8 保守・点検
8.1.12 コンベア枠の閉じ方
(47~49 ページ)を参照してください。
左右のロックピンがうまくはまらない場合 は、選別コンベア枠を固定しているボルト (前側 2 箇所、後側 2 箇所)をゆるめ、選別 コンベア枠全体を前後にずらしてロックピ ンがはまる位置に調整します。
ࡏ࡞࠻
ࡏ࡞࠻
೨
10
11
ࡏ࡞࠻Ꮐฝ▎ᚲߕߟ ᓟ
8.1.5 エアクリーナの掃除・交換
エアクリーナは、吸入された空気に含まれている砂塵 を取り、シリンダライナ・ピストンリングの摩耗を防 ぎます。
掘取り作業はチリ・ゴミの多い作業です。
エアクリーナの点検は、毎日作業前に行ってください。
ࠛࠕࠢ࠽
カバーのクランプを外し、エレメントを取 出します。
ࠢࡦࡊ
ࠞࡃ
ࠛࡔࡦ࠻
612
圧縮空気(2~3 kgf/cm2:0.2~0.3 MPa)を エレメントの内側から吹き付けて掃除をし ます。
エレメントの汚れが著しいときや、破損が あれば新品と交換します。
注 記
・ 通常は、1 シーズンまたは 400 時間ごと に交換します。
取付けは逆の手順で、バキュエーターバル ブが下を向くように取付けます。(TOP マー クが上を向きます。)
ࡃࠠࡘࠛ࠲ࡃ࡞ࡉ
612
8.1.6 冷却ファン・オルタネータ 駆動ベルトの点検
オルタネータ駆動ベルトの中央を指で押さえて、ベル トのたわみが 10 mm 程度になるように調整します。
オルタネータ取付ボルトをゆるめます。
ࠝ࡞࠲ࡀ࠲
ขઃࡏ࡞࠻
オルタネータを引っ張り、オルタネータ駆 動ベルトの張りを調整します。
ࠝ࡞࠲ࡀ࠲
㚟േࡌ࡞࠻
オルタネータ取付ボルトを確実に締めます。
ࠝ࡞࠲ࡀ࠲
ขઃࡏ࡞࠻
8.1.7 エンジン防塵装置の掃除
吸気窓は、冷却風が入る大切な装置です。
以下の手順に従い、定期的に掃除をしてください。
エンジンを停止します。
停止方法は、「5.2 エンジンの停止」(23
~24 ページ)を参照してください。
᳓᷷
੍ᾲ ᴤ
ల㔚
㪉㪌 㪊㪇 㪈㪌 㪉㪇㩷 㪌 㪈㪇 㪇
㪇㪉㪏㪏㪊
䉣䊮䉳䊮࿁ォᢙ 䌸㪈㪇㪇㫄㫀㫅㪄㪈
ʖ༏ ͣഥ ᢃ᠃
ڼѣ
ࠠ
ᱛ
吸気窓の網に付いたゴミを、軽くこすりな がら掃除します。
ๆ᳇⓹
ラジエタースクリーンとラジエターフィン およびオイルクーラーフィンに付いたゴミ も掃除します。
注 記
・ 使用前の点検と、ゴミが付いたらすぐ に取除くようにしてください。
・ ラジエターカバーおよびフィンは丁寧 に取扱ってください。
ࠝࠗ࡞ࠢࡈࠖࡦ
ࠫࠛ࠲ࡈࠖࡦ ࠫࠛ࠲ࠞࡃ
ࠫࠛ࠲ࠞࡃߩ㒰
8.1.8 燃料タンクの水抜き
燃料タンクの底部には、水・ゴミなどが沈殿します。
沈殿物が燃料ポンプに入ると、不具合の原因になりま すので、定期的に取除いてください。
燃料タンクの下部にあるドレーンボルトを 外します。
沈殿物を排出します。
ドレーンボルトを取付けます。
8.1.9 燃料フィルタ(ストレーナ)
の清掃・交換
燃料に混じったゴミ・水をコシ取ります。
ウォータートラップと燃料フィルタのコッ クを「C」の位置にします。
࠹࠽ࡦࠣ
ࠦ࠶ࠢޟ%ޠ Άᢱࡈࠖ࡞࠲
ࠦ࠶ࠢ㨬%㨭
࠙ࠜ࠲࠻࠶ࡊ
࠹࠽ࡦࠣ
ウォータートラップと燃料フィルタのカッ プを外し、ゴミ・水を取除きます。
ࠞ࠶ࡊ Άᢱࡈࠖ࡞࠲
ࠞ࠶ࡊ
࠙ࠜ࠲࠻࠶ࡊ
リテーナリングをゆるめてカップを外し、
エレメントを下方に抜き取ります。
エレメントを軽油で洗浄した後で圧縮空気
(2~3 kgf/cm2:0.2~0.3 MPa)を内部より 吹き付け、表面のゴミを落とします。
エレメントを元通りに組立てた後、燃料系 統の空気抜きをします。
注 記
・ 燃料フィルタのエレメントは、400 時間 ごとに交換してください。
