/18年度 4.2%)

輸出量シェア 2位(2017/18年度 22.6%)

表-3 タイの米需給(市場年度:翌年1月~翌年12月)

写真-1 ナコンサワン県

(2017年9月30日撮影)

-今年は雨が多く直播が難しく、苗の販売量が増加している-

写真提供:R&A Information Service Co.,Ltd

(単位:百万精米トン)

前月予測 からの変更

対前年度 増減率(%)

生 産 量 15.8 19.2 20.4 (19.4) - 6.3

消 費 量 9.1 12.0 11.5 (10.6) - ▲ 4.2

輸 出 量 9.9 10.5 10.0 (10.1) - ▲ 4.8

輸 入 量 0.3 0.3 0.3 (0.3) -

-期末在庫量 8.4 5.4 4.5 (4.1) - ▲ 15.9

期末在庫率 44.3% 23.8% 20.9% (19.5%) - ▲ 2.8

(参考)

収穫面積(百万ha) 9.44 10.25 10.70 (10.50) - 4.4

単収(もみt/ha) 2.53 2.84 2.89 (1.84) - 1.8

資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」、

「World Agricultural Production」(12 October 2017) IGC 「Grain Market Report (28 September 2017)」

年   度 2 0 1 5 / 1 6 2 0 1 6 / 1 7 ( 見 込 み )

2 0 17 / 1 8 予 測 値 、 ( ) は I G C

23 -ウ ベトナム

【需給状況】(詳細は右表を参照)

<米国農務省の見通し>

生産量は、単収が上昇することから、前年度より増加し、28.5百万トンとな る見込み。

消費量は、前年度より増加し、22.6百万トンとなる見込み。

輸出量は、前年度と変わらず、6.0百万トンとなる見込み。

期末在庫量は、前年度より増加し、期末在庫率も4.8%に上昇する見込み。

なお、前月からの予測の改訂は、行われていない。

【生育進捗状況及び作柄】

ベトナムでは、主産地である南部のメコンデルタ地方等で、冬春作(12月~翌 年5月頃)と夏秋作(3~9月頃)の二期作に加え、一部でムア作(4~10月)又 は秋冬作(6~11月頃)を併せた三期作が行われる。他方、北部の紅河デルタ地 帯等で、冬春作(11月~翌年6月頃)とムア作(6~11月頃)の二期作が行われる。

2017/18年度は、冬春作の作付けが2017年12月頃から開始見込み。2016/17年度 は、南部、北部ともに冬春作の収穫が終了。2017年9月半ば時点で、ベトナム北 部が主産地のムア作が開花期を迎え、南部が主産地の夏秋作と秋冬作は収穫期に 入っている。夏秋作と秋冬作の収穫進捗率は、それぞれ91%、34%となっている。

ベトナム農業・農村開発省(MARD)月間報告(2017.9.25)によれば、ムア作の作 付面積はベトナム全土で1.57百万ヘクタール(前年同時期比98.7%)、主産地の 北部では1.14百万ヘクタールとなった。本年度は、7月後半から8月初頭に洪水 に見舞われ、再作付けも生じたが、その後は天候に恵まれ生育が良好となり、9 月半ば時点で開花期を迎えている。

夏秋作の作付面積は、ベトナム全土で2.10百万ヘクタール(前年同時期比0.6

%増)、主産地の南部で1.93百万ヘクタールとなった。天候は良好であったもの の、土壌の塩分が同作に影響を与えた模様。9月15日現在、南部の収穫進捗率は 93%に達している。

秋冬作の作付面積は、主産地のメコンデルタで0.63百万ヘクタール(前年同時 期比3.3%減)となった。生育初期には、雨が多く洪水にも見舞われたが、その後 の生育は良好で、病害虫の被害等は見られなかった。9月15日現在、収穫進捗率 は34%に達している。

【貿易情報・その他】

ベトナム税関総局データによれば、2016/17年度(2017年1~7月)の輸出量は、

4.18百万トンと前年同期(3.36百万トン)を24.4%上回った。

8月28日にベトナム産業貿易省は、米輸出に関し、米輸出業者に課している 倉庫や精米、加工等の設備の保有等の要件を緩和する案を発表。これにより、

輸出業者数が増化すると見られる一方で、米の品質低下も懸念されている。

世界の生産量シェア 5位(2017/18年度 5.9%)

輸出量シェア 3位(2017/18年度 13.6%)

表-4 ベトナムの米需給(市場年度:翌年1月~翌年12月)

写真-2 ベトナム南部 カントー市

(2017年10月9日撮影)

-収穫を待つ夏秋米-

写真提供:AgroMonitor 社

(単位:百万精米トン)

前月予測 からの変更

対前年度 増減率(%)

生 産 量 27.6 28.0 28.5 (28.3) - 1.7

消 費 量 22.6 22.5 22.6 (23.6) - 0.4

輸 出 量 5.1 6.0 6.0 (6.3) -

-輸 入 量 0.3 0.3 0.3 (0.2) -

-期末在庫量 1.5 1.2 1.4 (1.3) - 12.2

期末在庫率 5.3% 4.3% 4.8% (4.4%) - 0.5

(参考)

収穫面積(百万ha) 7.70 7.73 7.73 (7.74) -

-単収(もみt/ha) 5.73 5.79 5.89 (3.65) - 1.7

資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」、

「World Agricultural Production」(12 October 2017) IGC 「Grain Market Report (28 September 2017)」

年   度 20 15 / 16 20 16 / 17 (見 込 み )

2 0 17 /1 8 予 測 値 、 ( ) は I G C

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