RHEL 5 の SCSI タイムアウトの設定
7 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
HP 3PAR Host Explorer ソフトウェアパッケージのインストール ( オプ ション )
HP 3PAR OS 3.2.x、3.1.x および 2.3.x を使用する場合、RHEL サーバーで動作する Host Explorer デーモンは、ホストの構成に関する情報を、FC リンク経由で HP 3PAR StoreServ Storage に送 信します。このパッケージをインストールしてアクティブ化するには、HP サポートセンター Web サイトの『HP 3PAR Host Explorer ユーザーガイド』を参照してください。
http://h20566.www2.hp.com/portal/site/hpsc/
ホストが HP 3PAR StoreServ Storage 上に生成された場合、未割当の WWN または iSCSI 名が ストレージアレイに提示されます。 Host Explorer のエージェントが、接続されたホスト上で 動作しない場合、ストレージアレイは WWN または iSCSI 名がどのホストに属するのか判断 できず、「ホスト定義の作成」 (93 ページ) で示すように、手動で各 WWN または iSCSI 名を ホストに割り当てます。 Host Explorer が実行される場合、ストレージシステムは自動的に
WWN または iSCSI 名をグループ化し、ホストの作成にも役立ちます。
ホスト定義の作成
ホストに接続する HP 3PAR StoreServ Storage 上で、有効な Host Persona を指定するホスト定 義を作成します。
表 4 Host Persona のサポート
備考 サポートされる Persona
HP 3PAR OS
Persona 1 での Host Explorer のサポー ト
6 1 HP 3PAR OS 2.3.1
注記: DER/CER 要求を除いて、
Inform OS 2.3.1 はサポートされなく なりました。
1 HP 3PAR OS 3.1.1、3.1.2
Persona 2 での ALUA のサポート 2 (推奨)
HP 3PAR OS 3.1.3 以降
シングル VV 移行のための HP 3PAR Peer Motion のサポートには、Host Persona 2 が必要
1
Host Persona 2 をサポートするための OS の最低要件は、RHEL 5.8 以降また は RHEL 6.1 以降
今後の HP 3PAR OS のリリースでは persona 2 でのみ追加の機能をサポー トする予定です。
FC および FCoE の場合
RHEL は、HP 3PAR OS 3.1.1、3.1.2 およびそれらのサポートする MU 版で、一般的な Host Persona 1 (UARepLun、SESLun) を使用します。
1. createhost [options] <hostname> [<WWN>...]コマンドを実行してホスト定義 を作成します。
例:
cli % createhost -persona 1 redhathost 1122334455667788 1122334455667799
HP 3PAR Host Explorer ソフトウェアパッケージのインストール (オプション) 93
2. HP 3PAR OS 3.1.3 から、ALUA (Asymmetric Logical Unit Access) が可能な 2 番目の Host Persona として、 Host Persona 2 (UARepLun、SESLun、ALUA) を使用できます。RHEL 5.8 以降または RHEL 6.1 以降では、Host Persona 2 が推奨されます。
例:
cli % createhost -persona 2 redhathost 1122334455667788 1122334455667799
使用可能な Host Persona を表示します。
cli % showhost -listpersona
Persona が正しく設定されていない場合は、sethost -persona <hostpersonaval>
<host name>コマンドを使用します。
例:
cli % sethost -persona 2 redhathost
showhostコマンドを使用して、新しい Persona 設定を確認します。
例:
cli % showhost
Id Name Persona ---WWN/iSCSI_Name--- Port 1 redhathost Generic-ALUA 1122334455667788 1:1:4
1122334455667799 1:1:4 1122334455667788 0:1:4 1122334455667799 0:1:4
94 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
iSCSI の場合
1. iSCSI イニシエーターの名前を取得します。
ソフトウェア iSCSI イニシエーター名を取得するには、ホストで次のコマンドを実行しま す。
# cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
Initiator Name=iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32dS
ハードウェア iSCSI イニシエーター名を取得するには、システムのブート時にメッセージ が表示されたら、CNA BIOS に進みます。 CNA BIOS で提示されたイニシエーター名を 書き留めてください。ホストにすでに OS がインストールされて立ち上がっている場合 は、OneCommand Manager GUI、Emulex CNA 用hbacmdコマンド、または、Broadcom Advanced Control Suite の Broadcom 用 GUI を使用します。
次の例は、Emulex CNA でhbacmdコマンドを使用します。
# hbacmd GetInitiatorProperties 28-92-4a-af-f5-61 Initiator login options for 28-92-4a-af-f5-61:
Initiator iSCSI Name: iqn.1990-07.com.emulex:28-92-4a-af-f5-61
