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トラブルシューティング

ドキュメント内 MELSEC Ethernet I/O Server ユーザーズガイド (ページ 49-55)

8 トラブルシューティング

8.2 データが変化しない・読み出せない

I/O Serverを起動し、「InTouchでシーケンサのデータ表示させてもデータが変化しない。」、「EXCELでシーケンサのデー

タ読み出せない。」などの現象が発生した場合、シーケンサとI/O Serverの間で正しく通信が行われてない事が考えられま す。WWLOGGERプログラムを起動し、エラーが発生していないか確認して下さい。プロトコルにTCP/IPを選択したとき、

シーケンサとのコネクションに失敗した場合、次の様なコネクション接続失敗のメッセージがWWLOGGERに表示されます。

WWLOGGERの表示例を示します。

【接続成功時のメッセージ例】

96/06/07 19:33:17.781/AJ71QE71/Socket Open Success:(Port=TCP-UN) 96/06/07 19:33:17.851/AJ71QE71/Connection Success:(Port=TCP-UN)

【接続失敗時のメッセージ例】

96/06/07 19:29:23.654/AJ71QE71/Socket Open Success:(Port=TCP-UN) 96/06/07 19:30:08.719/AJ71QE71/Connect Error (Port=TCP-UN ret=10060)

接続に失敗した場合、ケーブル、Ethernetユニットの設定を確認して下さい。10BASE5を使用する場合は外部電源が必要 です。また、パソコン側Ethernet ボードの通信メディア選択(10BASE5/2/T)も確認下さい。もしハードウェア的に問題無け れば、IPアドレス、ポートNoがI/O Server側とシーケンサで一致しているか確認して下さい。

8.3 レスポンスタイムアウトが発生する

WWLOGGERにレスポンスタイムアウトのメッセージが表示される場合、次の点を確認下さい。

【メッセージ例】

96/04/15 09:00:02.903/AJ71QE71 /Response Timeout (Port=MELSEC:1)

UDP/IP で常時レスポンスタイムアウトが発生する場合は、IP アドレス、ポート No の設定が正しく行われていません。

UDP/IPで時々発生する場合は、Ethernet回線上のトラフィックが多くパケットが消失したことが考えられます。TCP/IPで発 生する場合は、Ethernet回線をチェックして下さい。また、Port ConfigurationのReplyTimeoutの値を大きくして下さい。

8.4 InTouch で VIEW と WM を切り替えると通信出来ない

InTouchでWindow MakerとWindow Viewerを切り替えた場合、または Window Viewerを終了し再起動すると通信で

きなくなる事があります。これは、Windows NT使用時に、I/O Server設定でTCP/IPプロトコルを選択し、HOST PORT Noに0以外を指定した場合発生します。Window Viewerの終了・再起動により、I/O Serverとシーケンサ間のコネクション が一度切断されますが、その後も数分間OSがポートを占有しています。この間にI/O Serverが再接続行うと、指定したポー ト使用できない為、通信出来ません。この問題を回避するには、 HOST PORT Noを「0」に設定するようにして下さい。0を 設定すると、OS側で空いているポートを自動的に割付するので、再接続が可能になります。また、HOST PORT No.を0に 設定した場合は、MELSEC側のTCP/IPオープン方式はUnpassiveに設定して下さい。(パソコン側のポート番号が不定 の為)

なお、InTouchの設定(特殊/設定)で、 「Window ViewerからWindow Makerに切り替えたとき、Window Viewerを終 了する」を選択した場合、切り替えによりWindow Viewerが再起動され、同様の現象が発生します。

8.5 WWLOGGER のエラーメッセージについて

通信エラーが発生するとWWLOGGERにメッセージが表示されます。以下に代表的なものを記します。

接続先がAシリーズの場合

メッセージ 内容

Response Error (Response = 81h, Error = xx) Ethernetユニットから正常完了以外のコードが返された。Error=xx の内容はEthernetユニットマニュアルの終了コード一覧を参照してくだ /AJ71QE71/AJ71E71 Error Code = 20h AJ71E71から終了コード5Bhが返されたときの異常コードを表示し

ます。 AJ71E71ユーザーズマニュアル シーケンサCPU内データの読出/書 込の異常コード一覧を参照してください。

Response Header Error (Header = 99h) 受信したデータのヘッダが異常。

Response Data Size Error (Recv size = 20 -> 30) 受信したデータ長が要求したデータ長と異なる。

接続先がQ/QnAシリーズの場合

メッセージ 内容

Response Error (ErrCode = 4031h) AJ71QE71/QJ71E71から0以外の終了コードが返された。Err Code=xxxxの内容は各ユニットのユーザーズマニュアル を参照くださ Response Header Error (Header = 30h) 受信データのヘッダ部分が異常。

Response Data Size Error (Recv size = 30 -> 40) 受信伝文サイズが要求したデータ長と異なる。

Response Data Length Error (Recv size = 30 -> 20) 受信伝文内のデータ長が要求したデータ長と異なる。

その他のエラーメッセージ

メッセージ 内容

Socket Create Error (Port=論理ポート名ret=xxxxxx) ソケットの作成に失敗した。Ret=xxxxxの内容は「Winsockエラーコー ド」参照。

