第 5 章 減
5.2 ダブル
電極/リン 減
めに
モンド半導体 重要課題の一
第4章では を金属電極で 流-電圧(I-V)
にも、バン 造)が分かっ
ことで、接触 準位)と金属 があることを は、実験的に 金属/n+型ダイ ットキー界面 抵抗をより正 特性の評価お 第 4 章で計算 ド半導体/電極
よる界面特性 ンネル確率の
n+型ダイヤ にグラファイ
ダイヤモン 緩和を期待し
ルショット
ンドープ
体デバイス応 つであり、本
、最近接ホ 挟んだ、金属
特性を測定 ド伝導層/電極
た。このダブ 触抵抗に大き
のフェルミ準 見出した。
に金属/n+型ダ ヤモンド半 面を想定した 正確に解析す
よび考察を行 算した、深い 極界面の接触
性の評価およ 増加を期待 ヤモンド半導
ト層を挿入 ド半導体と同 た。
キー界面を
図
n 型ダイ
応用において 本章では、n ッピング伝導 属/n+型ダイ 定した。この
極界面と同様 ブルショッ きな電圧依存
準位との間の ダイヤモンド
導体界面にお 円形電極の伝 る方法を提案 行った。
い不純物・欠 触抵抗を低減 よび考察を行
した。
導体/電極界面 し、TLM法 同じカーボン
を想定した
図5.1 MHM構
リンドープ
~ ダ
~
79
ヤモンド
て、n型ダイヤ n型ダイヤモ 導を示す高濃
ヤモンド半導 のI-V特性か
様にショッ トキー界面を 存があること
のトンネル現 ド半導体(ホ
おける接触抵 伝送長(TLM 案した。実際 欠陥準位が界 減させるため 行った。窒素イ
面の接触抵抗 によって界面 ンからなる電
た伝送長法
構造の上面図
プn型ダイヤモ ダイヤモンド基板
ド半導体界
ヤモンド半導 モンド半導体 濃度のリンを
導体/金属{
ら、MHM構 トキー障壁が を想定したM とや、n型ダイ 現象、深い不 ホッピング伝
抵抗を低減す M: transfer le 際に、この解 界面特性に与
、電極直下に イオン注入に 抗を低減させ
面特性の評価 電極材料とし
図および断面
モンド薄膜 板 ~~
界面におけ
導体/電極界面 体/電極界面に を添加したn MHM: metal 構造が両方の が存在するこ
MHM構造に
イヤモンド半 不純物・欠陥 伝導層)界面 することを目
ngth method)
解析方法を用 与える影響を
にのみ窒素(N には、深い不 せるため、金
価および考察 して、フェル
面図
ける接触抵
面の低い接触 における接触 n型(n+型)
l/(hopping la の電極界面 こと(ダブル に流れる電流 半導体のドナ 陥準位を介し 面の特性を明 目的とした。
)法によって 用いて、MHM を確かめ、同
N)イオン注 不純物・欠陥 金属/n+型ダイ 察を行った。
ルミ準位にお
抵抗の低
触抵抗を得る 触抵抗の低減 ダイヤモン ayer)/metal}
(MHおよび ルショットキ 流密度の数値 ナー準位(ホ したトンネル 明らかにする 最初に、ダ て、MHM構
M 構造にお
時に n+型ダ 注入を施し、
陥準位の形成 ヤモンド半 グラファイ おけるピニン
低
減 ン び キ 値 ル
ダ 構 お ダ 成 半 ン
80
図5.1に、MHM構造の上面図および断面図を示す。電極構造は、内側の円形電極と外側のドーナツ 型電極からなる。電極構造各部の詳細な大きさは、第2章の2.3.4節に示した通りである。
図5.2 ダブルショットキー界面を有するMHM構造のI-V特性
図5.2に、電極間隔が4、8、12、18 μmのときにおける、ダブルショットキー界面を有するMHM構 造のI-V特性を示す。すべての電極間隔で、I-V特性が逆S字特性を示していることが分かる。第4章で も説明したように、I-V特性が逆S字特性を示すことから、MHM構造がダブルショットキー界面を有し ていることが分かる。
図5.3 ダブルショットキー界面を有するMHM構造における電流の電極間隔依存性
図5.3に、電極間電圧を2 Vおよび3 Vとしたときにおける、ダブルショットキー界面を有するMHM 構造に流れる電流の電極間隔依存性を示す。電極間電圧によらず、電極間電圧を固定しているため、電 極間隔が狭くなるとバルク抵抗が小さくなり、電流値が増加している。また、電極間隔を変えたとき、
電流値における変化の割合は、電極間に印加される電圧が高いほど大きくなっている。これは、接触抵 抗に電圧依存があるためで、電極間に印加される電圧が高いと、その分だけ金属/n型ダイヤモンド半導
-0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4
Current (mA)
-10 -5 0 5 10
Voltage (V) Spacing d
4 µm 8 µm 12 µm 18 µm
120 100 80 60 40 20 0
Current (μA)
20 15
10 5
0
Spacing d (μm)
[P] = 1×1020 cm-3 Room temperature Applied voltage
3 V 2 V
81
体界面に印加される電圧も高くなり、電極間電圧が低いときと比較すると接触抵抗が低くなっているた めだと考えられる。この詳細については、後で述べる。
図5.4 MHM構造の等価回路
図5.4に、図5.1のMHM構造における等価回路を示す。電極間に電圧Vを印加したとき、回路に電 流Iが流れるとすると、オームの法則より、
( )
I R I R IV = C + bulk (5.1)
