RHEL 5 の SCSI タイムアウトの設定
7 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
3PAR Host Explorer ソフトウェアパッケージのインストール ( オプショ ン )
3PAR OS 3.2.x または 3.1.x を使用する場合、RHEL サーバーで動作する Host Explorer デーモ ンは、ホストの構成に関する情報を、FC リンク経由で 3PAR StoreServ Storage に送信しま す。 このパッケージのインストールとアクティベーションの手順は、Hewlett Packard Enterprise サポートセンターにある『HPE 3PAR Host Explorer ユーザーガイド』を参照してください 。 http://www.hpe.com/support/hpesc
ホストが 3PAR StoreServ Storage 上に生成された場合、未割当の WWN または iSCSI 名がス トレージアレイに提示されます。 Host Explorer のエージェントが、接続されたホスト上で動 作しない場合、ストレージアレイは WWN または iSCSI 名がどのホストに属するのか判断でき ず、「ホスト定義の作成」 (119 ページ) で示すように、手動で各 WWN または iSCSI 名をホス トに割り当てます。 Host Explorer が実行される場合、ストレージシステムは自動的に WWN または iSCSI 名をグループ化し、ホストの作成にも役立ちます。
ホスト定義の作成
3PAR OS 3.2.2 から、createhost コマンドの -port オプションが拡張されました。このオ プションは、ターゲットポートが 16Gb FC ターゲットであり、スイッチが拡張ゾーニングを サポートしている場合に、スイッチまたはファブリック上にゾーンを自動的に作成します。
「FC Smart SAN」(23 ページ)を参照してください。
ホストに接続する 3PAR StoreServ Storage 上で、有効な Host Persona を指定するホスト定義 を作成します。
表 3 Host Persona のサポート
備考 サポートされる Persona
3PAR OS
3PAR OS 3.1.1 および 3.1.2 1
Persona 2 での ALUA のサポート 2 (推奨)
3PAR OS 3.1.3 以降
シングル VV 移行のための 3PAR Peer Motion のサポートには、Host Persona 2 が必要
1
Host Persona 2 をサポートするため の OS の最低要件は、RHEL 5.8 以降 または RHEL 6.1 以降
今後の 3PAR OS のリリースでは Persona 2 でのみ追加の機能をサポー トする予定
3PAR Host Explorer ソフトウェアパッケージのインストール (オプション) 119
FC および FCoE の場合
RHEL は、3PAR OS 3.1.1、3.1.2 およびそれらのサポートする MU 版で、一般的な Host Persona
1 (UARepLun、SESLun) を使用します。
1. createhost [options] <hostname> [<WWN>...] コマンドを実行してホスト定義 を作成します。 例:
cli % createhost -persona 1 redhathost 1122334455667788 1122334455667799
2. 3PAR OS 3.1.3 から、ALUA (Asymmetric Logical Unit Access) が有効な 2 番目の Host Persona として、 Host Persona 2 (UARepLun、SESLun、ALUA) を使用できます。
RHEL 5.8 以降または RHEL 6.1 以降では、Host Persona 2 をお勧めします。
RHEL 7 以降では、Persona 2 のみがサポートされます。
例:
cli % createhost -persona 2 redhathost 1122334455667788 1122334455667799
使用可能な Host Persona を表示します。
cli % showhost -listpersona
Persona が正しく設定されていない場合は、sethost -persona <hostpersonaval>
<host name> コマンドを使用します。 例:
cli % sethost -persona 2 redhathost
showhost コマンドを使用して、新しい Persona 設定を確認します。 例:
cli % showhost
Id Name Persona ---WWN/iSCSI_Name--- Port 1 redhathost Generic-ALUA 1122334455667788 1:1:4
1122334455667799 1:1:4 1122334455667788 0:1:4 1122334455667799 0:1:4
120 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
iSCSI の場合:
1. iSCSI イニシエーターの名前を取得します。
ソフトウェア iSCSI イニシエーター名を取得するには、ホストで次のコマンドを実行しま す。
# cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
Initiator Name=iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32dS
ハードウェア iSCSI イニシエーター名を取得するには、システムのブート時にメッセージ が表示されたら、CNA BIOS に進みます。 CNA BIOS で提示されたイニシエーター名を書 き留めてください。 ホストにすでに OS がインストールされて立ち上がっている場合は、
OneCommand Manager GUI、Emulex CNA 用 hbacmd コマンド、または、Broadcom Advanced Control Suite の Broadcom 用 GUI を使用します。 次の例は、Emulex CNA で hbacmd コマンドを使用します。
