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システム導入状況分類に応じた区分

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1  検討会の概要

5.1  システム導入状況分類に応じた区分

  消防指令システムの導入形態ごとに消防本部を分類すると、表 5−1 のように 8 つのシステム区分に分けられる。 

 

 

新発信地表示システム導入済み  新発信地表示システム未導入  位置情報通知システム 

(携帯・IP)導入済み  位置情報通知システム

(携帯・IP)未導入 

位置情報通知システム 

(携帯・IP)導入済み  位置情報通知システム

(携帯・IP)未導入  指令台連動 

方式 

簡易型端末  方式 

指令台連動 方式 

簡易型端末  方式  指令台 

システム  導入済み 

Ⅰ  Ⅱ

 

Ⅲ  Ⅳ  Ⅴ  Ⅵ 

指令台  システム 

未導入 

       

 

 

表 5−1.消防本部のシステム形態別の分類   

なお、前項において固定電話からの位置情報を受信するのは「指令台連動方式」

のみとすることが適当とされたことから、位置情報通知システム(統合型)におい て、各種電話からの緊急通報に係る位置情報通知を受信するためには、以下の設備 が必要になる。 

①  指令台システム 

②  指令台連動方式の位置情報通知システム(統合型) 

※  既に指令台連動方式導入済み消防本部の場合は、ソフトウェアの改修が必要に なる他、音声回線に係る改修等が必要になる場合がある。 

 

次節に、システム区分ⅠからⅥまでのシステムの導入並びに運用に係る費用のシ ミュレーション結果を示す。なお、シミュレーションにあたっては主要な指令台メ ーカ 5 社から、必要となるソフトウェア改修作業等の費用概算と必要な期間につい て、表 5−2 を前提条件としてヒアリングを実施した。 

 

システム区分ⅠからⅢについては、現状のシステム構成を継続する場合の導入及び 運用費用と、新発信地表示システムから位置情報通知システム(統合型)に移行し た場合の費用の比較を行っている。 

また、システム区分ⅣからⅥについては、新発信地表示システムが未導入のため、

新発信地表示システムを導入し、更に位置情報通知システムを導入する場合と、当

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初から位置情報通知システム(統合型)を導入する場合との比較を行っている。  

したがって、システム区分Ⅰ〜Ⅲの費用に係るシミュレーションは、現行の費用 と位置情報通知システム(統合型)への移行に伴い発生する費用の比較を行ってい るのに対し、システム区分Ⅳ〜Ⅵの費用に係るシミュレーションは、共に今後発生 する費用を比較しているため前提が異なる。また、システム区分Ⅶ、Ⅷについては、

別途指令台購入費用が必要となるが、位置情報通知システムの統合に要する費用に ついては、システム区分Ⅵと同等なので、ここでは省略する。 

なお、次項のシミュレーションのうち、IP-VPN 回線利用料については平成 20 年 度中の実績に基づき実施しているが、「位置情報通知用 IP-VPN 及び携帯電話等から の 119 番通報に係る位置情報通知システムの導入等に関するマニュアル(第 3 版)

の送付について」(平成 20 年 9 月 24 日付  消防情第 160 号)で通知したとおり、平 成 21 年度以降は IP-VPN 利用料は変更される予定であるので留意されたい。 

 

指令台 メーカ 

見積前提 

A 社 

・全てのシステム区分において、統合化後は「指令台連動方式」として積算する。 

・IP−VPN 回線申請費、利用料及び発信地検索サービス利用料は含まない。 

・開発期間を含めた運用開始までに必要な期間を示す。 

・強制発 ID(電話番号)ログ出力は弊社標準のものとし、また移行による教育期間等、詳細は別途とする。

・周辺サブシステムの交換費用や個別仕様対応費用は除く。 

B 社 

・全てのシステム区分において、統合化後は「指令台連動方式」として積算する。 

・IP−VPN 回線申請費、利用料及び発信地検索サービス利用料は含まない。 

・開発期間を含めた運用開始までに必要な期間を示す。 

・指令台システムはデジタル対応(ISDN119 回線)であることを前提としている。 

C 社 

・全てのシステム区分において、統合化後は「指令台連動方式」として積算する。 

・IP−VPN 回線申請費、利用料及び発信地検索サービス利用料は含まない。 

・開発期間を含めた運用開始までに必要な期間を示す。 

・新規指令台が同時期に整備され、指令台、簡易型端末ともに弊社製であること。(区分Ⅶ、Ⅷ) 

D 社 

・全てのシステム区分において、統合化後は「指令台連動方式」として積算する。 

・IP−VPN 回線申請費、利用料及び発信地検索サービス利用料は含まない。 

・開発期間を含めた運用開始までに必要な期間を示す。 

・新発信地システムの撤去費は含まない。 

・積算価格には現地工事費、調整費を含む。 

E 社 

・全てのシステム区分において、統合化後は「指令台連動方式」として積算する。 

・IP−VPN 回線申請費、利用料及び発信地検索サービス利用料は含まない。 

・開発期間を含めた運用開始までに必要な期間を示す。 

表 5−2.見積前提条件 

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  5.2  システム区分ごとの費用概算と必要な期間について   5.2.1  システム区分Ⅰ 

指令台システム  新発信地表示システム  位置情報通知システム 

(携帯・IP) 

位置情報通知  システム(携帯・IP)

の方式 

導入済み  導入済み  導入済み  指令台連動方式 

 

指令台 

メーカ  統合のために必要な事項  必要となる費用の概算  必要な期間 

A 社  ・指令台システムの設定変更等   95 万円  2 週間〜4 週間  B 社 

・指令台システムソフト改修(①) 

・新発信地表示システム撤去(②) 

