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サンタモニカ水素ステーション(Air Products)

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[コラム 2] 将来自動車のロードマップ

10 サンタモニカ水素ステーション(Air Products)

訪問先 サンタモニカ水素ステーション(Air Products)

住所:City of Santa Monica Fleet Services Yard,

2500 Michigan Ave, Santa Monica, California 90404, USA 訪問日時 2006年11月14日(火)8:30〜10:30

対応者 Tara Keefover

Project Manager, Air Products

組織の概要 カリフォルニア州で大気質関連の規制を実施。ZEV 規制を作成し、現在 ZEV規制における電動車両クレジットを検討中。CaFCPを実施中。

調査項目 • ZEV規制の現状、FCVへのクレジットの考え方

• CaFCPの現状

• カリフォルニア州のデモンストレーションの現状

(1) SCAQMD Five Cities Project 

• 南海岸大気保全管理区(SCAQMD)は、独自の資金により、水素ステーション 5 ヶ所を設置した。またデモンストレーション用に水素内燃機関車に改造した プリウス30台を開発した。

- 水素ステーション数はロサンゼルス地域を中心に 5 ヶ所を設置した(Santa Ana、Burbank、Ontario、Riverside、Santa Monica)。これはカリフォル ニア水素ハイウエイ・ネットワーク(CA H2 Net)の一環として設置されたも のである。

- デモンストレーション用として、トヨタ プリウスを Quantum が水素内燃エ ンジンに改造した。うち 25 台は各水素ステーションに配置(5 ヶ所×5 台)

し、残りの5台はSCAQMDが所有している。

• 運用期間は2006年から2010年までの5年間。全体のプロジェクト総額は700 万ドル(約8億円)以上。

- 水素ステーションの建設・運用はAir Products and Chemicalsが実施する。

契約額は216万ドル(2億5000万円)。

- プリウスの改造とテストはQuantum Fuel Systems Technologies Worldwide が実施する。契約額は390万ドル(4億6000万円)。

- 参加する各市は、水素ステーション設置のための土地を提供する。

(2) サンタモニカ水素ステーション 

①  サンタモニカ水素ステーションの概要

• サンタモニカ水素ステーションは、SCAQMD Five Cities Projectの一環として、

サンタモニカ市の廃棄物収集センターに設置された(図 10-1)。

- これらの水素製造装置、水素ステーション、改造プリウス(5台)は、サンタ モニカ市が所有する。

図 10-1.水素充填ステーションと改造プリウス

②  水素製造装置

• Proton Energy Systems社のPEM型高圧電気分解装置を設置した。

- 20気圧で電気分解し、メカニカルコンプレッサで6500 psi(440気圧)に昇 圧している。

- 水素製造能力は500 g/時で、一日の水素製造量は12 kg。5台の水素自動車を 稼動させるには十分な量である。

図 10-2.Proton Energy Systems社製PEM型高圧電気分解装置(内部)

③  水素充填ステーション

• Air Products製。水素充填圧力は350気圧。

• コミュニケーション用のケーブル(アースを兼ねる)も別途設置。

• 水素充填ステーションには、CNG車用に天然ガス充填装置も設置。

図 10-3.Air Products製水素充填ステーション

出所:Santa Monica市ホームページ

< http://www.smgov.net/epwm/maintenance_mgmt/h2event/ >

④  改造プリウス

• Quantum Fuel Systems Technologies Worldwideにて改造。

- 高圧水素タンク2基を後部座席の下に設置。水素車載量は1.6 kg で、一回の フル充填での最大航続距離は60 mile(=96 km)。水素のみ。

- 駆動系には、水素供給系とターボチャージャーを追加し、制御系も変更してい る。ただし、エンジン自体はオリジナルのままである。

• サンタモニカ市の行政サービス用として、日常業務に使用している。

⑤  改造プリウスへの試乗

• 車両ノイズや、エンジン〜電気モータの切り替え等の走行フィーリングは、オ リジナルのプリウスとほぼ同じであり、違和感はない。しかし水素で駆動する 点を勘案すると、出力は70%程度と思われる。

• 耐久性やNOx排気の適合については不明である。

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