# hbacmd GetInitiatorProperties 28-92-4a-af-f5-61 Initiator login options for 28-92-4a-af-f5-61:
Initiator iSCSI Name: iqn.1990-07.com.emulex:28-92-4a-af-f5-61
2. 3PAR CLI の createhost -iscsi [options] <host name> <iSCSI initiator name> コマンドを使用して、iSCSI ホスト定義エントリーを作成します。
cli % createhost -iscsi -persona 2 redhathost iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d
注記: この例では Persona 2 が使用されます。 適切なホストの Persona を選択するに は、「Host Persona のサポート」 (119 ページ) を参照します。
3. ホスト定義エントリーが作成されていること、および 3PAR CLI の showhost コマンドを 使用してホストが 3PAR StoreServ Storage にログインしていることを確認してください。
cli % showhost
Id Name Persona ---WWN/iSCSI_Name--- Port
0 redhathost Generic-ALUA iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d 0:3:1 iqn.1994-05.com.redhat:a3df53b0a32d 1:3:1
ホスト定義の作成 121
注記: 既存の Host Persona を 1 から 2 に変更することはオフラインの処理であり、変更を 有効にするにはホストの再起動が必要です。 マルチパス構成ファイル /etc/multipath.conf は、Host Persona 2 の SCSI 属性を有効にするために、ALUA タイプに変更する必要がありま す。 詳細な手順については、「Host Persona の変更 (オプション)」 (116 ページ) を参照してく ださい。
注記: HPE 3PAR Host Explorer 機能を有効にするために、Hewlett Packard Enterprise では RHEL 5.0 または RHEL 6.1 以降を実行しているホストに Host Persona 1 を使用することをお 勧めします。
3PAR OS 3.1.3 リリースから、RHEL 5.8、または RHEL 6.1 以降で 3PAR Host Explorer 機能 をサポートするために、Host Persona 2 も使用できます。
Host Persona 1 または 2 では、Host_Explorer と UARepLun という 2 つの機能が有効になり ます。
• Host_Explorer には、Host Persona 1 または 2 の SESLun 要素が必要です。
• UARepLun は、新たにエクスポートされた VLUN をホストに通知し、そのホストで LUN 検出要求を行って、その VLUN を自動的に使用可能にします。
現在、サポートされているどの RHEL バージョンでも UARepLun は使用されないため、新た にエクスポートされた VLUN を手動でスキャンする必要があります。
注記: フェイルオーバーをサポートするには、仮想ボリュームをホストへのマルチパスにエ クスポートする必要があります。 これを行うには、ホスト上に複数 HBA ポートの WWN があ る 3PAR StoreServ Storage にホスト定義を作成し、VLUN をそのホスト定義にエクスポート します。 クラスター内の各 RHEL サーバーに独自のホストの定義がある場合は、VLUN を複 数のホスト定義にエクスポートするか、またはセット内のすべてのホストにエクスポートを行 うホストセット (createhostset) を作成してから LUN をそのホストセットにエクスポート する必要があります。
3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成
この項では、仮想ボリューム (VV) を作成するために必要な基本的な手順とコマンドについて 説明します。作成した仮想ボリュームは、RHEL ホストで検出可能になるようにエクスポート できます。
詳細は、『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』を参照してください。
3PAR OS のコマンドの詳細な説明については、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library にある『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』を参照してください。
http://www.hpe.com/info/storage/docs
122 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出
仮想ボリュームの作成
仮想ボリュームは、ホストが認識可能な唯一のデータ層です。 RHEL ホストへの領域割り当て 計画の作成後、3PAR StoreServ Storage 上に仮想ボリューム (VV) を作成する必要がありま す。
1 つまたは複数の共通プロビジョニンググループ (CPG) からプロビジョニングされるボリュー ムを作成します。 ボリュームは、フルプロビジョニングボリューム、シンプロビジョニングボ リューム、またはシン重複排除ボリュームにできます。 オプションで、プロビジョニングされ たボリューム用のスナップショット領域として 1 つの CPG を指定することができます。
3PAR Management Console を使用する場合:
1. メニューバーから次のように選択します。
[アクション]→[プロビジョニング]→[仮想ボリューム]→[仮想ボリュームの作成]
2. 仮想ボリュームの作成ウィザードを使用して基本ボリュームを作成します。
3. [割り当て]の一覧で次のいずれかのオプションを選択します。
• [フルプロビジョニング]
• [シンプロビジョニング]
• [シン重複排除] (3PAR OS 3.2.1 MU1 以降でサポートされます) 3PAR CLI を使用する場合:
フルプロビジョニングされた VV または TPVV を作成します。
