5. インストール前の事前準備
5.7 システム時刻同期の設定
システム時刻は、クラスタを構成するすべてのノード間で同期されている必要があります。クラスタ内のシステ ム時刻の同期に使用できる方法は、次の2つです。
Cluster Time Synchronization Service (CTSS)
Network Time Protocol (NTP)
CTSSはクラスタ時刻同期化サービスとも呼ばれ、Oracle Database 11g Release 2より提供されているシス テム時刻の同期を行う新機能です。NTPが設定されていない場合は、CTSSによりクラスタ内のすべてのノー ドでシステム時刻が同期されます。ただし、CTSSはOracle Clusterwareにより提供されているサービスであ るため、システム時刻の同期はあくまでもクラスタ内のノードが対象です。クラスタ外のノードともシステム時刻 を同期する場合にはNTPを使用します。
本ガイドでは、システム時刻の同期にCTSSを使用します。システム時刻の同期にCTSSを使用する場合と NTPを使用する場合の設定方法を以下に記載します。
CTSSを使用する場合
CTSSを使用する場合には、NTPを停止して構成を削除します。手順はrootユーザーで実施します。
1. ntpdサービスの起動状態を確認して、稼働している場合には停止します。
# service ntpd status
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# service ntpd stop
<実行例>
2. ntpdサービスの設定を確認して、有効化されている場合は無効化します。
# chkconfig --list ntpd
# chkconfig ntpd off
<実行例>
3. 設定ファイルがある場合には、削除あるいは別名保存します。
# rm /etc/ntp.conf (または # mv /etc/ntp.conf /etc/ntp.conf.org など)
<実行例>
4. ntpd.pidファイルが存在する場合にはファイルを削除します。
# ls -l /var/run/ntpd.pid
<実行例>
NTPを使用する場合
NTPを使用する場合には、-xオプションを指定して時刻調整の方法をslewモードに設定します。slewモード
# service ntpd status ntpd は停止しています
<稼働している場合には次のコマンドで停止>
# service ntpd stop
ntpd を停止中: [ OK ]
# chkconfig --list ntpd
ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
<有効化 (on) に設定されている場合には次のコマンドで無効化>
# chkconfig ntpd off
# rm /etc/ntp.conf
rm: remove 通常ファイル `/etc/ntp.conf'? y
# ls -l /var/run/ntpd.pid
ls: /var/run/ntpd.pid: そのようなファイルやディレクトリはありません
<存在する場合には次のコマンドで削除>
# rm /var/run/ntpd.pid
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では、システム時刻を同期する際に、時刻の後戻りが発生することがありません。手順はrootユーザーで実施 します。
1. /etc/sysconfig/ntpdファイルに、-xオプションの指定を追加します。
# vi /etc/sysconfig/ntpd
<実行例>
2. ntpdサービスが無効化されている場合は有効化します。
# chkconfig --list ntpd
# chkconfig ntpd on
<実行例>
3. ntpdサービスを起動します。すでに起動している場合には再起動します。
# service ntpd start (再起動の場合は # service ntpd restart )
<実行例>
4. ntpdサービスが-xオプション付きで起動していることを確認します。
# ps -ef |grep ntpd
<実行例>
# vi /etc/sysconfig/ntpd
# Drop root to id 'ntp:ntp' by default.
OPTIONS="-x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"
# Set to 'yes' to sync hw clock after successful ntpdate SYNC_HWCLOCK=no
# Additional options for ntpdate NTPDATE_OPTIONS=""
# chkconfig --list ntpd
ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
<無効化 (off) に設定されている場合には次のコマンドで有効化>
# chkconfig ntpd on
# service ntpd start
ntpd を起動中: [ OK ]
# ps -ef |grep ntpd
ntp 4476 1 0 12:00 ? 00:00:00 ntpd -x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid -g
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