2. HP 3PAR CLI のcreatehost -iscsi [options] <host name> <iSCSI initiator name> コマンドを使用して、iSCSI ホスト定義エントリーを作成します。
cli % createhost -iscsi -persona 2 redhathost iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d
注記: この例では Persona 2 が使用されます。適切なホストの Persona を選択するには、
「Host Persona のサポート」 (93 ページ) を参照します。
3. ホスト定義エントリーが作成されていること、および HP 3PAR CLI showhostコマンドを 使用してホストが HP 3PAR StoreServ Storage にログインしていることを確認してくださ い。
cli % showhost
Id Name Persona ---WWN/iSCSI_Name--- Port
0 redhathost Generic-ALUA iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d 0:3:1 iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d 1:3:1
ホスト定義の作成 95
注記: 既存の Host Persona を 1 から 2 に変更することはオフラインの処理であり、変更を有 効にするにはホストの再起動が必要です。 マルチパス構成ファイル /etc/multipath.conf は、Host Persona 2 の SCSI 属性を有効にするために、ALUA タイプに変更する必要がありま す。詳細な手順については、「Host Persona の変更 (オプション)」 (90 ページ) を参照してく ださい。
注記: HP 3PAR Host Explorer 機能を有効にするために、HP では RHEL 5.0 または RHEL 6.1 以降を実行しているホストに Host Persona 1 を使用することをお勧めします。
HP 3PAR OS 3.1.3 リリースより、RHEL 5.8、または RHEL 6.1 以降で HP 3PAR Host Explorer 機能をサポートするために、Host Persona 2 も使用できます。
Host Persona 1 または 2 では、Host_Explorer と UARepLun という 2 つの機能が有効になりま す。
• Host_Explorerには、Host Persona 1 または 2 のSESLun 要素が必要です。
• UARepLunは、新たにエクスポートされた VLUN をホストに通知し、そのホストで LUN 検出要求を行って、その VLUN を自動的に使用可能にします。
現在、サポートされているどの RHEL バージョンでもUARepLunは使用されないため、新たに エクスポートされた VLUN を手動でスキャンする必要があります。
HP 3PAR OS 2.2.x からのローリングアップグレード後には、Host Persona 6 が自動的に割り
当てられています。この 2 つの機能のどちらか、または両方を使用する場合は、アップグレー ド後に Host Persona の値を 6 から 1 または 2 に変更できます。
注記: フェイルオーバーをサポートするには、仮想ボリュームをホストへのマルチパスにエ クスポートする必要があります。これを行うには、ホスト上に複数 HBA ポートの WWN が
ある HP 3PAR StoreServ Storage にホスト定義を作成し、VLUN をそのホスト定義にエクスポー
トします。クラスター内の各 RHEL サーバーに独自のホストの定義がある場合は、VLUN を複 数のホスト定義にエクスポートするか、またはセット内のすべてのホストにエクスポートを行 うホストセット (createhostset) を作成してから LUN をそのホストセットにエクスポート する必要があります。
HP 3PAR StoreServ Storage 上のストレージの作成
この項では、仮想ボリューム (VV) を作成するために必要な基本的な手順とコマンドについて 説明します。作成した仮想ボリュームは、RHEL ホストで検出可能になるようにエクスポート できます。
詳細については、『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』を参照してくだ さい。 HP 3PAR OS のコマンドの詳細な説明については、HP Storage Information Library にあ る『HP 3PAR OS Command Line Interface Reference』を参照してください。
http://www.hp.com/go/storage/docs
96 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
仮想ボリュームの作成
仮想ボリュームは、ホストが認識可能な唯一のデータ層です。 RHEL ホストへの領域割り当て 計画の作成後、HP 3PAR StoreServ Storage 上に仮想ボリューム (VV) を作成する必要がありま す。
1 つまたは複数の共通プロビジョニンググループ (CPG) からプロビジョニングされるボリュー ムを作成します。ボリュームは、フルプロビジョニングボリューム、シンプロビジョニングボ リューム、またはシン重複排除ボリュームにできます。オプションでプロビジョニングされた ボリューム用のスナップショット領域として 1 つの CPG を指定することができます。
HP 3PAR Management Console を使用する場合 1. メニューバーから次のように選択します。
[アクション]→[プロビジョニング]→[仮想ボリューム]→[仮想ボリュームの作成 ] 2. [仮想ボリュームの作成]ウィザードを使用して基本ボリュームを作成します。
3. [割り当て]の一覧で次のいずれかのオプションを選択します。
• [フルプロビジョニング]
• [シンプロビジョニング]
• [シン重複排除] (HP 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降でサポートされます)
HP 3PAR CLI を使用する場合:
