6 運用開始時期と運用開始までに解決すべき課題
6.4 その他
NTT 東日本及び NTT 西日本に対する事業者 ID 及び IP アドレスの割り当てについ ては、平成 21 年度第 3 四半期の運用開始までに、消防庁、警察庁、NTT 東西と協議 し、確定するとともに、関係者に通知する。また、パスワードについては事業者か ら、消防本部へ通知することとなっていることから、これを踏襲し、NTT 東西から 関係者に通知するものとする。
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また、現時点では、技術的条件書の改定は必要ないと考えられるが、今後の統合 化に関する作業の進捗状況に応じ、必要があれば技術的条件書を改訂する。
7 まとめ
平成 19 年度に検討された統合化技術研究を踏まえ、新発信地表示システムと位置情報 通知システム(携帯・IP)の統合のあり方に関する検討を行い、以下 3 点につき決定し た。
1 点目として、統合システムの運用開始時期について検討が行われ、平成 21 年度第 3 四半期を目途とすることとなった。また、従来の新発信地表示システムの並行運用期間 については、消防本部側の端末(検索制御装置等)の保守期限が 6 年間であることを考 慮し、平成 21 年度第 3 四半期から 6 年間とすることとした。
なお、原則 6 年とするが、それ以降については個別に調整することとする。
2 点目として、統合化の方式について検討し、発信地表示センタを IP-VPN に接続す ること、固定電話の位置情報送信は、位置情報取得方式(Pull 方式)のみに対応する こと、位置情報の変換(XML 化)は発信地表示センタにて実施することを定めた。
なお、位置情報の送信が位置情報取得方式(Pull 方式)に限られることから、消防 本部側の設備については、指令台連動方式にのみ対応し、簡易型端末方式には当面対応 しないこととした。
3 点目として、保守運用スキームについては、位置情報通知システム(携帯・IP)に 合わせることを基本としつつも、細部については実務担当者レベルでの WG 等を開催し、
引続き検討することとした。
今後、システムの統合化に向け、関係者がそれぞれ作業を行っていくことになるが、
円滑な運用に資するため、運用に先立って実証実験等を行うことが必要と考えられる。
なお、今回の検討会では議題としなかった発信地検索サービス料については、関係機 関と引続き協議していくこととする。
今回のシステム統合化により固定電話と携帯・IP 電話の 2 つに分かれていた位置情 報関連のシステムが 1 つになる。これによりシステムの導入及び運用に係る消防本部の 費用負担が大幅に低減されることとなり、全国の消防本部で位置情報通知システム(統 合型)の導入が促進されることになると考えられる。その結果として、全国的な 119 番通報の高度化が実現され、国民の安心・安全に寄与することが期待される。
位置情報通知システムの統合に係る財政支援措置について
位置情報通知システムの統合に係る財政支援措置について
1.消防防災施設整備費補助金
○対象:指令装置※1・新発信地表示システム※1・位置情報通知システム(指令台連動方式)※2の装置購入費 指令装置接続工事費
【財政支援措置】
○対象:指令装置 新発信地表示システム 位置情報通知システム(指令台連動方式) の装置購入費、指令装置接続工事費
→補助額:補助基準額の1/3以内
2.防災対策事業債(防災基盤整備事業)※3
○対象:指令装置※2・新発信地表示システム※2・位置情報通知システム(指令台連動方式)※2の装置購入費、指令装置接続工事費
→通常:起債充当率75%、交付税算入率30%
複数の消防本部が共同で整備するもの又は市町村の消防の広域化に伴い整備するもの
:起債充当率90%、交付税算入率50%
3.普通交付税単位費用措置 (並行運用期間である平成21年度~平成27年度)
○対象:位置情報通知システムの統合に必要な改修経費 →平成21年度措置額 647千円(標準団体)
【統合に必要な費用と財政支援措置】
【参考】その他の財政措置
○簡易端末方式は平成18年度から特別交付税措置(補助金・防災対策事業債の対象外)。
※1 高機能消防指令センター全体整備の場合に限る。
※2 高機能消防指令センター全体整備・機能追加のいずれも可。
※3 一般単独事業のため補助金との併用不可。
1.位置情報通知システム(指令台連動方式)導入済みの場合
【システム区分Ⅰ,Ⅳ】
位置情報通知システム(携帯・IP)において、固定電話の位置情報 を取得するための改修(新発信地機能の追加)を行い 統合型へ
2.位置情報通知システム(指令台連動方式)未導入の場合
【システム区分Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ】
新たに位置情報通知システム(指令台連動方式)を導入して、
すべての電話からの位置情報を取得する統合型へ移行する。
【統合に必要な費用と財政支援措置】 ○IP-VPN回線使用料については、平成19年度より普通交付税単位費用措置。
を取得するための改修(新発信地機能の追加)を行い、統合型へ 移行する。
指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
※このほか、区分によって新発信地表示システム 撤去や指令台音声回線改修が必要
→普通交付税単位費用措置