cli % createvv [options] <usr_CPG> <VV_name> [.<index>] <size>[g|G|t|T]
次の例を参照してください。
cli % createvv -cnt 5 testcpg TESTLUNS 5g
3PAR StoreServ Storage で使用されている 3PAR OS バージョンでのボリュームの作成の詳細 については、以下のドキュメントを参照してください。
• 『HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイド』
• 『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』
これらのドキュメントは、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library で入手でき ます。
http://www.hpe.com/info/storage/docs
注記: VV の作成に使用できるコマンドおよびオプションは、より古いバージョンの 3PAR
OS では異なる場合があります。
シンプロビジョニングされた仮想ボリュームの作成
TPVV (シンプロビジョニングされた仮想ボリューム) を作成するには、次のドキュメントを参 照してください。
• 『3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』
• 『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』
• 『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』
これらのドキュメントは、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library で入手でき ます。
http://www.hpe.com/info/storage/docs
仮想ボリュームの作成 123
注記: TPVV を作成するには、3PAR Thin Provisioning ライセンスが必要です。
シン重複排除された仮想ボリュームの作成
注記: 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降では、3PAR シン重複排除機能がサポートされています。
TDVV (シン重複排除された仮想ボリューム) を作成するには、3PAR Thin Provisioning ライセ ンスが必要です。
3PAR Thin Deduplication により、ソリッドステートドライブ (SSD) CPG から TDVV を作成す ることができます。 TDVV は、TPVV と同じ特徴に加えて、データをボリュームに書き込む前 に、重複データを削除する機能を持っています。 TDVV は他の TPVV と同様に管理されます。
TDVV は、SSD から作成された CPG と関連付けされる必要があります。
3PAR Thin Deduplication の詳細は、以下のドキュメントを参照してください。
• 『3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』
• 『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』
• 『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』
• 『HPE 3PAR Thin Technologies』— ベストプラクティスが記載されたテクニカルホワイ トペーパー
これらのドキュメントは、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library で入手でき ます。
http://www.hpe.com/info/storage/docs
3PAR Priority Optimization のセットアップ ( オプション )
3PAR OS 3.1.2 MU2 で追加された HPE 3PAR Priority Optimization 機能は、サーバーワーク ロードを管理するこれまで以上に効率的かつ動的なソリューションであり、ホスト I/O スロッ トルを設定するための代替手段として利用できます。 この機能を使用すると、ストレージ管理 者は、アレイに関するサービス品質の制限を強制して、これまで以上に効率的にストレージリ ソースを共有できます。 3PAR Priority Optimization の利点を得るために、ホスト側では特別な 設定は必要ありませんが、まれに、特定のターゲットごとまたはアダプターごとのスロットル 設定を調整する必要がある場合があります。
3PAR Priority Optimization (サービス品質) を 3PAR StoreServ Storage アレイで使用する方法 の詳細については、テクニカルホワイトペーパー『HPE 3PAR Priority Optimization』を参照し てください。
http://www.hpe.com/info/3PAR-Priority-Optimization
ボリュームのサイズと数の制限
『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』に記載されている、仮想ボリュー ム (VV) と VLUN の作成ガイドラインを遵守するとともに、以下の注意とガイドラインに従っ てください。
• この構成はスパース LUN (LUN がスキップされる可能性がある) をサポートしています。
LUN は、昇順以外の順序でもエクスポートできます (例: 0, 5, 7, 3)。
• 3PAR StoreServ Storage は VLUN のエクスポートを、0~16383 の LUN の範囲内でサポー
トします。
• RHEL ホストにエクスポートできる LUN の最大サイズは、インストールされている 3PAR
OS バージョンが 3.2.x または 3.1.x の場合、16TB です。 RHEL ホストでの 16 TB の LUN の使用可否は、インストールされている RHEL のバージョンとアップデートに左右されま す。一部の古いバージョンの RHEL は、2 TB より大きなボリュームをサポートしないた めです。
124 ストレージのプロビジョニングおよびホスト LUN の検出