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コメンテーター  ジャクリーン・カバッソ/Jacqueline Cabasso

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2020 核廃絶広島会議  会議Ⅲ 

2020 年までの核兵器廃絶に向けて

 

日時  平成 22 年 7 月 29 日(木)10:00〜11:30  会場  広島国際会議場  地下 2 階「ヒマワリ」 

 

      コーディネーター  ダグラス・ロウチ(中堅国家構想名誉議長、元カナダ上院議員・軍縮大使) 

コメンテーター  梅林宏道(NPO 法人ピースデポ特別顧問) 

コメンテーター  ジャクリーン・カバッソ(平和市長会議北米担当コーディネーター)  

 

    (発言) 

        1  コメンテーター  梅林宏道 

        2  コメンテーター  ジャクリーン・カバッソ/Jacqueline Cabasso          3  長野県中川村村長  曽我逸郎 

        4  原水爆禁止日本国民会議議長  川野浩一 

        5  「シロタ家の 20 世紀」上映委員会代表  藤原智子 

        6  ハイチ共和国代理大使  ジャン・クロード・ボード/Jeau-Claude Bordes 

        7  オールソウルズ教会広島の子どもの絵画委員会  メルヴィン・ハーディ/Melvin Hardy          8  アジアの花たば代表  小川順子 

        9  コメンテーター  ジャクリーン・カバッソ/Jacqueline Cabasso   

 

 

 

 

会議Ⅲ 

「2020 年までの核兵器廃絶に向けて」

コーディネーター:ダグラス・ロウチ(中堅国家構想名誉議長)

コメンテーター:梅林  宏道(NPO法人ピースデポ特別顧問)

コメンテーター:ジャクリーン・カバッソ(平和市長会議北米担当コーディネーター)

司会:皆様、おはようございます。それでは「2020核廃絶広島会議」の二日目のプログラム、会議Ⅲを始めます。

  この会議Ⅲでは「2020年までの核兵器廃絶に向けて」というテーマで、昨日の会議ⅠとⅡの議論をまとめ、さ らに平和市長会議をはじめとする世界の平和NGOなどの取組の方向性について議論を深めて頂きたいと思いま す。

  それでは、会議Ⅲのコーディネーターを御紹介いたします。昨日、素晴らしい基調講演を行って頂きましたダ グラス・ロウチさんにお願いしています。また、昨日の会議Ⅰ・会議Ⅱを総括して頂くため、それぞれの会議の コーディネーター、コメンテーターにも御登壇頂いています。会議Ⅰの報告を行って頂くのは梅林宏道さんです。

会議Ⅱの報告を行って頂くのはジャクリーン・カバッソさんです。

  ここからの進行はダグラス・ロウチさんにお願いしたいと思います。ロウチさん、よろしくお願いします。

コーディネーター  中堅国家構想名誉議長  ダグラス・ロウチ:ありがとうござ います。

  秋葉市長、御来場の皆様、私どもは今朝この会議Ⅲのために、また皆さんとと もに集まって、昨日やったことをもう一度振り返ってみようとしています。私は 今日の午後には、もうここにはおりません。午後には広島を離れて発たなければ いけないのです。私がパネリストの方々を御紹介する前に、ほんの1分ぐらい時 間を頂いて、私の心からの謝意を表したいと思います。歴史的なこの会議にお集 まりの方々に、本当に私はお礼を申し上げたいと思います。

  もう少ししたら、この会議の成果として公表され、世界中に届けられる声明、アピールを取り上げることにな ります。それを私は申し上げておきたいと思います。「広島会議からのアピール」と呼ばれるこのアピールに私は 全面的な支持・支援を寄せたいと思います。素晴らしいアピール、素晴らしい声明だと思います。私は広島の特 別名誉市民という称号を頂きましたので、その権限を利用させて頂いて、秋葉市長に提案したいと思います。ど うぞ、この起草委員会の方々に賞賛のメダルを与えてください。昨夜、この起草委員会の方々は本当にいろいろ な重要な幅広いアイデアを吸い上げ、まとめ上げてこのアピールの中に盛り込んでいくという起草作業に当たら れました。私にはそのメダルを頂く資格はありません。私は 10 時半に失礼して眠らせて頂いたからです。この 起草委員会のメンバーの皆さんは、今朝4時まで作業を続けられたということです。ここには本当に献身的に尽 くしていこうという人たちがいます。その人たちの力もあって、この会議がこうして進んできたわけです。

  私は今回のこの会議は、平和市長会議の力を十分に見せるものであると同時に、この平和市長会議が今や世界 で持っている素晴らしい地位を示すものだと思います。その平和市長会議には4,000以上の自治体がメンバーに なって、これからもまだどんどん増えていくでしょう。その数だけではなく、質の故にもこの平和市長会議は称 えられるべきだと思います。この声明、アピールを世界の重要な方々がお読みになると、これこそ世界での2010NPT 再検討会議が終わってから初めて出される、本当に素晴らしい内容の詰まった声明であると皆さんは感 じられると思います。そして世界に向けて、これから我々が進むべき道はどういうものなのか、それに気付かれ るでしょう。

