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90 EMC VSPEXプライベートクラウド:最大700台の仮想マシンに対応したMicrosoft Windows Server 2012 R2 with Hyper-V実証済みインフラストラクチャ ガイド

概要

VSPEX 環境のモニタリングは、コア IT システムの監視と同じで、管理の重要な基本

コンポーネントです。VSPEX 環境などの高度に仮想化されたインフラストラクチャの モニタリングは、各種コンポーネント間のやり取りと相互関係が微妙でわかりにくい ため、純粋な物理インフラストラクチャよりも複雑です。

仮想化環境の管理経験が豊富であれば、主要な概念とフォーカス エリアに慣れる ことができます。主な差別化要因は、広範囲なモニタリングとエンド ツー エンドシス テムおよびワークフローを監視する機能です。

さまざまなビジネス ニーズにより、環境のプロアクティブで一貫した監視が求められ ています。たとえば、次のような条件を満たす必要があります。

• 安定した予測可能なパフォーマンス

• サイズ設定と容量のニーズ

• 可用性とアクセス性

• 弾力性:ワークロードの動的な追加、除去、変更

• データ保護

環境でセルフサービス プロビジョニングが有効な場合、クライアントが仮想マシンと ワークロードを動的に生成できるため、システムの監視機能はさらに重要になりま す。この結果、システム全体にマイナスの影響が及ぶ可能性があります。

この章では、VSPEX の実証済みインフラストラクチャ環境の主要なコンポーネントの 監視に必要な基本的な知識について説明します。この章の終わりには、追加リソー スが用意されています。

監視する主な分野

エンドツーエンドのソリューションを提供するVSPEX実証済みインフラストラクチャは、

別個でありながら相互関係が強い次の分野のシステム監視を必要とします。

• サーバー(仮想マシンおよびクラスターの両方を含む)

• ネットワーク

• ストレージ

この章では、主にストレージ インフラストラクチャの主要なコンポーネントである

XtremIO アレイのモニタリングに重点を置きますが、他のコンポーネントについても

簡単に説明します。

VSPEX 導入環境にワークロードが追加されると、サーバーとネットワークのリソース

が消費されます。ワークロードが追加、変更、除去されると、リソースの可用性と、さ らに重要な点として機能が変化するため、プラットフォームで実行されている他のす べてのワークロードに影響します。お客様は、VSPEX プラットフォームへの導入前に すべての主要なコンポーネントのワークロード特性について十分に理解する必要が あります。これは、定義された RVMに対してリソース使用率を正しくサイズ設定する ために必要です。

パフォーマンスの ベースライン

91 EMC VSPEXプライベートクラウド:最大700台の仮想マシンに対応したMicrosoft

Windows Server 2012 R2 with Hyper-V実証済みインフラストラクチャ ガイド 最初のワークロードを導入した後、プラットフォームのパフォーマンスとともにエンド ツーエンド リソースの消費量を測定します。これにより、サイズ設定アクティビティを 当て推量で行うことがなくなり、初期消費量が確実に正確になります。より多くの ワークロードが導入されたら、リソース消費とパフォーマンス レベルを再評価して、

累積的な負荷と、既存の仮想マシンおよびそのアプリケーション ワークロードに対 するインパクトを判断します。それに応じてリソース割り当てを調整し、オーバーサブ スクリプションによりシステムのパフォーマンス全体が悪影響を受けないように保証 します。これらの評価を一貫して実行し、プラットフォーム全体および仮想マシン自 体が想定どおりに動作していることを確認します。

次のコンポーネントは、システム パフォーマンス全体に影響する重要な領域を構成 します。

• サーバー

• ネットワーク

• ストレージ

監視する主要なサーバーリソースは次のとおりです。

• プロセッサ

• メモリ

• ディスク(ローカルおよびSAN)

• ネットワーク

これらの分野を、物理ホスト レベル(ハイパーバイザーホスト レベル)と仮想レベル

(ゲスト仮想マシン内から)の両方で監視します。Microsoft Hyper-V を使用する

VSPEX 導入環境では、Windows のPerfmon を使用してメトリックを監視およびログ

記録できます。ベンダーのガイダンスに従って特定の導入シナリオのパフォーマン ス閾値を決定します。これは、アプリケーションによってかなり異なる場合がありま す。

Perfmonの詳細については、Microsoft TechNetライブラリのトピック

VSPEX の各実証済みインフラストラクチャでは、導入された RVM の数と定義された

ワークロードに基づいてパフォーマンスレベルが保証されています。

ネットワーク通信を行う十分な帯域幅があることを確認します。これには、サーバー および仮想マシン レベル、ファブリック(スイッチ)レベル、ストレージレベルでのネッ トワーク負荷のモニタリングが含まれます。サーバおよび仮想マシン レベルでは、

前述の監視ツールにより、サーバおよびゲストに出入りするフローを分析するのに 十分なメトリックが提供されます。トラッキングする主要な対象は、総スループットま たは帯域幅、レーテンシー、IOPSサイズなどです。追加データは、ネットワーク カー ドやHBAユーティリティから収集します。

ファブリックの観点では、スイッチ インフラストラクチャを監視するツールはベンダー によって異なります。監視する主要項目は、ポート使用率、総ファブリック使用率、プ ロセッサ使用率、キューの深さ、ISL(Inter-Switch Link)使用率などです。ネットワー クストレージプロトコルについて、次のセクションで説明します。

サーバー

ネットワーク

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VSPEX 実装のストレージ面の監視は、システムの全体的な稼働状態とパフォーマン