8.1.10 燃料系統のエアー抜き
注意
燃料がこぼれたりマフラにかかった場合は、必ずき れいにふき取ってください。
【守らないと】ヤケドや火災の原因になります。
燃料タンクが空になり、燃料系統に空気が入るとエン ジンが止まります。
燃料タンクを満タンにします。
キースイッチを「運転」位置のまま 20~30 秒待ってから「始動」すると、自動的にエ アー抜きが行われ、エンジンがかかります。
8.1.11 走行ミッションオイル
作業前に、規定量入っているか点検し、不足の場合は 補充します。(ミッション左側に検油窓があります)
交換時間 1 回目 50 時間
2 回目以降 400 時間ごと または 1 シーズンごと
■交換方法
ドレーンボルトを外し、オイルを排出しま す。
࠼ࡦࡏ࡞࠻
排出が終わったら、ドレーンボルトを確実 に締めます。
給油栓を外して規定量給油します。
注 記
・ 当社指定オイルを使用してください。
(約 8 L)
⛎ᴤᩖ
検油窓に空気が無いことを確認します。
ᬌᴤ⓹
給油栓を確実に締めます。
8.1.12 コンベア枠の閉じ方
コンベア枠を閉じるときは以下の手順に従い操作を してください。
エンジンを始動します。
始動方法は、「5.1 エンジンの始動」(21
~23 ページ)を参照してください。
᳓᷷
੍ᾲ ᴤ
ల㔚
㪉㪌 㪊㪇 㪈㪌 㪉㪇㩷 㪌 㪈㪇 㪇
㪇㪉㪏㪏㪊
䉣䊮䉳䊮࿁ォᢙ 䌸㪈㪇㪇㫄㫀㫅㪄㪈
ʖ༏ ͣഥ ᢃ᠃
ڼѣ
ࠠ
ᆎേ
アクセルレバーを「低」の位置にします。
後 コ ン テ ナ 台
後 進 前 進 左
施 回
右 施 回
下
上
1 2 3 4 5 1 2 3 4 5
アクセル 高 低
コ ン ベ ア 速 度 0
1
2 3 4 5
ࠕࠢ࡞
㜞 ૐ
ࠕࠢ࡞ࡃ
周りに干渉するもの(前方シート、補助ク ラッチ切レバーなど)がないことを確認し、
掘取部昇降スイッチの「上昇スイッチ」を押 します。
Άᢱ⸘
ḩ 1/2
3
ࠛࡦ
0 5 1015 20
0 2 8 8ᤨ
ロック 解除
駐
車ブレー
キ
入
入 L
M N
H 切
主 ク ラ ッ チ
副変速 予熱 停止
運転 始動
ࠬࠗ࠶࠴
コンベア枠側のギヤが選別コンベア枠側の ギヤとしっかり噛み合っていることを確認 します。
噛み合っていない場合は、選別コンベア後 部を手で前後に回転させながらやり直しま す。
注意
手をはさまないように注意してください。
【守らないと】傷害事故につながります。
特に作業灯ハーネスの噛み込みがないこと を確認します。
注 記
・ 補助クラッチ切レバーがコンベア枠に 干渉するおそれがあるため、注意して 行ってください。
ഥࠢ࠶࠴
ಾࡃ
ࠦࡦࡌࠕᨒ
エンジンを停止します。
停止方法は、「5.2 エンジンの停止」(23
~24 ページ)を参照してください。
᳓᷷
੍ᾲ ᴤ
ల㔚
㪉㪌 㪊㪇 㪈㪌 㪉㪇㩷 㪌 㪈㪇 㪇
㪉㪏㪏㪊 㪇
䉣䊮䉳䊮࿁ォᢙ 䌸㪈㪇㪇㫄㫀㫅㪄㪈
ʖ༏ ͣഥ ᢃ᠃
ڼѣ
ࠠ
ᱛ
左右のロックピンを取付けます。
ࡠ࠶ࠢࡇࡦ
コンベア駆動モータのコネクターを取付け ます。
ࠦࡀࠢ࠲
ࠦࡦࡌࠕ㚟േࡕ࠲
㊀ⷐ
㊀ⷐ
・ コネクターを取付けるときは、コネクターを持 って取付けてください。
燃料タンクカバー、前カバーL、R を取付け ます。
Άᢱ࠲ࡦࠢࠞࡃ
೨ࠞࡃ.
೨ࠞࡃ4
ᝄേ
ಾ
R ピンを外し、下がり止めストッパーを外し ます。(左右 2 箇所)
4ࡇࡦ ਅ߇ࠅᱛ
ࠬ࠻࠶ࡄ
下がり止めストッパーを、ノブボルトで元 の位置に固定します。(左右 2 箇所)
ᝄേ
ಾ
ࡁࡉࡏ࡞࠻
ਅ߇ࠅᱛࠬ࠻࠶ࡄ
回転テストを行い、異常なく回るか確認し ます。
回転テストの方法は、「8.5.2 回転テスト」
(53~54 ページ)を参照してください。