問 14 この保養の情報入手先
ちらし(小学校) 件数 15 60%
ちらし(その他) 3 12%
新聞 3 12%
インターネット 1 4%
口コミ 1 4%
その他 2 8%
計 25 100%
・春に世田谷での保養事業に参加し、その時に遠藤先生とお 話しさせていただき、コドモイナ GO の情報を教えていた だきました。
・スポーツクラブウィング( 注:「スポーツクラブウィング」では チラシを配布していないため、チラシを配布した「キッズスタジオコス タ」がある「スポーツメイトウィン」ではないかと思われます )。
問 11-1 居住地(震災前)
福島市 件数 4 16%
川俣町 1 4%
郡山市 3 12%
二本松市 4 16%
いわき市 1 4%
鏡石市 1 4%
矢祭町 1 4%
大玉村 2 8%
本宮市 5 20%
国見町 1 4%
伊達市 1 4%
双葉町 1 4%
計 25 100%
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保護者自由記述
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子どもたちの感想
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あとがきにかえて
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私たち遠藤研究室の学生は、昨年に引き続き、広報活 動と子どもの外遊び支援を中心に、学生ボランティア としてコドモイナ GO に携わってきました。
震災以降、特に 2011 年は私たちも不安を抱えながら 過ごす日々が続きました。大学が始業を迎えても、座 学が続き、フィールドワークを十分に行うことができ ませんでした。そのため、2012 年からこのプロジェ クトに関わることになり、被災者として支援される側 から、支援する側として活動する機会が得られた事を、
本当に嬉しく思います。
震災からまもなく 3 年を迎える中、福島県は除染に取 り組み、風評被害と闘い、復興を掲げて前進していま す。けれども、中通り地方や浜通り地方の子育て世帯 がまだまだ放射線に対して不安を感じていることは、
本報告書の 5 ページに示した調査からも明らかです。
コドモイナ GO のような保養プログラムが依然として 求められていることを、改めて実感しました。
さて、私たちが主に担当してきた広報活動では、チラ シなど従来からある手法と SNS などのインターネッ ト・ツールを組み合わせて、多様な媒体から情報が伝 わるように留意しました。具体的には、チラシの作 成・配布、福島大学定例記者会見を利用したプレス リリース、専用フェイスブック・ページの制作・運 営、プロモーション動画(PV)の制作と動画共有サイ ト YouTube( ユーチューブ )での公開などです。
そしてキャンプ終了後には、広報の効果がどの程度 あったのかという部分に焦点を当て、データ収集と分 析を行いました。
まず、参加した子どもたちの保護者に対し、本プロジェ クトを知ったきっかけについて調査したところ、チラ シによるものが全体の 7 割以上を占めていたことがわ かりました。インターネット時代と言われるものの、
積極的に活用している人ばかりではないことが浮き彫 りになりました。そこで、チラシの配布方法や施設ご とに広報の効果を検討しました。同時に、ウェブ広報 についても、閲覧数を高めるにはどうすべきかといっ た分析を行い、今後の課題を整理しました。
また、コドモイナ GO 以外にも保養プログラムを行っ ている団体を調査したところ、2011 年度に 77 団体、
2012 年度は 61 団体におよぶことがわかりました。
こうした団体において大学生がボランティアとして関 わる場合、子どもの問題について専門的に学んでいる 教育学系の学生が中心となっています。しかし、私た ちは経営学、なかでもマーケティングを学ぶ学生だか らこそできるアプローチを模索してきました。その結 果、コドモイナ GO の広報活動において一定の成果を あげることができたのではないかと思います。
むろん、学生ボランティアとしての私たちには、多く の課題が残されていると、キャンプを終えて感じてい ます。
例えば、役割分担や安全への配慮において行き届かな い部分がありました。役割分担は、子どもたちの様子 の把握やキャンプの流れをスムーズにする上で重要で す。具体的には、集合場所での受け付けやサービスエ リアでの子どもたちへの付き添い、各班を担当するス タッフや登山におけるスタッフの配置などです。ま た、施設の清掃などもあらかじめ担当を決めておけば、
もっと現場でスムーズに対応できたはずです。
安全への配慮としては、1 日目の森の時間にハンモッ クから落ちて、軽度ではあったもののけがをしてし まった子どもが何人かいたことです。あらかじめハン モックを激しく揺らさないよう声かけを行えば、子ど もたちをより丁寧にフォローできたと思います。
こうした改善策をまとめ、後輩に引き継いでいくこと で、今後もプロジェクトに貢献できれば幸いです。
私たちは、コドモイナ GO の活動を通して、地域の方々 や子どもたちと出会い、自分たち自身も大きく成長す ることが出来ました。こういった学びの機会を与え、
支えてくださった全ての方々に、心から感謝を申し上 げます。
福島大学 経済経営学類 遠藤明子研究室
6 期生・7 期生一同
関係団体・スタッフ一覧
共催 遠藤明子研究室
(福島大学 経済経営学類)遠藤 明子:あっこさん 渡邉 弥生:ボス 山田 瑞貴:ずっきぃ 遠藤 李香:リッキー 小島 綾香:おじおじ 片岡 美貴:みきてぃ 齋藤 一樹:おにい 佐藤 優香:ゆかち 内藤 高志:ないとぅ 大沼 敏宗:としむ 平塚 加織:かおりん 谷内 友里恵:ゆりえ
共催 いな夢クラブ
(総合型地域スポーツクラブ)星 恵一:ボンバー 馬場 要助:ヨッケ 阿久津 文稔:ブン 菅家 康夫:あんにゃ 岡本 幸大:ゆきボー
阿久津 鉄矢:てっちゃん 浅沼 萌子:もえ
押切 裕香:ひろか 小野 洋平:よーへー 熊谷 慎平:ぺーさん 車田 政志:マーシー 白井 俊也:しらりん 須賀 悟:さっちゃん
星 広美:ウラ
馬場 和子:カズコ(看護師)
佐野 あずさ:アズサ 渡部 美穂:みぽりん 橋本 和枝:もっちゃん
協力 野外学校 FOS
戸高 雅史:マサ 戸高 優美:ユーミ 松澤 瞬:シュン 小俣 さおり:サオリ 新井 洸真:コーマ
協力 コールマン ジャパン 株式会社
協力 南会津町
(地方自治体)協力 福島大学
(国立大学法人)協力 オオクワファーム
協力 いな郷土料理研究会
協力 チーム浜野
協力 南会津町観光物産協会 伊南支部
協力 佐藤 武論毅
(救急救命士)佐野 禮子 平野 ハシメ 管野 里子 菊地 登美枝 森 キチ子
馬場 雅弘
39 河原田 やよい
平野 明子 馬場 千恵子 馬場 幸子 森 コウ