Bind Error (Port=論理ポート名ret=xxxxx) バインドに失敗した。Ret=xxxxxの内容は「Winsockエラーコード」参 Port nothing (Port=論理ポート名) 空いているポートがない。(ポート数は最大256ポートです)

Connect Error (Port=論理ポート名ret=xxxxx) 接続に失敗した。8.3項を参照して下さい。Ret=xxxxxの内容は

「Winsockエラーコード」参照。

I/OCtl Error (ret=xxxxx) I/Oモード変更エラー。Ret=xxxxxの内容は「Winsockエラーコード」参 Send Error (Port=論理ポート名ERROR CODE = コマンド送信エラー。ERROR CODE=xxxxxの内容は8.7項参照。

Board has data at command send time:(Port=論理 ポート名)

送信時に受信データが残っていた。ReplyTimeoutの時間を大き くしてください。

Response Timeout (Port=論理ポート名) Ethernetユニットからレスポンスが返ってこない。8.3項参照。

Resp Error (Port=論理ポート名ERROR CODE = xxxxx) 受信エラー。ERROR CODE=xxxxxの内容は8.7項参照。

8.6 WINSOCK エラーコード

コード 内容

10024 利用できるファイルディスクリプタがありません。

10022 ソケットはまだアドレスにバインドされていません。

10035 ソケットが非ブロッキングになっていて、接続が完了できません。(タイムアウトが発生していま 10036 実行中の Windowsソケット操作がブロッキングされています。

10038 ディスクリプタがソケットではありません。

10039 宛先アドレスが必要です。

10040 データグラムが長すぎて、指定したバッファに入りきらないため、切り詰められました。

10048 指定したアドレスは使用中です。(Windows98/NT環境でI/Oサーバのポート番号に0以外を指 定したとき発生します。)

10049 指定したアドレスは、ローカル マシンからは利用できません。

10050 Windowsソケットのインプリメントが、ネットワーク サブシステムの異常を検出しました。

10051 現時点で、ホストからネットワークに到達できません。

10052 Windows ソケットのインプリメントがソケットをドロップしたので、接続をリセットする必要がありま 10053 タイムアウトまたはその他の障害により、仮想回路はアボートされました。

10054 リモート側から仮想回路がリセットされました。(MELSECがリセット、電源OFFされました) 10055 利用できるバッファ領域がありません。ソケットは接続できません。

10056 ソケットは既に接続されています。

10057 ソケットが接続されていません。

10058 ソケットはシャットダウンされました。

10060 接続を試みましたが、タイムアウトで接続を確立できませんでした。(Ethernet回線及びMELSEC 側のプログラムをチェックして下さい。)

10061 接続を試みましたが、リジェクトされました。(MELSEC側にコネクション接続が残っています。

MELSECのCPUリセット又はオープン要求信号をOFFにして下さい。)

8.7 診断機能

本機能は、通信異常などが発生した場合に、送受信のメッセージを表示したり、ラップタイムを表示したりすることができます。

WIN.INIファイルの[AJ71QE71]セクションに「DebugMenu=1」と記述し、I/O Serverを再起動すると表示されます。

【WIN.INIの追記例】

[AJ71QE71]

DebugMenu=1・・・・・・・・追加する(WIN.INIの他の内容は変更しないで下さい)

・「Show Send」をチェックするとWWLOGGERに送信ログが出力されます。

・「Show Receive」をチェックするとWWLOGGERに受信ログが出力されます。

・「Elapse」をチェックするとI/O Serverのウィンドウ内にラップタイムが表示されます。

その他のメニューは使用しないで下さい。また、使用後は必ずWIN.INIの内容を元に戻し、診断メニューを出さないようにし て下さい。

■送受信のログ内容

送受信ログには、「日時、サーバ名/トピック名、読出/書込(RD/WR)、デバイス名・範囲、送受信内容」の情報が出力されま す。送受信の区別は、送信(S:)/受信(R:)の文字列で識別します。また、データは最大128バイトまで出力されます。(1バイ トを16進2文字に変換し出力します)

日付 時間 サーバ名 トピック名 区分 デバイス名 範囲 送受信データ

98/01/09 19:37:18.777/AJ71QE71/PLC1 RD D 0- 0 S: 01FF08000000000020440100 98/01/09 19:37:18.877/AJ71QE71/PLC1 R: 8100AB65

98/01/07 12:55:17.667/AJ71QE71/PLC1 WR TN 200- 200 S: 03FF0800C80000004E5401000000 98/01/07 12:55:17.717/AJ71QE71/PLC1 R: 8300

■ラップタイム表示

Elapse=の値がラップタイムとなります。ラップライムは、トピック毎の通信時間を示し、トピックの最初の送受信伝文を処理し てから、次の最初の伝文を処理するまでの時間になります。

従って、Update Intervalで設定した時間内で処理が終わっている場合は、Update Intervalとほとんど同じ値が表示されま す。複数のトピックを設定する場合は、この値を参考にし、Update Interval を設定して下さい。なお、連続して通信していな い場合は、この値は不定となります。

ドキュメント内 MELSEC Ethernet I/O Server ユーザーズガイド (ページ 49-55)

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