Windows 7 デスクトッププールを作成または編集する際に、デスクトップの 3D グラフィックスレンダリングを構成で
きます。このデスクトップ設定が選択されると、ユーザーは、AERO、Microsoft Office 2010、Google Earth などのア プリケーションから提供される高度なグラフィックス機能を活用できます。
3D グラフィックスレンダリングを有効にするには、プール展開が次の要件を満たしている必要があります。
n デスクトップは ESXi 5.0 以降のホストで動作し、vCenter Server 5.0 以降のソフトウェアで管理されている n デスクトップは Windows 7 以降である
n デスクトップに仮想ハードウェア v8 以降がある
n プールではデフォルトの表示プロトコルとして PCoIP が使用されている n ユーザーにプロトコルの選択を許可しない
[Windows 7 3D Rendering(Windows 7 3D レンダリング)] 設定を有効にすると、[Configure VRAM for 3D guests
(3D ゲストの vRAM を構成)] ダイアログボックスのスライダを動かすことで、プール内のデスクトップに割り当てら
れている VRAM 量を構成できます。デフォルトの VRAM サイズは最小の 64MB です。VRAM の量を最大 128MB まで 構成できます。
View Administrator で構成する VRAM 設定は、vSphere Client の仮想マシン向けに構成可能な VRAM 設定よりも優先 されます。
[Windows 7 3D Rendering(Windows 7 3D レンダリング)] 設定を有効にすると、[Max number of monitors(モ ニタの最大数)] 設定で1 ~ 2 台のモニタを構成できます。3 台以上のモニタは選択できません。また、[Max resolution of any one monitor(特定のモニタの最大解像度)] 設定は 1920x1200 ピクセルに設定されます。この値を構成するこ とはできません。
View デスクトップへの RDP を使用したアクセスの防止
特定の View 環境では、RDP 表示プロトコルを使用した View デスクトップへのアクセスを禁止することが重要な場合が
あります。プール設定およびグループポリシー設定を構成することにより、ユーザーおよび管理者が RDP を使用して
View デスクトップにアクセスすることを防止できます。
注意 プールの作成に使用する仮想マシンおよび View デスクトップ上でリモートデスクトップサービス(Windows XP システム上ではターミナルサービスと呼ばれます)が起動している必要があります。リモートデスクトップサービスは View Agent のインストール、SSO、およびその他の View のセッション管理操作に必要です。
開始する前に
VMware View Agent の構成管理用テンプレートファイルが Active Directory にインストールされていることを確認し
ます。「View グループポリシー管理テンプレートファイルの使用 (P. 144)」を参照してください。
手順
1 View Connection Server が View Client と通信するために使用する表示プロトコルとして PCoIP を選択します。
オプション 説明
デスクトッププールを作成する a View Administrator で、[Add Pool(プールの追加)] ウィザードを起動します。
b [Desktop Settings(デスクトップ設定)] ページで、デフォルトの表示プロト コルとして [PCoIP] を選択します。
既存のデスクトッププールを編集する a View Administrator で、デスクトッププールを選択し、 [Edit(編集)] をク リックします。
b [Pool Settings(プールの設定)] タブを選択し、デフォルトの表示プロトコル として [PCoIP] を選択します。
2 [Allow users to choose protocol(ユーザーがプロトコルを選択できるようにする)] 設定で [No(いいえ)] を 選択します。
3 AllowDirectRDP グループポリシー設定を無効にすることにより、非 View クライアントが RDP を使用して直
接 View デスクトップに接続するのを防止できます。
a Active Directory サーバ上でグループポリシー管理コンソールを開き、 [Computer Configuration(コン ピュータの構成)] - [Administrative Templates(管理テンプレート)] - [VMware View Agent Configuration(VMware View Agent の構成)] を選択します。
b AllowDirectRDP 設定を無効にします。
デスクトップ プールの電源ポリシーの設定
デスクトッププールの仮想マシンを vCenter Server で管理している場合、その仮想マシンの電源ポリシーを構成できま す。
電源ポリシーは、関連付けられたデスクトップが使用中でないときの仮想マシンの動作方法を制御します。デスクトップ は、ユーザーがログインする前と、ユーザーが切断またはログオフした後は使用中でないと見なされます。電源ポリシー は、更新、再構成、再分散などの管理タスクが完了した後の仮想マシンの動作方法も制御します。
View Administrator でデスクトッププールを作成または編集するときに電源ポリシーを構成します。詳細については、
第 5 章「デスクトッププールの作成 (P. 71)」または「デスクトッププールの管理 (P. 211)」を参照してください。
注意 非管理対象のデスクトップを含むデスクトッププールに対しては電源ポリシーを構成できません。
デスクトップ プールの電源ポリシー
電源ポリシーは、関連付けられた View デスクトップが使用中でないときの仮想マシンの動作方法を制御します。
デスクトッププールを作成または編集するときに電源ポリシーを設定します。表 5-20 で、利用できる電源ポリシーにつ いて説明します。
表 5-20. 電源ポリシー
電源ポリシー 説明
[Take no power action(電源アクションを行わない)] View Manager は、ユーザーがログオフした後に電源ポリシーを適
