3. 移行先作業
3.1. Windows ローカル環境
3.1.2. JobCenterのセットアップ
3.1.2.1. JobCenterインストール前に行う基本的なセットアップ
■ファイルシステム確認
JobCenterで使用する領域はNTFSでフォーマットされている必要があります。
NTFSファイルシステムは「8.3 short file name」の自動作成をOFFにしないと1フォルダへの大 量ファイル (約1万~) 作成時にパフォーマンスが極端に落ちます。
短時間に大量のトラッカを生成したり巨大なジョブネットワークを作成して投入する環境で は、OSのfsutil behaviorコマンドによる無効化(fsutil behavior set disable8dot3 1)が必要にな る場合があります。
■エフェメラルポートがJobCenterで使用するポートと競合する場合
エフェメラルポートの設定範囲を変更した場合等でJobCenterの利用ポートと競合する場合は、OSの機能で 調整してください。
ソフトウェアのインストール時に自動でエフェメラルポートの範囲が変更された事例が確認され ています。
3.1.2.2. インストーラで行う基本的なセットアップ
注意していただきたい事がある項目のみ記述しています。
■JobCenter管理者の設定
JobCenterでドメインアカウントを使用する場合は、ドメインに参加してからドメインアカウントを JobCenter管理者にしてインストールします。
クラスタ環境を構築する予定がある場合、ローカルサイトのJobCenter管理者がクラスタサイトの
JobCenter管理者も兼ねることになるので、クラスタサイトでドメインアカウントを利用したい場合にも、
同様にJobCenter管理者をドメインアカウントにしてインストールして下さい。
■JobCenterで使用するIPアドレスの設定
JobCenterで使用するIPアドレスを最大5個設定できます。
インストール後に使用するIPアドレスの変更を行う場合は、以下のファイルに記載されている情 報を修正してください。
(インストール時にIPアドレスを指定した場合に限り、指定した情報が書き込まれています)
%InstallDirectory%\etc\daemon.conf
■利用ポートの変更
既定値と異なるTCPポート番号を使いたい場合
「ポートの設定」画面でJobCenterが通信に使用するTCPポートの変更ができます。
既定値と異なるTCPポート番号を使いたい場合は、同一システムを構成する全てのMGとSVで同じ番号を使用 するように設定してください。
プロトコル ポート番号
NQS 607
JNWENGINE 609
JCCOMBASE 611
JCEVENT 10012
JCDBS 23131
▪ インストール後にJobCenterが使用するTCPポートの変更を行う場合は、以下の2つのファイル 両方に記載されている情報を修正してください。
(既定値もしくはインストール時に指定した情報が書き込まれています)
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\SERVICES
%InstallDirectory%\etc\services
▪ jccombase(611)のポートを変更する場合、CL/Winのインストール時にCL/Winで使用するポー トを変更する必要があります。
CL/Winインストール後に変更する場合は、以下のレジストリの設定を変更します。
「RXX.YY」はセットアップしているCL/Winのバージョンに読み替えてください。
環境 キー
IA-32環境 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\JobCenter(CL/Win)\RXX.YY
\ComBasePort
x64環境 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC
\JobCenter(CL/Win)\RXX.YY\ComBasePort
■文字コードの設定
JobCenterで使用する文字コードを指定します。
UNICODEを指定した場合、単位ジョブの実行結果がすべてUTF-16で出力されないと文字化けし ます。
単位ジョブ実行結果をUTF-16で出力するプログラムがない限り、文字コードの設定は非 UNICODEで構築することを推奨します。
3.1.2.3. JobCenterインストール後に行う基本的なセットアップ
■JobCenterが使用する名前解決の設定
基本的にJobCenterはWindowsがサポートする機能による名前解決を行います。
resolv.defに設定することによりWindowsの名前解決よりも優先してJobCenter自身で名前解決を行う事が できますので、Windowsの名前解決と異なる名前解決を行うことができます。
JobCenterのマシン名をFQDNで設定する場合にはFQDNの登録の他にホスト名のみでの名前解決が必要とな りますので、hostsやresolv.defにはFQDNとホスト名のみの併記が必要となります。
複数のIPアドレスが設定されているマシンでは、JobCenter上での自マシンの名前解決は基本的にresolv.def で解決することが必要になります。
MG/SVのローカルサイトについては、JobCenterをインストールする際に自動でresolv.defファ イルに登録されます。詳細は<インストールガイド>の「2.4.4 Windows版 (通常インストール)」
を参照してください。
resolv.defはクラスタサイトもローカル側のresolv.defを参照するので、クラスタ環境を構築する 場合にはresolv.defの登録内容を考慮する必要があります。