• 検索結果がありません。

サンプル抽出基準点を取得するページの指定 44

ドキュメント内 発行年 2009‑03‑24 (ページ 50-55)

44

2.3 「前付」「後付」の場合に必要な確認

45

2.3.1 「前付」 「後付」のうち収録対象とするもの

「前付」「後付」に位置するもののうち,文章量のある類型と認める典型例は,「前書き」

と「後書き」である。図 2-1 と図 2-2 とに,「前書き」と「後書き」の例を一つずつ挙げる。

図 2-1 「前書き」 図 2-2 「後書き」

2.3.2 「前付」 「後付」のうち収録対象としないもの

第Ⅰ部 3.2.1 節で述べた通り,「前書き」と「後書き」のほかに,「前付」に位置するも のとしては「口絵,標題紙,献辞,目次,凡例」などがあり,「後付」に位置するものとし ては「付録,索引,奥付,広告」などがある。それらのうち,「広告」や,図表のみからな るまとまりである場合の「付録」は,先の 2.1 節で述べたサンプリング抽出基準点の取得 ページの判断時において,すでに収録の対象から外されている。よって,ここで収録対象 としない判断をするのは,「口絵,標題紙,献辞,目次,凡例,索引,奥付」である。それ らは,原則的には,文章量の少ない類型として考え,サンプル抽出基準点を取得するペー ジとはしない。例えば,次に示す図 2-3 から図 2-11 は,原則通り,対象外とするような例 である。

46

第2章 サンプル抽出基準点を取得するページの指定

図 2-3 「口絵」(イラスト) 図 2-4 「口絵」(写真)

図 2-5 「標題紙」 図 2-6 「献辞」

図 2-7 「目次」 図 2-8 「凡例」

2.4 サンプル抽出基準点の取得ページの指定に関わる問題点 47

図 2-9 「索引」 図 2-10 「奥付」

図 2-11 「広告」

2.4 サンプル抽出基準点の取得ページの指定に関わる問題点

サンプル抽出基準点の取得ページの指定で問題になる点は大きく 2 点ある。

まず,「前付」「冊本体」「後付」を分割しがたい場合があることである。「前付」の判断 には,最初に「目次」を用いる。「目次」,及びその前にあるものはすべて「前付」と認定 する。例えば,「目次」より前に書籍のタイトルを有するページがあれば,それは「前付」

に位置する「標題紙」と見なしてサンプリングの対象ページにしない。しかし,「目次」と

「冊本体」の間に書籍のタイトルを有するページがあれば,それは「冊本体」の「中扉」

と見なして,サンプリングの対象ページとする。この冊本体の「中扉」がある場合は,「前 付」の境界を,「目次」からこの「中扉」の直前にずらして考える。つまり,「目次」より 後ろであっても,「中扉」より前に存在するものがあれば,それも「前付」になる。例えば,

図 2-12 に示したパターンA,B,Cのように捉えるのである。ところが,「目次」がない,

「中扉」がないなど,この認定手順を適用できない体裁を持つ書籍も少なくはなく,その

48

第2章 サンプル抽出基準点を取得するページの指定 際には個別判断が必要になる。

「後付」の判断には,「前付」以上に個別判断が必要になる。「奥付」は「後付」の典型 と言えるため,「奥付」とそれ以降は「後付」と言えるが,「奥付」より前において,「冊本 体」との「後付」との境を決められる典型はない。

2 点目の問題は,文章量の多少を決めがたい点にある。原則は,2.3.2 節で述べた通り,

「口絵,標題紙,献辞,目次,凡例,索引,奥付」などは文章量の少ない文章類型として 捉えている。しかし,それらと似ているもので文章量が多いと考えられる場合がある。ま た,図表のみからなるまとまりである場合以外の「付録」も,文章量が多い場合がある。

それら文章量が多いものはサンプリング対象となるかを個別に判断する必要がある。

A.「中扉」の直前の「目次」まで B.「目次」まで C.「中扉」の直前まで

図 2-12 「前付」の捉え方のパターン例

49

ドキュメント内 発行年 2009‑03‑24 (ページ 50-55)