  今回のこの会議には132の市やNGOを代表して、203人の代表の方々が出席されました。この声明の中には 大きな構想と実践性が盛り込まれています。理念と構想と行動が盛り込まれています。それから国連事務総長の

       2020 核廃絶広島会議         会議Ⅲ 

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5 項目プランにもある「核兵器禁止条約」という言葉が盛り込まれており、この国際的な条約を作る作業を直ち に始めてほしいと、全ての国々に呼びかけているのです。そして、2020年までには核兵器を廃絶しようと言って います。この目的のために、政府の中でもそのような包括的な法的プロセスを始めたいという同じ志を持つ国と NGOが共同で特別な軍縮会議を2011年には開いて、核兵器禁止条約に向けた交渉のスタートを切ろうではない かというような具体的な提案がこのアピールの中に盛り込まれています。それがこれから世界中に行き渡り、政 策担当者の目に留まり、影響を与えていくことを私は祈っております。

  でも、これだけは言っておきたいと思います。私たちのような人々が今やるべきことを声を大にして語らなけ れば、2010年NPT再検討会議が終わったところで、この後、何も起こらないでしょう。つまり、何か事を起こ すということは、我々がそれを推し進めていくということです。それを私たちはとても賢明なやり方でやってい るのだと私は思います。

  それから、この会議はとてもタイムリーです。それはNPT再検討会議のすぐ後だからということだけでなく、

間もなく潘基文国連事務総長が広島を訪問なさるという歴史的な訪問を数日後に迎えています。その前段といい ますか、この会議はその歴史的訪問に先立って開かれているという意味でもタイムリーなのです。そして、事務 総長が広島でお話しになるということは、広島市民だけではなく、世界に向けてお話しになるということです。

ですから、私はこの会議は本当に私の心の中に、そして頭の中に永遠に刻み込まれた思い出となるということを 申し上げたいと思います。

  昨日、松島さんが御登壇くださって、ここで私たちは腕を組んでいました、これは運命だと感じました。二人 とも同い年で、16歳のときに、あのような恐ろしい経験を松島さんはなさった。その私たち二人が81歳になっ て、この舞台の上で共に腕を組んでいる、このような経験は二度と忘れられない。その意味を私は昨日の夜、本 当に深く振り返っておりました。二人の人間が世界の違った国で人生を始め、しかし広島の出来事により、我々 は永遠に離れられない結び付きをここでもらったのです。そして私たちの残る人生の中でも、この運命に従い、

私たちの周りの人たちのためにこれからも尽力をしていきたいと思います。

  これから進めていく活動計画、私たちの今日の会議の中心舞台にあるのが核兵器禁止条約です。私たちは、こ の核兵器禁止条約の実現に全てを集中させていかなければなりません。NPT再検討会議が終わって初めての会議 であり、これが私たちのスタートになります。でも、私たちはここで休んでいるわけにはいかないのです。誰か 他の人がやってくれるだろう、ボールを転がしてくれるだろうなどと思ってはならないのです。私たちの地域で、

私たちの国の中で、そして世界の中で私たちは人々に働き掛け、人々に、今こそ核兵器禁止条約のときであるこ とを認識してもらわなければいけません。そして、この2020核廃絶広島会議のゴールは2020年までに核兵器の 全廃を実現することです。これこそがこの会議の目的でもあるわけです。ありがとうございました。(拍手)

  それでは次に、梅林さんをここにお招きしたいと思います。そして、昨日のセッション、会議Ⅰに関しての総 括をして頂きたいと思います。

コメンテーター  NPO 法人ピースデポ特別顧問  梅林宏道:ありがとうござい ます。おはようございます。私は会議Ⅰの総括をしたいと思います。会議Ⅰでは 16人のスピーカーから話を頂きました。実際には非常に短い90分の会議でした ので、3人の方には午後のセッションの会議Ⅱで御発言頂きましたが、この16人 の発言について簡単に要約したいと思います。一つ一つ御紹介するのではなくて、

出されているテーマを分類して、それについてどういう意見が出たのかを御紹介 したいと思います。

  まず、大きな共通のテーマとして、NPT(核不拡散条約)とは何か、今回の再 検討会議の結果がどうであったのかということがありました。NPTについては、歴史的な産物であることを再確 認する、もう一度きっちりと押さえておこうという意見が何人かから出されました。田上長崎市長は、人類全体 の生存のためにぎりぎりの知恵として生まれた産物である、そういう時代の制約のあったものであると話されま した。

  今回の再検討会議の結果については大きく言うと、留保付きの歓迎というトーンであったかと思います。歓迎

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