①500〜700 万円 

②50 万円  合計 550〜750 万円 

約 12 ヵ月  C 社  ・指令システムソフト改修 

・現地調整費 

1,300 万円 

(税抜)  5 ヶ月 

D 社  ・指令台システムソフト改修  500 万円  4 ヶ月 

E 社 

・新発信地表示システムへの問合せルート変更 

・位置情報通知システム 

  (接続装置への固定電話問合せルート追加) 

・指令台システムソフト改修 

300 万円  約 3 ヶ月 

表 5−3.システム区分Ⅰ各社見積   

区分  項目  費用(万円) 

新発信地 

A 新発信地端末設備買取総額  2,249

B 新発信地端末設備レンタル料  1,077

C 発信地検索用回線利用料  101

D 新発信地端末設備保守費用照  130

E 発信地検索サービス利用料  F 発信電話番号送出料  452

G 発信エリア識別サービス利用料 

H ナンバー・ディスプレイサービス利用料 

位置情報通知 

I 位置情報通知指令台連動方式導入経費   1,500

J 位置情報通知簡易型端末方式導入経費  250

K IP-VPN 利用料  ※3.3.2 参照   48

統合  L 統合改修経費  ※上記表の各社平均  569 

表 5−4.システム区分Ⅰ  費用一覧   

   

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図 5−1.システム区分Ⅰにて 6 年目で改修した場合のシミュレーション   

  本システム区分の消防本部は、新発信地表示システム及び指令台連動方式に よる位置情報通知システム(携帯・IP)を導入済みである。 

既にすべての位置情報を取得する体制が構築されているため、位置情報通知 システム(統合型)への移行経費及び移行後の運用経費が検討のポイントとな る。 

  まず、新発信地表示システムをレンタルで利用している場合、位置情報通知 システム(統合型)への移行に係る改修経費が単年度の運用経費より安価であ り、システム移行によるコスト削減の効果は即時的である。 

次に、新発信地表示システムを買取りで利用している場合、システム移行後 の運用経費は、移行前と比較し、200 万円ほど削減される。 

すなわち、システムの改修を行った年を含めて 3 年間、位置情報通知システ ム(統合型)を運用すると、移行のために相応の費用を負担したとしても、位 置情報通知システム(携帯・IP)を継続して運用する場合の経費を下回ること になる。 

  したがって、新発信地表示システムをレンタル及び買取りで利用している場 合のいずれも、早期に指令台システムを改修し、位置情報通知システム(統合 型)に移行することが適当と考えられる。 

  最後に、位置情報通知システム(統合型)を導入した場合、運用経費がどの 程度削減されるかを表 5-5 に記載しておく 

 

位置情報通知システム(統合型)を導入した場合  との比較モデル 

運用経費の削減額 統合化対応費用の回収期間 

(統合化への対応を行った年度含む)

新発信地表示システムをレンタルで利用した場合  1,178 万円/年 1 年間  新発信地表示システムを買取りで利用した場合  231 万円/年 3 年間 

表 5-5.システム区分Ⅰにおける運用経費の削減額 

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  5.2.2  システム区分Ⅱ 

指令台システム  新発信地表示システム  位置情報通知システム 

(携帯・IP) 

位置情報通知  システム(携帯・IP)

の方式 

導入済み  導入済み  導入済み  簡易型端末方式 

  指令台 

メーカ  統合のために必要な事項  必要となる 

費用の概算  必要な期間  A 社  ・指令台連動方式位置情報通知システムの導入  1,000 万〜4,000 万円  180 日 

B 社 

・指令台連動方式位置情報通知システムの導入(①) 

・簡易型端末の撤去(②) 

・新発信地表示システム撤去(③) 

①3,000 万円 

②10 万円 

③50 万円  合計 3,060 万円  

約 12 ヵ月 

C 社 

・指令台連動方式位置情報通知システムの導入 

・指令台システムソフト改修 

・現地調整費 

3,100 万円 

(税抜)   7 ヶ月 

D 社 

<直収済みユーザ(H10 年以降対象)> 

・指令台連動方式位置情報通知システムの導入(①) 

・指令台システムソフト改修(②) 

・簡易型端末の撤去(③) 

<直収未ユーザ(H16 年以降対象)> 

・指令台連動方式位置情報通知システムの導入(①) 

・指令台システムソフト改修(②) 

・指令台音声回線改修(③) 

・簡易型端末の撤去(④) 

①800 万円 

②500 万円 

③10 万円  合計 1,310 万円 

①800 万円 

②500 万円 

③50 万円 

④10 万円  合計 1,360 万円 

4 ヶ月 

E 社 

・指令台連動方式位置情報通知システムの導入 

・新発信地表示システムへの問合せルート変更 

・位置情報通知システム(接続装置への固定電話問合せ ルート追加) 

・指令台システムソフト改修 

2,000 万円  − 

表 5−6.システム区分Ⅱ  各社見積   

区分  項目  費用(万円) 

新発信地表示システム 

A 新発信地端末設備買取総額  2,249

B 新発信地端末設備レンタル料  1,077

C 発信地検索用回線利用料  101

D 新発信地端末設備保守費用  130

E 発信地検索サービス利用料  F 発信電話番号送出料    452

G 発信エリア識別サービス利用料   

H ナンバー・ディスプレイサービス利用料    位置情報通知システム 

(携帯・IP) 

I 位置情報通知指令台連動方式導入経費  1,500

J 位置情報通知簡易型端末方式導入経費  250

K IP-VPN 利用料  ※3.3.2 参照   48

位置情報通知システム 

(統合型)  L 統合改修経費  ※上記表の各社平均  2,399 

表 5−7.システム区分Ⅱ  費用一覧   

   

ドキュメント内 untitled (ページ 35-54)

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