スを維持するために不可欠です。幸いにも、XtremIOシリーズのストレージ アレイに 用意されたツールを使用することで、基本ストレージ コンポーネントの動作に関する 詳しい情報を簡単かつ確実に入手できます。ブロック プロトコルとファイル プロトコ ルでは、次の重要項目に注目します。

• 容量

• ハードウェア構成要素

 X-Brick

 ストレージコントローラー

 SSD

• クラスター構成要素

 クラスター

 ボリューム

 イニシエーターグループ

次の分野も検討してください(主に調整の観点から検討が必要です)。

 I/Oサイズ

 ワークロードの特性

これらの要因はこのドキュメントでは扱いませんが、ストレージ調整はパフォーマン ス最適化の重要なコンポーネントです。EMCでは、「EMC XtremIOストレージ アレイ ユーザーガイド」にこの題目に関する追加のガイダンスを提供しています。

XtremIO リソース モニタリングのガイドライン

XtremIO の監視は、XMS IP アドレスへの HTTPS セッションを開いてアクセスできる

XMS GUIコンソールを使用して行います。XtremIOシリーズは、単一エンティティを通

じたブロック ストレージ アクセスを提供するオール フラッシュ アレイ ストレージ プ ラットフォームです。

このセクションでは、XtremIO GUI を使用して、リスト エレメントを含むブロック スト レージ リソースの使用率を監視する方法について説明します。パフォーマンス カ ウンターは[Dashboard]から表示できます。

効率性

図 27 に 示 す よ う に 、 [Dashboard] ワ ー ク ス ペ ー ス の [Storage] > [Overall

Efficiency]ではクラスターの効率性ステータスを監視できます。

ストレージ

ストレージの監視

93 EMC VSPEXプライベートクラウド:最大700台の仮想マシンに対応したMicrosoft

Windows Server 2012 R2 with Hyper-V実証済みインフラストラクチャ ガイド 図 27. 効率性の監視

Overall Efficiency]セクションには次のデータが表示されます。

Overall Efficiency: XtremIOストレージ アレイで節約できたディスク領域。

次のように算出します。

𝑇𝑜𝑡𝑎𝑙 𝑝𝑟𝑜𝑣𝑖𝑠𝑖𝑜𝑛𝑒𝑑 𝑐𝑎𝑝𝑎𝑐𝑖𝑡𝑦 𝑈𝑛𝑖𝑞𝑢𝑒 𝑑𝑎𝑡𝑎 𝑜𝑛 𝑆𝑆𝐷

Data Reduction Ratio: インラインデータ重複排除と圧縮率。次のように算出 します。

𝐷𝑎𝑡𝑎 𝑤𝑟𝑖𝑡𝑡𝑒𝑛 𝑡𝑜 𝑡ℎ𝑒 𝑎𝑟𝑟𝑎𝑦 𝑃ℎ𝑦𝑠𝑖𝑐𝑎𝑙 𝑐𝑎𝑝𝑎𝑐𝑖𝑡𝑦 𝑢𝑠𝑒𝑑

Deduplication Ratio: リアルタイムのインライン データ重複排除率。次のよう に算出します。

𝐷𝑎𝑡𝑎 𝑤𝑟𝑖𝑡𝑡𝑒𝑛 𝑡𝑜 𝑡ℎ𝑒 𝑎𝑟𝑟𝑎𝑦 𝑈𝑛𝑖𝑞𝑢𝑒 𝑑𝑎𝑡𝑎 𝑜𝑛 𝑆𝑆𝐷

Compression Ratio:リアルタイムのインライン圧縮率。次のように算出します。

𝑈𝑛𝑖𝑞𝑢𝑒 𝑑𝑎𝑡𝑎 𝑜𝑛 𝑆𝑆𝐷 𝑃ℎ𝑦𝑠𝑖𝑐𝑎𝑙 𝑐𝑎𝑝𝑎𝑐𝑖𝑡𝑦 𝑢𝑠𝑒𝑑

Thin Provisioning Savings: 割り当て済みディスク領域に対する使用ディスク 領域。

ボリューム容量

図 28に示すように、[Dashboard]の[Storage]>[Volume Capacity]ではボリュー ム容量のステータスを監視できます。

図 28. ボリューム容量

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Volume Capacity]には次のデータが表示されます。

• ボリューム別に定義された合計ディスク領域

• 使用中の物理スペース

• 使用中の論理スペース

物理容量

図 29に示すように、[Dashboard]の[Storage]>[Physical Capacity]では物理容 量のステータスを監視できます。

図 29. 物理容量

[Physical Capacity]には次のデータが表示されます。

• 物理容量合計

• 使用中の物理容量

GUIからクラスターパフォーマンスを監視するには、次の手順に従います。

1. メニュー バーで[Dashboard]アイコンをクリックして[Dashboard]を表示し ます。

2. [Performance]で、目的のパラメーターを選択します。

a. 次のいずれかをクリックして表示の測定単位を選択します。

i. Bandwidth: MB/s ii. IOPS

iii. Latency: Microseconds (μs)。アクティビティ ヒストリグラフにのみ 適用します。

b. [Item Selector]で監視対象となるアイテムを選択します。

i. Block Size ii. Initiator Groups iii. ボリューム

c. [Time Period Selector]で次の期間のいずれかを選択し、[Activity History]のタイムフレームを設定します。

i. Last Hour ii. Last 6 Hours iii. Last 24 Hours iv. Last 3 Days v. Last Week パフォーマンスの

監視

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