1. superuser(root)としてHP-UXサーバにログインします。
2. hptermウィンドウのコマンド・プロンプト(#)で、次のいずれ かのコマンドを実行します。
ホスト・エージェントを削除するには、次のように入力し ます。
/usr/sbin/swremove -x mount_all_filesystems=false NAVIAGENT
CLIを削除するには、次のように入力します。
/usr/sbin/swremove -x mount_all_filesystems=false NAVICLI 削除処理が開始します。エラーが発生せずに、次の
メッセージが表示されたら、削除処理は終了です。
END swremove SESSION
Navisphere ホスト・エージェントの構成
Navisphere CLI navicli registerコマンドを使用してストレージ・シス テムを構成する前に、ホスト・エージェント構成ファイルに管理者 ユーザーが含まれていることを確認してください。「管理者ユー ザーの追加」(35ページ)に説明があります。
ホスト・エージェント構成ファイルのパス名は/etc/Navisphere/agent.config です。
従来のストレージ・システムを構成している場合は、このガイド のA08のリビジョンを参照してください。
「従来のシステム」とは、ストレージ・マネジメント・サーバ・ソフトウェ アを実行していないFCシリーズのストレージ・システムのことです。
管理者ユーザーの追加
Navisphere Manager CLIを使用してストレージ・システムを構成す る場合、管理者ユーザーとしてCLIコマンドを発行するユーザー を定義するエントリーが、ホスト・エージェント構成ファイルに 含まれている必要があります。
管理者ユーザーを定義するには、以下のうち該当するエントリーを追 加して、ローカルまたはリモートの管理者ユーザーを追加します。
ローカル・ユーザーの場合:
user名前
リモート・ユーザーの場合:
user名前@ホスト名
この場合、名前はユーザーのアカウント名、ホスト名はユーザー が使用するリモート・サーバの名前です。
デフォルトのホスト・エージェント構成ファイルには「user root」
エントリーが含まれています。
ホスト・エージェント構成ファイルの保存
1. ホスト・エージェント構成ファイルを保存します。
2. ホスト・エージェント構成ファイルへの情報の追加が終了した ら、次のコマンドを入力して、ホスト・エージェントを停止 および再起動します。
#/sbin/init.d/agent stop
#/sbin/init.d/agent start
イベント・モニター構成ファイルの使用
Navisphereホスト・エージェントにより、ストレージ・システムの イベントを監視し、指定されたイベントが発生した場合にはメール を送信したりポケットベルで通知したりするアクションを実行でき ます。Navisphere Managerに付属のイベント・モニターでは、これ らのイベントとアクションを対話型で定義できます。イベント・
モニターを使用しない場合でも、イベント・モニター構成ファイ ルを編集することによって、それらのイベントやアクションを定 義することが可能です。
/etc/Navisphere/Navimon.cfg
このファイルは自己記述型です。つまり、このファイル内のテキスト では、イベントや、イベント発生時に実行するアクションの定義方 法を記述します。「Navisphere Command Line Interface Reference」
で説明されているように、ファイルの編集後、Navisphere CLIの responsetestコマンドを使用してファイルをテストできます。
Navisphere ホスト・エージェントの実行
このセクションでは、ホスト・エージェントの接続テストと、開始 および停止について説明します。
Navisphere
ホスト・エージェントの起動と停止サーバをレベル2にすると、ホスト・エージェントは自動的に起 動します。ホスト・エージェントを最初に起動するときは、サー バのオペレーティング・システムのシステム・ログを参照して、
ホスト・エージェントが正しく起動しデバイス・エラーが発生 しなかったことを確認してください。システム・ログの場所は /var/adm/syslog/syslog.logです。
ストレージ・システムが大量の入出力トラフィックを扱う(アプリケーショ ンがストレージ・システムを使用している)とき、情報がホスト・エージェ ントに適切なタイミングで報告されず、結果として、ホスト・エージェント によるストレージ・システム管理タスクの実行に数分間かかる場合があり ます。この動作は、1つのホスト・エージェントが複数のストレージ・シ ステムを管理しているときに最も顕著です。また、SPのイベント・ログの サイズが大きく、ホスト・エージェント構成ファイルがすべてのイベント を読み込むように設定されている場合、ホスト・エージェントの起動に数 分かかる場合があります。
ホスト・エージェントを起動
rootとしてログインし、次のコマンドを入力します。
/sbin/init.d/agent start ホスト・エージェントの停止
rootとしてログインし、次のコマンドを入力します。
/sbin/init.d/agent stop
ホスト・エージェントの接続テスト
次の作業に進む前に、以下のようにしてホスト・エージェントの接 続をテストすることを推奨します。
1. 「Navisphereホスト・エージェントの起動と停止」(38ペー ジ)の説明に従って、ホスト・エージェントを起動します。
2. コンソール上、およびオペレーティング・システムのログにエ ラーが報告されていないかを調べ、エージェントが正常に起動し てデバイス・エラーが発生しなかったことを確認します。
3. 以下の手順に従って、サーバ上のホスト・エージェントがスト レージ・システムを認識できることを確認します。
a. 次 のCLIコ マ ン ド を 入 力 し ま す 。
naviseccli |navicli [-d <デバイス名>]| -h <ホス ト名> port -list -hba
-dスイッチと-hスイッチの両方を指定することはできません。
ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。
[-d <デバイス名>]は、ストレージ・システムのデバイス名 です(従来型システムでのみサポート)。
-h<ホスト名>は、SPのIPアドレスです。
サーバ内の各HBAに対して、以下のような出力が表示され ます。SAN(共有ストレージ)環境内のストレージ・シス テムの場合、接続されたすべてのホスト内のHBAが出力に 含まれます。
Information about each HBA:
HBA UID: 10:00:00:60:B0:3E:46:AC:10:00:00:60:B0:3E:46:AC Server Name: siux134
Server IP Address: 128.221.208.134 HBA Model Description:
HBA Vendor Description:
HBA Device Driver Name:
Information about each port of this HBA:
SP Name: spa
HBA Devicename: sp0 Trusted: NO
Logged In: YES Source ID: 1 Defined: YES Initiator Type: 0 Storage Group Name:
Storage Group 134
b. 出力の中で、ホストに装着された各HBAの情報を検証して、
HBAからSPへのパスを確認します。
ホスト・エージェントのステータスとエラーのログ
システムの稼働中、オペレーティング・システムはホスト・エー ジェントのイベントおよびエラーについての情報を履歴管理し、こ の情報をサーバ上のログ・ファイルに記録します。
ホスト・エージェントのエラー・ログは、ホスト・エージェントの 起動、シャットダウン、発生したエラー(構成ファイルに定義され たデバイスにホスト・エージェントがアクセスできないなど)につ いての情報を記録します。問題が発生した場合、ログ・ファイルの 情報がトラブルシューティングを開始するために役立ちます。
ホスト・エージェントのイベントおよびエラーのログは /var/adm/syslog/syslog.logに記録されます。
ホスト・エージェントのイベントは/etc/log/agent.logファイルにも記録 されます。
Navisphere Server Utility のインストールと削除
このセクションでは、Navisphere Server Utilityをインストールする 方法について説明します。
HP-UX
サーバへのNavisphere Server Utility
のインストールEMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のNavisphere Server Utilityソフトウェアをインストールすることを推奨します。最新 バージョンは、Powerlink Webサイトにあるソフトウェアのダウン ロード・ページからダウンロードできます。サーバ・サポートCD からソフトウェアをインストールすることもできますが、このCD には、構成に適合する最新版のフトウェアが収録されていない可 能性があります。
1. superuser(root)としてHP-UXサーバにログインします。
2. Server Utilityの以前のバージョンがサーバ上にインストールされ ている場合は、削除してから続行します。
Server Utilityがインストールされているかどうか確認するには、
/usr/sbin/swlistコマンドを入力して、現在インストールされているソフ トウェアのリストを取得します。
3. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。
a. PowerlinkWebサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。
b. 該当するバージョンのNavisphere Server Utilityを選択し、圧 縮ファイルをダウンロードします。
c. コマンド・ライン・プロンプトで、圧縮ファイルを保存した ディレクトリに移動し、ファイルを解凍します。
d. HOSTUTIL.depファイルをHP-UXサーバにインストールし ます。
4. サーバ・サポートCDからソフトウェアをインストールするに は、以下を実行します。
a. サーバのドライブにサーバ・サポートCDを挿入します。
b. hptermウィンドウのコマンド・プロンプト(#)に次のコマ ンドを入力して、CDディレクトリを作成します。
mkdir /cdrom
c. 次のコマンドを実行して、デバイス・ファイルを識別します。
ioscan -funC disk
このコマンドにより、認識されたすべてのドライブとそれら に関連するデバイス・ファイルがすべて一覧表示されます。
ファイル名は/dev/dsk/c1t2d0のようになります。
d. CDドライブをマウントします。
mount /dev/dsk/<デバイス・ファイル名> /cdrom
ここで、デバイス・ファイル名は、ステップcのデバイス・
ファイル名を指します。たとえば、mount /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom。
e. 次のコマンドを実行してソース・デポをインストールします。
/usr/sbin/swinstall -s /cdrom/hpux/HOSTUTIL.dep -x \ mount_all_filesystems=false HOSTUTIL
f. コマンド・プロンプト(#)で、CDをアンマウントします。
umount /cdrom
Server UtilityをCDからインストールした場合は、CDをサー バのCDドライブから取り出します。
HP-UX
サーバからのServer Utility
の削除1. superuser(root)としてHP-UXサーバにログインします。
2. 次のコマンドを実行して、Server Utilityを削除します。
/usr/sbin/swremove -x mount_all_filesystems=false HOSTUTIL