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コザ・ハン

ドキュメント内 トプカプ宮殿のシルエット (ページ 40-52)

マルマラ海地方

ブルサ 3 コザ・ハン

イェシル・トゥルベ(緑の霊廟)、ブルサ イズニックタイル

みてはいかがでしょう。イズニックから5キロメートルのエルベイリ村に は5世紀のカタコンベとカシアス・フィリスクス由縁の高さ 15.5 メート ルのオベリスクがあります。

ブルサから 40km 北西にあるイェニシェヒルには、かわいらしいトルコ 特有の民家がたくさん集まっています。18 世紀のシェマキ邸は、現在博 物館として公開されています。

マルマラ海の南東にあるブルサの街は、ウルダー(ミシアのオリンポス 山、2543 メートル)の斜面にあります。ブルサの名前は、その建設者で あるビテュニア国の王プルシアスに由来します。後にローマ人が押し寄 せ、ビザンチン帝国の支配が続いた後、1326 年にオルハン・ガーズィが

公園で、花壇と噴水の間にカフェテラスがあちこちにあります。公園の向 こう側には、コザ・ハン(1490 年)と呼ばれる絹生産のための繭が取り 引きされる長屋が建っています。

さらに進むと、狭い路地やキャラバンサライ、古書や骨董品を売ってい るアーケード付きバザール、ベデステンに出ます。コザ公園の反対側に あるのが、1339 年に建設されたオルハン・ガーズィ・モスクで、ブルサ でも最も古い宗教建築物の一つです。近くにあるウル・モスクはセルジュ ク様式で、彫刻が美しくほどこされたクルミ材の説教台と印象的なアラベ スク文様が目を引きます。ここでは珍しくシャドゥルワン(お清めのため 征服し、オスマン帝国の初代の首都になりました。そのためここにはオス

マン様式の建築物が多数現存しています。

「緑のブルサ」として知られるように、この街には庭園や公園が多く、

緑の平原も見渡せ、果樹栽培も盛んです。ブルサは今も昔も絹貿易とタ オル製造、そして温泉で有名です。名物料理のイスケンデル・ケバブは、

グリルした肉とパンにトマトソースと溶かしたバター、ヨーグルトを添え た料理です。ぜひ試してみてください。クルミの飴がけも名産です。

市内巡りは東部のイェシル・テュルベ(緑の霊廟)から始めます。庭園

の中に建てられたブルーのタイルの目にも鮮やかな大霊廟には、メフメッ ト 1 世の記念碑があります。道を挟んで立つ 1424 年建設のイェシル・

モスクは、セルジュクとは対照的な新オスマン様式の審美主義が表現され ています。近くにあるメドレセ(イスラム神学校)は民族博物館の一部で す。

ここらへんで伝統的なティーハウスに立ち寄って休憩してみてはいかが でしょう。一休みした後東へ坂を登り、エミール・スルタン・モスクを通 り過ぎ、古い家並みを抜け、ユルドゥルム・ベヤズット・モスク(1391 年)

へ足をのばしましょう。

さあ、今度はジュムフリイェット広場(地元ではヘイケルの名で知られ ています)に向かいます。アタテュルク大通りを散歩しながら進むとコザ

40 の泉)がモスクの中にあります。

ウル・モスクから西に歩くと、ヒサールと呼ばれるブルサでも特に美し い一角に着きます。渓谷を見渡す公園の中には、オスマン帝国を設立し たオスマンと、その息子でブルサの征服軍を指揮したオルハン・ガーズィ の霊廟があります。トプハネのカフェで一息いれてみましょう。

ムラディエ広場のユルドゥズ・パーク・ティーガーデンからは、美しい モスクと霊廟が見渡せます。静かな公園の中には、イェシル・モスクと同 じ様式のスルタン・ムラト 2 世モスク(1426 年)と、ムラト 2 世、シェ

ヒュザーデ・ジェム、シェヒュザーデ・ムスタファの墓があり、美しい装 飾やタイルが施されています。近くのオスマン・ハウス博物館は、17 世 紀の建物が保存されており、当時のオスマンの人々の裕福な暮らしぶりを 偲ぶことができます。

この他ブルサには、チェキルゲ方向への道沿いに、考古学博物館のある 文化公園やアタテュルク博物館など、いくつもまだ面白いところがありま す。

チェキルゲの西のはずれは、ローマ時代からミネラル分を多く含んだ温 ウルダー・スキー場、ブルサ

4 ですので、一年中いつ訪れても楽しめます。

ブルサ市民の間で海鮮レストランとナイトクラブといえば、ブルサから 25 キロメートルの町ムダンヤです。

休戦博物館(第 1 次大戦)も一見の価値があります。ムダンヤから 12 キロメートルにあるゼイティンバーウ(ティ リルエ)では、トルコの街づくりと建築の典型を見ることができます。

