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シミュレーションモデル及び条件

ドキュメント内 地上/衛星共用携帯電話システム (ページ 96-99)

第 5 章 公平性を考慮した呼受入制御による高効率トラヒック制御

5.4 シミュレーションモデル及び条件

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を算出し、アクセスクラス制御の端末値に加算をして優先度を高め る。この場合、再呼する通信相手の違いは考慮しない。優先バイアス 値は以下の式から算出する。

優先バイアス値=再呼回数×制御パラメータ…(式 18)

制御パラメータはトラヒック状態から PCRCN 強度を決定する任 意の値である。

優先バイアス値はトラヒック状態から NOCにて決定し、報知情報 内に含ませる。GW局は発呼された端末のうち、優先バイアス値が高 いものを選択して接続を行う。

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仙台市104 万人×0.796≒80 万人

をシミュレーション条件での端末数の母数とした。

東日本大震災時のトラヒックは平時の60倍発生したと述べている

[18]。平時の陸上移動端末の一端末あたりの最繁時呼量が 0.015erl と

電波法関係審査基準 [38]で推定されていることから、

0.015erl×60 倍=0.9erl…(式 19)

1端末 0.9erl ということはほぼすべての端末が通信要求をしてい

たことになる。これに先ほど地上システムのサービスが提供されて いない端末数が 80 万端末あることから、衛星へ向かう全体の呼量は

80 万端末×0.9erl=72万erl…(式20)

保留時間を 120秒とすると 1秒間に発呼する呼数は

72 万erl÷120 秒=0.6万…(式21)

すなわち本条件では毎秒 6000 端末が発呼した状態となる。

次に衛星通信の回線容量であるが、これは本サービス用として許 可される周波数帯域の広さによって決まる。STICS では移動体通信 用に確保されている IMT-2000 バンドの衛星通信用バンド MSS の上 り、下り各 30MHzをユーザリンクとして使用することを想定してい

る。STICS衛星ではディジタルビームフォーマを搭載し、衛星ビーム

を任意に設定することができ、被災地ビームにリソースを集中した 場合、ディジタルチャネライザによりユーザリンク帯域幅の通信を フィーダリンクに変換することができる。これらのことから、30MHz をすべて使用できることとする。通信方式は衛星通信と親和性が高 い FDMAとし、1チャネル 9.6kHz を使用することとする。この条件

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で最大 1万チャネルの通信容量となる [10]。

すなわちユーザリンク帯域に収容できる 1 万チャネルが上限とな る通信容量で毎秒 6000 呼の要求があるモデルを模擬する。

呼受入制御は、通信サービス用の周波数帯域とは別に、NOC から の制御用回線を独立して確保することとする。報知情報は TDMAで 送信できるので、通信サービスほど帯域は必要としない。シミュレー ションでは 80 万端末としており、これらの制御回線は災害時も確保 できていることとする。

シミュレーション条件をまとめると以下の通りとなる。また、シミ ュレーションする時間については東日本大震災でのトラヒック状況 [18]で、発災後1時間程度でトラヒックのピークが減少に転じている ことから、CAC による制御は発災後1~2時間後程度まで実施する こととしている。

(1) 被災地モデル条件 1) 総端末数:80 万端末 2) 呼量:0.9erl/端末

3) 保留時間:120 秒の指数乱数

4) シミュレーション時間:発災後1000 秒~4000秒

(2)STICS 衛星条件

1)STICS衛星通信チャネル容量:1 万チャネル

2)ユーザリンク帯域幅:30MHz 3)チャネル帯域幅:9.6kHz 4)通信方式:FDMA

(3)シミュレーション条件

1)RSTC:再通信要求不可時間;0[s]から6000[s]

2)PCLWC:優先バイアス値=待ち時間[s]×制御パラメータ

制御パラメータを 1×10-4から2×10-3まで変化

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3)PCRCN:優先バイアス値=再呼回数×制御パラメータ

再呼回数にバイアス値を乗じた制御パラメータを 0.005から0.5ま で変化。

PCRCN の効果を確認するため上限値は設定しない。

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