と表される。ここで、RCは両電極(順方向側および逆方向側)にあるそれぞれの接触抵抗の和で、Rbulk はバルク抵抗である。RCは、電圧に依存しない接触抵抗成分 RLと、ショットキー障壁によるノンリニ アな項VNに分けられるので、式(5.1)は、
( )
I R I V( )
I V( )
I R IV = L + N + N − + bulk (5.2)
と書き換えられる。ここで、VN(I)および VN(-I)は順方向および逆方向側の電極界面に印加される電圧で あり、一般的な半導体であるSiやGeでは、RLIよりも小さい。このため、VNの項は無視され、式(5.2) は、
( ) (
I R R)
IV = L + bulk (5.3)
と簡略化される。RLおよび Rbulkは電流に依存しない定数項であることから、式(5.3)はオーミック特性 を示すことが分かる。しかしながら、本論文の場合には、図 5.2のI-V特性がオーミック特性を示して いないことからも予想されるように、式(5.2)における VNの項を無視することができない。また、第 2 章の式(2.39)より、図 5.1 の円形電極では、RbulkをρSd/(2πr0)と近似的に表すことができるため、式(5.2) は、
( ) ( ) ( )
Ir I d V I V I R d I
V L N N S
2 0
,
π
+
ρ
− + +
= (5.4)
と電極間隔dの関数として書き換えられる。ここで、ρsはバルクのシート抵抗で、r0は内側電極の半径 と外側電極の内半径の平均値(本論文では90 μm)である。電極間の全抵抗RTは、電圧V(I,d)を電流I で割れば得られるため、式(5.4)より、
( ) ( ) ( )
2 0
,
r d I
I V I R V
I d I
RT V L N N S
π
+ρ
− + +
=
= (5.5)
と計算される。ここで、最右辺第二項には電流に依存した項があり、電極間隔dが決まっても、つまり はバルク抵抗が決まっても、電極間全抵抗RTが一意的に決まらないことが分かる。
この現象は、次のような問題を引き起こす。例えば、電極間電圧 V を固定したとき、異なる電極間 隔を持った電極から得られる接触抵抗の値を考える。電極間隔 d が変わると、バルク抵抗も変化する。
V I
Rbulk RC
両電極の接触抵抗の和
バルク抵抗
バルク抵抗 も変化する 場合は、従 そこで、
するため、
となり、電 おいて、固 直線性を持 ていること
図5.5にお
および
として得ら と、接触抵
によって与 に印加され
で求められ ここで、
う。従来の
抗が変化すれ
。つまり、
従来の円形TL バルク抵抗 電流一定の
RT =
電極間全抵抗 定した電流 持っていれば を意味する
けるRT-dプ RL+N
LL
2 + られ、傾きρS/ 抵抗ρC(I0)は、
C
(
Iρ
与えられる。
れる電圧の和
(
I VC れる。私の共同研 解析方法で
れば、電極間 電極間隔dに LM法1,2)を用 抗(電極間隔
条件を式(5.
( )
0 0, I
d I
V =
=
抗RTが電極間 I0のもとで得 ば、式(5.6)の
。
図 プロットのRT
( )
I0 RLN = +
N
( )
Iπ
0
2
+ =
/(2πr0)からシ
)
20 SLL
I =
ρ
+また、式(5.
VCは、固定
) (
0 R I
I = L+N
研究者らが以 は、I-V特性 -2LL+N
に流れる電流 によって接触 用いても接触 隔d)と接触抵 5)に取り入れ
(
IRL+VN
=
間隔dの関数 得られる、電 ようにバルク
図5.5電極間
T軸とd軸と
( )
0 0
I V I VN + +
( )
S N
L I
R r
ρ π
0 + 0シート抵抗を
+N
9)で接触抵抗 定した電流値
)
0 0 I I以前報告した 性において比
RT
RL+N
82 流Iも変わり 触抵抗が変化 触抵抗を一意 抵抗とを明確
れると、
) (
0 0
I I V I + N −
数で表される 電極間全抵抗 ク抵抗(電極
間抵抗の電極 との交点から
( )
0
I0
VN −
を得ることが
抗が得られる 値I0を用いて
たn型接触抵 比較的直線性
り、それに伴 化するため、
意的に決める 確に切り分け
)
0 0
2 r d
I S
π ρ
= +ことが分か 抗RT(I0,d)の電 極間隔 d)と
間隔d依存性 ら、界面の抵
ができる。こ
るとき、両側 て、
抵抗(2×10-3 性の強い高電圧
伴い接触抵抗 ダブルショ ることができ け、RTを一意
( )
. 2 const
ρ
+ る。図5.5に 電極間隔d依 と接触抵抗と
性
抵抗RL+Nと輸
ここで、一般
側(順方向お
Ωcm2)の解 圧領域(10~
d
抗の成分{VN( ョットキー界 きない。
意的に決定で
2 r0 Sd
π
ρ
(5に、図5.2の 依存性を示す とを明確に切
輸送長LL+Nが (5
(5
般的な TLM 法
(5 および逆方向
(5
解析方法2)と
~30 V程度)
(I)+VN(-I)}/ I 界面を有する できるように
5.6)
の電極構造に す。図5.5が 切り分けられ
が、
5.7)
5.8)
法1,2)に則る
5.9)
向側)の電極
5.10)
の比較を行 の傾きから I
に
に が れ
極
行
電極間抵抗 式(5.9)から ことのでき 電流が高く 場合は、バ れる。すな か変化しな ように、電 抵抗にはLT
一方、電 抗の値が一