用しません。この設定による影響は 2 つあります。
n View Manager は、ユーザーがログオフした後に仮想マシンの
電源状態を変更しません。
たとえば、ユーザーが仮想マシンをシャットダウンした場合、
仮想マシンはパワーオフのままです。ユーザーがシャットダウ ンせずにログオフした場合、仮想マシンはパワーオンのままで す。ユーザーがデスクトップに接続すると、仮想マシンは再起 動されます。
n View Manager は、管理タスクの完了後に電源状態を適用しま
せん。
たとえば、ユーザーがシャットダウンせずにログオフしたとし ます。仮想マシンはパワーオンのままです。スケジュール設定 されている再構成が行われると、仮想マシンはパワーオフされ ます。再構成の完了後、View Manager は仮想マシンの電源状 態を変えるための操作を何も行いません。仮想マシンはパワー オフのままです。
[Ensure desktops are always powered on(デスクトップは常に パワーオン)]
仮想マシンは、未使用時でもパワーオンされたままです。ユーザー が仮想マシンをシャットダウンした場合、すぐに再起動されます。
また、仮想マシンは、更新、再構成、再分散などの管理タスクが完 了した後も再起動されます。
スケジュール設定された時刻に仮想マシンに接続する必要のあるバッ チプロセスまたはシステム管理ツールを実行する場合は、 [Ensure desktops are always powered on(デスクトップは常にパワーオ ン)] を選択します。
[Suspend(サスペンド)] 仮想マシンは、ユーザーがログオフしたときにサスペンド状態にな
りますが、ユーザーが切断したときにはサスペンド状態になりません。
[Power off(パワーオフ)] 仮想マシンは、ユーザーがログオフしたときにシャットダウンされ
ますが、ユーザーが切断したときにはシャットダウンされません。
注意 デスクトップを手動プールに追加する場合は、 [Power off(パワーオフ)] または [Take no power action(電 源アクションを行わない)] 電源ポリシーが選択されている場合でも、View Manager はデスクトップをパワーオンして 完全に構成されるようにします。構成が済んだ View Agent は [Ready(作動可能)] とマークされ、プールの通常の電 源管理設定が適用されます。
vCenter Server によって管理されるデスクトップが含まれている手動プールの場合は、ユーザーがスペアデスクトップ
に接続できるように、View Manager は必ず 1 つのスペアデスクトップがパワーオンされているようにします。このス ペアデスクトップは、どの電源ポリシーが有効でもパワーオンされます。
表 5-21 に、構成された電源ポリシーを View Manager が適用するタイミングを示します。
表 5-21. View Manager が電源ポリシーを適用するタイミング
デスクトッププールタイプ 電源ポリシーの適用
1 つのデスクトップ(vCenter Server によって管理される仮想マシ ン)を含む手動プール
電源操作はセッション管理によって起動されます。仮想マシンは、
ユーザーがデスクトップを要求するとパワーオンされ、ユーザーが ログオフするとパワーオフされるかサスペンドされます。
注意 単一のデスクトッププールで流動割り当てを使用しているか、
専用割り当てを使用しているか、およびデスクトップが割り当て済 みか、未割り当てかに関係なく、 [Ensure desktops are always powered on(デスクトップは常にパワーオン)] ポリシーが適用 されます。
専用割り当てによる自動プール 未割り当てデスクトップに対してのみ。
割り当て済みデスクトップでは、電源操作はセッション管理によっ て起動されます。仮想マシンは、ユーザーが割り当て済みのデスク トップを要求するとパワーオンされ、ユーザーがログオフするとパ ワーオフされるかサスペンドされます。
注意 [Ensure desktops are always powered on(デスクトッ プは常にパワーオン)] ポリシーは割り当て済みおよび未割り当て デスクトップに適用されます。
流動割り当てによる自動プール デスクトップが使用されていないとき、およびユーザーがログオフ した後。
流動割り当てデスクトッププールに対して [Power off(パワーオ フ)] または [Suspend(サスペンド)] 電源ポリシーを構成する 場合は、セッションの破棄または孤立を防止するために [Automatic logoff after disconnect(切断後に自動的にログオフ)] を [Immediately(直後)] に設定します。
専用割り当てによる手動プール 未割り当てデスクトップに対してのみ。
割り当て済みデスクトップでは、電源操作はセッション管理によっ て起動されます。仮想マシンは、ユーザーが割り当て済みのデスク トップを要求するとパワーオンされ、ユーザーがログオフするとパ ワーオフされるかサスペンドされます。
注意 [Ensure desktops are always powered on(デスクトッ プは常にパワーオン)] ポリシーは割り当て済みおよび未割り当て デスクトップに適用されます。
流動割り当てによる手動プール デスクトップが使用されていないとき、およびユーザーがログオフ した後。
流動割り当てデスクトッププールに対して [Power off(パワーオ フ)] または [Suspend(サスペンド)] 電源ポリシーを構成する 場合は、セッションの破棄または孤立を防止するために [Automatic logoff after disconnect(切断後に自動的にログオフ)] を [Immediately(直後)] に設定します。
View Manager が、構成された電源ポリシーを自動プールにどのように適用するかは、デスクトップが使用可能かどうか
によって決まります。詳細については、「自動プールに対する電源ポリシーの影響 (P. 114)」を参照してください。
自動プールに対する電源ポリシーの影響
View が、構成された電源ポリシーを自動プールにどのように適用するかは、View デスクトップが使用可能かどうかに
よって異なります。
自動プール内のデスクトップは、以下の条件を満たす場合に使用可能であると見なされます。
n アクティブである
n ユーザーセッションを含んでいない