以下の HP 3PAR CLI コマンドを使用して、フルプロビジョニングまたは TPVV を作成します。
cli % createvv [options] <usr_CPG> <VV_name> [.<index>] <size>[g|G|t|T]
次の例を参照してください。
cli % createvv -cnt 5 testcpg TESTLUNS 5g
HP 3PAR StoreServ Storage で使用されている HP 3PAR OS バージョンでのボリュームの作成
の詳細については、以下のドキュメントを参照してください。
• 『HP 3PAR Management Console ユーザーガイド』
• 『HP 3PAR Command Line Interface Reference』
これらのドキュメントは、HP Storage Information Library で入手できます。
http://www.hp.com/go/storage/docs
注記: 仮想ボリュームの作成に使用できるコマンドおよびオプションは、より古いバージョ
ンの HP 3PAR OS では異なる場合があります。
シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの作成
シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) を作成するには、次のドキュメントを参 照してください。
• 『HP 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』
• 『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』
• 『HP 3PAR Command Line Interface Reference』
これらのドキュメントは、HP Storage Information Library で入手できます。
http://www.hp.com/go/storage/docs
仮想ボリュームの作成 97
注記: シンプロビジョニングされた仮想ボリュームを作成するには、Thin Provisioning のライ センスが必要です。
シン重複排除された仮想ボリュームの作成
注記: HP 3PAR Thin Deduplication 機能は、HP 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降でサポートされま す。シン重複排除された仮想ボリューム (TDVV) を作成するには、シンプロビジョニングのラ イセンスが必要です。
HP 3PAR Thin Deduplication により、ソリッドステートドライブ (SSD) CPG から TDVV を作成 することができます。 TDVV は、TPVV と同じ特徴に加えて、データをボリュームに書き込む 前に、重複データを削除する機能を持っています。 TDVV は他の TPVV と同様に管理されま
す。 TDVV は、SSD から作成された CPG と関連付けされる必要があります。
HP 3PAR Thin Deduplication の詳細は、HP Storage Information Library にある以下のドキュメン トを参照してください。
http://www.hp.com/go/storage/docs:
• 『HP 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』
• 『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』
• 『HP 3PAR Command Line Interface Reference』
HP 3PAR Priority Optimization のセットアップ ( オプション )
HP 3PAR OS バージョン 3.1.2 MU2 で追加された HP 3PAR Priority Optimization 機能は、サー バーワークロードを管理するこれまで以上に効率的かつ動的なソリューションであり、ホスト I/O スロットルを設定するための代替手段として利用できます。この機能を使用すると、スト レージ管理者は、アレイに関するサービス品質の制限を強制して、これまで以上に効率的にス トレージリソースを共有できます。 HP 3PAR Priority Optimization の利点を得るために、ホス ト側では特別な設定は必要ありませんが、まれに、特定のターゲットごとまたはアダプターご とのスロットル設定を調整する必要がある場合があります。
HP 3PAR Priority Optimization (サービス品質) を HP 3PAR StoreServ Storage アレイで使用する 方法の詳細については、次の HP Web サイトにあるテクニカルホワイトペーパー『HP 3PAR Priority Optimization』を参照してください。
http://www8.hp.com/h20195/v2/GetDocument.aspx?docname=4AA4-7604ENW
ボリュームのサイズと数の制限
『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』に記載されている仮想ボリューム
(VV) と仮想 LUN (VLUN) の作成ガイドラインを遵守するとともに、以下の注意とガイドライン
に従ってください。
• この構成はスパース LUN (LUN がスキップされる可能性がある) をサポートしています。
LUN は、昇順以外の順序でもエクスポートできます (例: 0, 5, 7, 3)。
• HP 3PAR StoreServ Storage は VLUN のエクスポートを、0~16383 の LUN の範囲内でサ ポートします。
• RHEL ホストにエクスポートできる LUN の最大サイズは、インストールされている HP 3PAR
OS バージョンが 3.2.x、3.1.x、2.3.x、または 3.1.x 以降の場合、16TB です。 RHEL ホ
ストで 16 TB の LUN が使用できるかどうかは、インストールされている RHEL のバージョ
ンとアップデートに左右されます。一部の古いバージョンの RHEL は、2 TB より大きなボ リュームをサポートしないためです。
98 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出