泉で有名です。ホテルのほとんどは温泉付きですし、伝統的なハマムもあります。イェニ・カプルジャ(新温泉)

は、1552 年にスレイマン大帝の宰相、リュステム・パシャによって建てられたものです。エスキ・カプルジャ(旧 温泉)は、ビザンチン時代の浴場跡に建設された最古の浴場です。カラムスタファ・パシャ浴場は、ブルサでも 最も良質のミネラル温泉が出ることで評判です。

チェキルゲにある建築物では、モスクやムラト1世の大霊廟、宗教詩人スレイマン・チェレビの墓が面白いで しょう。カラギョズ記念碑は、そのユーモアぶりからトルコで不朽の名声を得ている、あやつり人形の影絵劇作 家カラギョズを称えたものです。

ウルダーはトルコでも最大のウィンタースポーツのメッカで、さまざまなスポーツが楽しめ、宿泊施設、娯楽 施設が充実しています。ブルサから車やケーブルカーでわずか 36 キロと、アクセスも簡単。スキーは 12 月か ら 5 月がベストシーズンですが、この地域は国立公園に指定されている風光明媚で澄んだ大気のおいしい場所

トルコ影絵芝居

ウルダー・スキー場、ブルサ

ムダンヤ、ブルサ

42 ブルサから 29 キロメートルのゲムリッキ湾には砂浜が広がり、なかで もクムラは人気があります。

バルケシル県はマルマラ海とエーゲ海の両方に接しています。バルケシ ルは自然に富み史跡の多い街です。

14 世紀中頃にベヤズッド 1 世により建てられたユルドゥリム・モスク は、市内で最古のモスクです。ザウノス・パシャ・モスクは 1461 年メフメッ ト征服王の宰相ザウノス・パシャが建てたもので、かつては巨大な施設の 一部でしたが、現在はそのモスクと浴場だけが残っています。

サアト・クレシ(時計台)は 1827 年にメフメット・パシャがジェノヴァ のガラタ塔を模して縮小してつくらせたものです。1336 年建設のカレ シ・ベイ大霊廟には、カレシ・ベイとその 5 人の息子の記念碑があります。

この地域の文化遺産は新設のバルケシル博物館(クヴァイ・ミッリエ)で みることができます。

バルケシルより 10 キロほどブルサの方向に進んだところにあるのが、

2 つの丘に囲まれた美しいデールメン・ボアズです。週末や休日になると たくさんの家族連れでここの見晴台やレストランがにぎわいます。

バルケシル

4 バルケシル

カラコル村には風車があり、写真家たちがその美しい景色をシャッターに収めています。古代ペンデラムスと 呼ばれたバンドゥルマは、今日ではイスタンブールに次ぐ重要な商業産業港になっています。この街のレストラ ンや喫茶店では素敵な午後を満喫できるでしょう。

ベルクス(キジコス)はバンドゥルマの 10 キロ西に位置する街です。カプダー半島の付け根にあるこの古代 都市には、ハドリアヌスの寺院や劇場、水道橋が現存しています。マニヤス湖に近いクシュジェンネッティ国立 公園は、266 種類もの野鳥が生存する鳥類学の地です。毎年、3 百万羽以上の鳥がこの保護地域を通過していき ます。野鳥観察には 4 月と 5 月が最適です。バンドゥルマの 13 キロ南東のカラジャベイでは、サラブレッドの 生産が盛んで、牧場が多くみられます。

かつて古代エルテカとして知られたエルデックは、バンドゥルマから 14 キロ北西に行ったところにあります。

マルマラ海でもっとも古くもっとも有名なリゾートエリアのひとつで、自然のままの砂浜があり、宿泊施設も豊

富にそろっています。

マルマラ島は、かつてはプロコネソスという名で知られ、ローマ時代は隆盛を極め、ビザンチン帝国、オスマ ン帝国の時代には、ここで産出される大理石で大いに栄えました。ここの大理石は、帝国の瀟洒な建築物に使わ れました。サライラル村の近くにあるマーブルビーチは、その沖で実際に採れる大理石から由来しています。市 内には屋外の博物館があり、ローマ時代やビザンチン時代にまでさかのぼる工芸品や、大理石の採掘の過程を順 次追うことのできる採石場を見ることができます。

もう一つのリゾートの島、トュルケリ(アブシャ)は、壮観な海岸線と透きとおった海の水がすばらしいだけ でなく、ぶどう園とワインセラーでも有名です。マナストゥールにはビザンチンの時代のメリイェム・アナ修道 院があります。

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