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第 6 章 システムの複合体以外の個人 を識別させない機構の提案

6.2 サービス利用時の金の流れ

6.1ではアカウントの登録して通販サイトのサービスを利用できるようにするま での動作をシミュレーションしてきた。ここでは通販サイトのサービスを利用し た際の金の流れについてシミュレーションする。

まず初めにクレジットで支払いする場合についてシミュレーションする。サー ビス利用者が通販サイトでサービスを利用する際にクレジットカードの名義の名 前・クレジット番号・有効期限・セキュリティコードを入力する。通販サイトは 入力されたクレジットカードの情報を元にクレジットカード会社に支払いを要求 し、クレジットカード会社はサービス利用者の代わりに代金を支払う。後日クレ ジットカード会社はサービス利用者の口座から立て替えて支払った代金を銀行口 座から引き落とす。クレジットでの支払いではクレジットカードの名義の名前・ク レジット番号・有効期限・セキュリティコードがサービス提供者である通販サイ トの運営者に知られてしまう。

次に代引きで支払いする場合についてシミュレーションする。サービス利用者 が通販サイトでサービスを利用する際に支払い方法に代引きを指定すると、商品

事前に用意されたアカウントでログイン

アカウント情報の変更 通販サイトにアクセス

サービスの利用

アカウントを初期の状態に変更

図 6.2: 事前に用意されたアカウントを使用する際のフローチャート イトの運営者に代金を送金する。代引きを利用するとサービス利用者が受け取る 場所が通販サイトの運営者に知られてしまう。

さらに銀行振り込みで支払いする場合についてシミュレーションする。サービス 利用者が通販サイトでサービスを利用する際に銀行振り込みを選択すると、通販 サイトからサービス利用者に銀行の店名・預金種類・口座番号が伝えられる。サー ビス利用者は口座に関する情報を元に振り込み人名義や連絡先などを加えて銀行 などで振り込みする。振り込み人名義や連絡先を個人情報とは関係性が低いもの で銀行振り込みすればサービス提供者に個人情報を伝えないで済むが、毎回どこ かで振り込む手間がかかってしまう(図 6.3、図 6.4)。

支払いでの問題の回避

上記で説明した日払い方法の問題点を解決する方法として決済代行サービスを 利用してクレジット支払いをするという方法がある。決済サービスを利用するた めにはまずクレジットカード情報を決済代行サービスに登録する。その決済代行 サービスのアカウントを使って通販サイトでサービスを利用する。そうすること でクレジット番号・有効期限・セキュリティコードを通販サイトの運営者に伝え ないで済むようになる。

通販サイトがクレジット会社に 支払いを要求

通販サイトで商品を購入

通販サイトが運送会社に  代引き依頼

サービス利用者が運送会社に支 払い

運送会社が通販サイトに  送金

通販サイトで商品を購入 通販サイトで商品を購入

クレジット会社が通販サイトに 支払い

クレジット会社がサービス  利用者の口座から引き落とし

通販サイトがサービス利用者に  口座情報を連絡

サービス利用者が口座に  振り込む

クレジット 代引き 銀行振り込み

図 6.3: 代金支払いのフローチャート(1)

通販サイトで商品を購入 サービス利用者が決済代行サービスに 

クレジットカード情報を登録 

決済代行サービス

決済代行サービスが通販サイトの  口座に入金

クレジット会社がサービス  利用者の口座から引き落とし

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