1.スポーツ施設の整備・充実
誰もが生涯にわたって、身近なところで気軽にスポーツを楽しめるよう各スポーツ 施設の整備や活用、場の確保を図っていく必要があります。また、既存施設の老朽化 などの課題があり、厳しい財政状況を勘案しながら計画的に進めることが必要となっ ています。
こうした中、本市の公共施設マネジメントに関して、平成
23
年度に「所沢市公共 施設マネジメント白書」が、平成24年度に「所沢市公共施設マネジメントの方針」
が策定されました。この白書や方針を踏まえ、市として公共施設の総合的かつ計画的 な管理に関する基本的な方針を定めた「所沢市公共施設等総合管理計画」が、平成
27年度に策定されました。
この計画の中では、「公共施設の総量については、今後抑制していく必要がありま す。新設は一切行わないという趣旨ではありませんが、現在計画が進められている
『(仮称)所沢市こどもと福祉の未来館』完成後の面積をひとつのピークと考え、そ の後の公共施設の総量については、減らしていく方向とします。」と本市の公共施設 の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針が示されました。
また、スポーツ施設(市民体育館、市民武道館、地区体育館、運動場等16施設)
では、
現状の施設ありきではなく、市として、どのような内容(質・量)の施設を保持す べきなのかとの考え方に基づき検討します。
近隣自治体との施設の相互利用や更新の際の共同設置(複合化等)などによる費用 削減の可能性を検討します。
ということが示され、スポーツ施設の整備計画もこの計画との整合性を図ることが 求められています。
以上のことから、新規の施設については、施設の必要性について全庁的に検討を行 うこととし、本計画期間においては、現状の施設の維持を優先し、整備を行うことと します。
一方、「所沢市公共施設等総合管理計画」では、新設は一切行わないという趣旨で はないとされていますので、市の財政状況、あるいは住民ニーズの変化による施設整 備の要望等を総合的な観点から検討するため、情報収集に努めていくこととします。
第 3 章
32
(1)競技スポーツ施設の整備・充実
【現状と課題】
本市には、市民体育館、所沢航空記念公園野球場、各運動場などの競技スポーツ施 設があります。これらの施設に加えて、人工芝の多目的運動場や温水プールの整備が 望まれており、研究を進めています。なお、陸上競技場などの整備を望む声もありま すが、現在、早稲田大学所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場を借用して、所沢市 陸上競技選手権大会等を開催するなど関係機関と連携して市内施設を活用していま す。
施 設 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)所沢航空記念公園 多目的運動場
人工芝化に向け埼 玉県と協議を行っ ています。
人工芝グラウンドの整備について、所沢航 空記念公園多目的運動場を候補とし、早期 に工事着手ができるよう引き続き埼玉県 と協議します。
温 水 プ ー ル 庁内関係部署と協 議しています。
類似施設調査の実施とともに、整備の必要 性などを全庁的に協議します。
【主な取組】
○サッカー場については、所沢航空記念公園多目的運動場の人工芝化について埼玉県と 協議を行っています。運動場の設備や、完成後の管理運営方法についても協議を進め ていきます。
○温水プールについては、用途によってレジャー型、競技型、健康増進型、リハビリ型 などと多岐にわたり構造も異なることから、市の他の施策との関連性やその必要性に ついて、全庁的に協議を進めていきます。
○陸上競技場については、他市事例をはじめとした各種情報収集を行い研究します。
(2)地域スポーツ施設の整備・充実
①校庭の夜間照明設備の長寿命化
【現況と課題】
学校体育施設は、学校教育に支障がない範囲で、昭和
48
年から市民に開放し、身 近なスポーツ活動の拠点となっています。活動時間の拡大を図るためには夜間照明設備の増設が望まれますが、多額な費用が かかるため整備を見送っている状況です。
事 業 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)校庭夜間照明 長寿命化
中学校5校 小学校1校
照明設備の修繕による長寿命化を図り ます。
第 3 章
33
【主な取組】
○今後は、既存施設のメンテナンスの充実を図り長寿命化を進めます。
②学校開放の有効利用の推進
【現況と課題】
身近な地域スポーツ活動の場所である学校体育施設の有効利用がますます重要と なっていますが、利用者の増加により、地域によっては利用できる枠が飽和状態にな りつつあります。
事 業 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)組織開放推進
中学校12校 小学校29校
組織開放校への移行を促します。
(目標値)
中学校15校 小学校32校
【主な取組】
○学校開放事業での利用可能な学校が増加するよう、地域の実情などにも配慮し未開放 校・学校開放運営委員会に働きかけます。
③地区体育館
【現況と課題】
平成
18
