4.2 システムの仕様と構成
本システムで使用した機器の使用と構成について解説する.
4.2.1 開発環境
本システムの実装のために利用したプログラム開発環境を表4.1に示す.
表4.1 開発環境
OS Microsoft Windows XP Professional RFID R/W ドライバ (SDK) SHARP RFID RZ-1TR4 SDK Ver1.4
プログラム言語 Microsoft Visual Basic .NET 2003
4.2.2 使用する RFID タグ
本システムでは, 日本アールエフソリューション株式会社の製造する RFID タグである インテリタグの中から薄型モールドタグを使用する. この外観を図4.2, 図4.3に, 仕様を表 4.2に示す.
4.2
4.2 システムの仕様と構成
図4.3 薄型モールドタグ 横
表4.2 薄型モールドタグ仕様
型番 RZ3TG1
使用周波数 2.45GHz (中心周波数) 方式 バッテリーレス, パッシブ型
メモリ容量 最大128 byte (ユーザ使用可能エリアは110 byte)
書き換え回数 10万回以上
読み取り距離 約80cm
書き込み距離 約55cm
通信速度 30-40Kbps
複数タグ読み取り 衝突防止有り
通信誤り補正 16 bit CRC
サイズ 57×7.8×3.5mm
重量 約1.6グラム
タグアンテナの偏波 直線偏波
防水性 JIS C0920 保護等級 7
4.2 システムの仕様と構成
4.2.3 使用するアンテナ
本システムで利用するアンテナは日本アールエフソリューション株式会社の製造する2素 子直線偏波アンテナである. このアンテナの外観を図4.4, 図4.5に, 仕様を表4.3に示す
図4.4 2素子直線偏波アンテナ(表)
図4.5 2素子直線偏波アンテナ(裏)
4.2 システムの仕様と構成
表4.3 2素子直線偏波アンテナ 仕様
アンテナタイプ マイクロストリップタイプ
アンテナ素子数 2
使用周波数 2,472MHz 〜2,470MHz 適合標準規格 RCR STD-1
偏波面 直線偏波
インピーダンス 50ω
CSWR 1.5以下(使用周波数帯内において)
利得 11dBi以上
インターフェース N型コネクタ (ジャックタイプ)
ケーブル長 20cm
使用温度 -20℃ 〜 +60℃ 保存温度 -40℃ 〜 +70℃
使用/保存温度 10% 〜 95% (相対温度, 結露無きこと) 外形寸法(突起部除く) 約210×130×35
質量 約550グラム
4.2 システムの仕様と構成
4.2.4 使用する RFID R/W
本システムで使用するRFID R/Wは日本アールエフソリューション株式会社の製造する 4ポートロングレンジ・リーダライタである. このR/Wの外観を図4.6, 図4.7に, 仕様を 表4.4に示す.
図4.6 4ポートロングレンジ・リーダライタ(表)
図4.7 4ポートロングレンジ・リーダライタ(裏)
4.2 システムの仕様と構成
表4.4 4ポートロングレンジ・リーダライタ 仕様
型番 RZ-1TR4
概要 2.4GHz帯域を使用する固定型RFID装置
使用周波数帯域 2,427MHz 〜2,470.75MHz
適合規格 RCR STD-1
インターフェイス RS-232C 動作温度 -20℃〜50℃ 保存温度 -40℃〜70℃
動作及び保存湿度 10%〜95%(相対湿度, 結露なきこと)
アンテナ端子 4ポート
読み取り速度 12 msec/8 byte 書き込み速度 25 msec/1 byte
寸法 約13.5cm ×19.5cm ×6.7cm
質量 約1.2キログラム
4.2 システムの仕様と構成
4.2.5 アプリケーションサーバ
アプリケーションサーバは R/W, アンテナを接続している PC であり, Visual Basic
.NET 2003 によって記述されたプログラムによって制御される. 統合規格監理ネットワー
ク内の構成では統合規格監理システムと RFIDアプリケーション, および管理サーバの機 能を併せ持っている. 入退室判断用と入退室状況確認用の二種類が設置されるが, 両者とも RFIDタグの読み取り方法は同じであり, RFID タグからデータを受け取るとXMLファイ ルを生成し, 決められた処理を行う. 結果の出力はアプリケーションサーバに接続するディ スプレイで行う.
4.2.6 監理データベース
データベースサーバは入退室判断アプリケーションサーバと入退室状況確認アプリケー ションサーバと同じローカルネットワーク内に設置され, 二つのアプリケーションのデータ を同期させて管理する. データベースには登録されているユーザの情報が格納されている. OSはFedora Core 5を利用し,データベースはMySQL 5.0.27がインストールされている. これに格納するデータフィールド構造を表4.5に示す.
4.2.7 認証タグ
認証タグは提案するRFIDネットワーク統合規格に従って記述されたRFIDタグである. 使用するタグは薄型モールドタグである. 認証タグには登録しているユーザIDと入退室状 況確認用アプリケーションの確認画面へログインするための確認パスワードの前半部分の二 つの情報が記述されている. ユーザ一人に対して一個が割り当てられる.
4.2.8 オブジェクトタグ
オブジェクトタグはRFIDネットワーク統合規格に従って記述されたRFIDタグである. 使用するタグは薄型モールドタグである. オブジェクトタグには取り付けられたオブジェク
4.2 システムの仕様と構成
表4.5 データベースフィールドの構造
フィールド名 備考
ID 登録ユーザの識別ID
OBJECT ユーザが管理するオブジェクトタグのID
GARDE ユーザの学年
NAME ユーザの名前
GROUP ユーザの研究グループ
TIME ユーザの入退室時間
INOUT ユーザの入退室状況
PASSWORD オーダー認証時のパスワード
トの管理者を示すオブジェクトIDと入退室状況確認用アプリケーションの確認画面へログ インするための確認パスワードの後半部分の二つの情報が記述されている. ユーザは複数の オブジェクトタグを管理することが可能であり, ユーザが管理するオブジェクトに貼り付け られる.
4.2.9 プログラム
Microsoft Visual Basic .NET 2003で作成されたプログラムはアプリケーションサーバ で動作する. このプログラムの役割を以下に示す.
• アンテナ, R/Wを制御する
• アプリケーションの処理結果を出力する
• 認証タグ, オブジェクトタグを認識する
• データベースサーバに接続する
• データベースの情報を更新する
• データベースから情報を取り出す