す 電話 位置情報を取得す 統合 移行す 。 指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
※このほか、区分によって簡易型端末の 撤去費用、新発信地表示システム撤去 費用、指令装置音声回線改修経費が必要
→普通交付税単位費用措置 位置情報通知システム装置
購入費用
→補助金の交付対象※4 又は防災基盤整備事業の対象
1
NTT固定電話
→普通交付税単位費用措置
NTT固定電話
→普通交付税単位費用措置
位置情報通知 システム(導入済)
IP電話 指令装置
指令装置
携帯電話 IP電話
IP-VPN回線
指令装置購入費 位置情報通知
システム
携帯電話
携帯電話 IP-VPN回線
※4 システム区分Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷにおいて、平成21年度に補助金を申請する場合は、「発信地表示 装置」、「位置情報通知装置」の機能に相当する経費をそれぞれ明確にした上で申請すること。
指令装置購入費
(システム区分Ⅶ、Ⅷの場合のみ)
→補助金の交付対象
又は防災基盤整備事業の対象 指令装置接続工事費
→補助金の交付対象※4 又は防災基盤整備事業の対象
システム 区分
導入済み装置
装置購入費・指令装置接続工事費 補助金又は防災基盤整備事業 対象
改修経費
普通交付税単位費用措置 新発信地表示 位置情報通知
統合のために必要な費用(システム区分別)
区分 指令装置 新発信地表示 →補助金又は防災基盤整備事業の対象 →普通交付税単位費用措置 システム
位置情報通知 システム(携帯・IP)
Ⅰ ○ ○ ○
(指令台連動方式) ―
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
○新発信地表示システム撤去費用
指令装 修経費
Ⅱ ○ ○ ○
(簡易端末方式)
○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続工事費
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
○簡易型端末の撤去費用
○新発信地表示システム撤去費用
Ⅲ ○ ○ × ○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続 事費
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
Ⅲ ○ ○ × ○指令装置接続工事費 (固定電話の位置情報取得要求)
○新発信地表示システム撤去費用
Ⅳ ○ × ○
(指令台連動方式) ―
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
○指令装置音声回線改修経費
(アナログからデジタルへの変更)
Ⅴ ○ × ○
(簡易端末方式)
○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続工事費
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
○簡易型端末の撤去費用
○指令装置音声回線改修経費
(アナログからデジタルへの変更)
○指令装置シ テム ト改修経費
2
Ⅵ ○ × × ○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続工事費
○指令装置システムソフト改修経費
(固定電話の位置情報取得要求)
○指令装置音声回線改修経費
(アナログからデジタルへの変更)
Ⅶ × × ○
(簡易端末方式)
○指令装置購入費
○位置情報通知システム装置購入費用 ○簡易型端末の撤去費用
Ⅶ (簡易端末方式) ○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続工事費
○簡易型端末の撤去費用
Ⅷ × × ×
○指令装置購入費
○位置情報通知システム装置購入費用
○指令装置接続工事費
―
(注1)システム区分Ⅰ Ⅱ Ⅲにおいて 補助金の交付を受けて新発信地装置を導入済みの場合には 処分制限期間5年を満たないうちに当該装置を処分することが考えられるが
(注1)システム区分Ⅰ、Ⅱ、Ⅲにおいて、補助金の交付を受けて新発信地装置を導入済みの場合には、処分制限期間5年を満たないうちに当該装置を処分することが考えられるが、
その際は消防庁長官の承認が必要。システム区分Ⅳにおいて、補助金の交付を受けて位置情報通知システム(携帯・IP)を導入済みの場合、統合により新たに新発信地装置 機能が追加されることになるが、従来の位置情報通知装置は残り、その機能は引き継がれるため、財産処分には当たらない。
(注2)システム区分Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷにおいて、位置情報通知システム装置購入及び指令台接続工事について平成21年度に補助金を申請する場合は、「発信地表示装置」、「位置情報 通知装置」の機能に相当する経費をそれぞれ明確にした上で申請すること。システム区分Ⅱ、Ⅲについては、新発信地装置が導入済みのため、補助金の交付対象は「位置情報 通知装置」の機能相当分のみ申請すること。なお、補助金のメニューは平成22年度に位置情報通知装置(統合型)として一本化する予定。
(注3)ここでは主な費用について掲載している。このほかに発生する費用については消防庁に個別に相談すること。