年度に所沢地区体育館建設の請願が市議会において採択されましたが、財 政状況などから整備を見送っている状況です。地区体育館については、各施設の経年 劣化に伴う修繕が課題となっています。事 業 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)地区体育館運営事業
(建築年月)
富岡地区体育館 昭和
61
年10
月 新所沢地区体育館 平成2年5月 小手指地区体育館 平成2年5月 柳瀬地区体育館 平成6年4月 三ケ島地区体育館 平成7年5月引き続き、必要に応じ修繕を進め、施 設の維持管理を行っていきます。
(富岡地区体育館)
平成
29
年度、所沢市公共建築物修繕計 画に基づく大規模修繕を予定していま す。第 3 章
34
【主な取組】
○既存の地区体育館は、引き続き必要な修繕を行い、運営していきます。
(3)公共スポーツ施設の整備・充実
【現状と課題】
各スポーツ施設については必要に応じ修繕を行っています。
施設の経年劣化に伴い計画的な修繕が課題となります。
施 設 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)市民体育館・各運動場
(建設年月)
市民体育館
平成
16
年6月総合運動場
昭和
53
年10
月北野総合運動場 昭和
62
年10
月北中運動場
平成
7
年10
月滝の城址公園運動場 昭和
45
年4月狭山湖運動場 平成
17
年5
月北野公園市民プール 昭和
47
年7月林運動場
昭和
53
年4月所沢航空記念公園野球場 平成
18
年8月パークゴルフ場 平成
23
年12
月市民武道館 平成5年4月
引き続き必要に応じ修繕を進め、施設 の維持管理を行っていきます。
(市民武道館)
平成
29
年度、所沢市公共建築物修繕計 画に基づく大規模修繕(外壁)を予定 しています。(北野総合運動場)
平成
28
年度に用地の一部取得を進め ます。(北中運動場)
平成
27
年度に敷地の一部を購入、平成28
年度に敷地の大部分を購入し、用地 取得を進めます。第 3 章
35
【主な取組】
○北野公園市民プール
北野公園市民プールの運営について、平成
23
年8月に行われた政策会議※にて「廃 止にあたっては、その時期や代替策等について関係部署と十分協議のうえ決定する。当面は一部設備改修等を行い、継続利用を図る。」と方針を示した経緯があります。
今後も、この決定を受け、廃止するか否かは、その時期や代替策などについて関係 部署と十分協議していきます。
○各スポーツ施設
各スポーツ施設についても、必要な修繕を行い運営を行います。
※政策会議
市の行政運営の基本方針や重要事項を審議し、行政の適正かつ効果的な執行を図るために設置され た会議です。市長以下、本市の部長職以上の職員により構成される会議となります。
(4)施設の管理運営
【現状と課題】
施設の管理運営に関しては、現在、指定管理者制度による運営と市の直営の2種類 があります。指定管理者制度による運営施設は、市民武道館があり、その他の施設に ついては市の直営となっています。市民体育館などの指定管理制度導入への検討が課 題となっています。
事 業 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)施設の管理運営
(指定管理)
市民武道館
(市の直営)
市民体育館
屋外スポーツ施設
市民武道館については、既に指定管理 者制度を導入しており、今後適宜更新 を行います。
直営の施設については、指定管理者制 度の導入に向け研究・検討を行ってい きます。
(研究対象施設)
市民体育館
屋外スポーツ施設
【主な取組】
○今後も施設の効率的な運営を図るため、施設の使用許可も含め、指定管理者制度の導 入について研究・検討していきます。
第 3 章
36
(5)施設の効率的活用
【現状と課題】
市民体育館のメインアリーナの利用につきましては、各種スポーツ大会やイベント など年間を通して土・日・祝日は飽和状態にあります。一方、平日は、メインアリー ナ・サブアリーナなど、各施設とも利用率が低い状態です。
また、屋外施設の利用についても、年間を通して土・日・祝日は大会などで飽和状 態にあります。施設全体の利用を見ますと、平日の特に午後の時間帯の利用率が低く、
施設では、テニスコートの利用に比べ、サッカー場・野球場の利用が少ない状況です。
いずれの施設におきましても、平日の利用率向上が課題となります。
事 業 名 現 況 目 標
(平成
28
年~30年度)施設の有効利用
体育施設の利用率
【市民体育館】
78.5%(H24) 76.4%(H25) 80.1%(H26)
【屋外体育施設】
62.2%(H24) 58.5%(H25) 65.3%(H26)
施設の利用促進を図り、現在の市民体 育館・屋外体育施設の利用率
3%アッ
プを目指します。【主な取組】
○平日に利用可能な高齢者向けの大会の開催を、高齢者支援課や長生クラブなどに働き かけます。
○市内大学の学生などに体育施設の案内を行い、施設の空き状況を提供します。
○屋外体育施設については、できるだけ天候に左右されにくくなるよう整備します。
(6)スポーツ施設使用料
【現状と課題】
厳しい財政状況が続く中で、スポーツ施設の運営が課題となっていることから、「負 担の公平性や使用料・手数料などの受益者負担」の面で、また、スポーツ基本法の基 本理念の一つである「障害者スポーツ推進」の面から、平成
25
年度に所沢市スポー ツ推進審議会に対し、「体育施設の使用料の見直しについて」を諮りました。平成