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オオキンケイギク等の栽培防止に係る普及啓発の例

区 分 取組内容

B b 市 町

「Bb市町環境会議」の会員から、市内の河川や道路沿いのあちこちに生育しているオオ キンケイギクは、特定外来生物であり、防除が必要な植物であることを市民に普及啓発すべ きではないかとの意見を受けて、平成25年6月26日に、市のホームページにおいて、以下 のとおり掲載したもの

【特定外来生物「オオキンケイギク」について】

5月から7月ごろに土手や河原などでよく見かける「オオキンケイギク」は繁殖力が強く、生態 系などに被害を及ぼすものとして特定外来生物に指定され、飼育・栽培・保管・運搬・販売・輸入 などが禁止されています。

○ B g 市

○ 平成23年頃、Bg市町運営の博物館が国定公園内で、山野草の観察活動をしていた時 に、特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウが生育していることが判明

○ 防除の必要性を感じた同博物館の館長は、平成24年7月、宿泊施設の関係者に、周辺 に生育しているオオハンゴンソウの防除の必要性について注意喚起を実施

○ 市町の広報誌に、博物館からの情報を定期的に掲載する機会があることから、以下のと おり、注意喚起を行うこととしたもの

【栽培してはいけない花】

オオキンケイギクとオオハンゴンソウ

オオキンケイギクが市内で爆発的に増えています。車に種子がくっついて運ばれるからなのか、

道路の周辺に多く見られます。草丈は30cm ~1m、種子で増え数年で大きな株になります。花は キバナコスモスに似ていて、花びらも中心の部分も濃い黄色です。5月から7月に咲く花で、今 の時期はほとんどの花は散り、倒れかけているような状態になっています。

オオハンゴンソウは少し寒いところで生える植物で、Bg-a町や Bg-b町で多く見ることができ ます。草丈が1.5 ~3m になり沢筋や河原などに群生しています。黄色い花で、中心部の盛り上 がりと垂れ気味の花びらが特徴です。7月から9月頃まで咲く花なので、今が最盛期です。キク イモにも似ていて、葉っぱの形を見ればすぐ分かります。

栽培が禁じられている花

この2種類の花が群生する範囲には他の植物は何も生えなくなるため、生態系に悪影響を与え る侵略的な外来生物として国が指定しています。オオキンケイギクはきれいな花なので、草を刈 るときにわざわざ残している人が見受けられます。それが基点となって周辺に急速に広がってい きます。どちらも身近なところに生えていれば必ず引き抜きましょう。

もし、この2つを栽培してしまうと、懲役または罰金刑が課せられます。このことが十分周知 されていないので、全国的に拡大しているのです。

どちらも明治の中頃に観賞用として輸入されたので花に責任はなく、「きれいな花だから良いじ ゃないか」という人もいますが、決して栽培してはいけません。

○ 広報誌での注意喚起の後、地域の住民から、オオハンゴンソウ等を除草したとの情報が 寄せられており、その効果を確認

(注)中国四国管区行政評価局の調査結果による。

- 73 -図表1-⑷-ア-⑥ 広島県内の直轄国道や一級河川の近隣で、個人や自治会がオオキンケイギクを 栽培している例

場 所 栽培の状況 写真

① 芦田川河川敷 占用許可を受けたBe市町が花 壇を整備し、地元自治会等がオオ キンケイギクを栽培

② 小瀬川河川管 理区域

河川管理区域内に整備された花 壇に、地元自治会等がオオキンケ イギクを栽培

③ Bi市町管理 公園

Bi市町が管理する公園の花壇 に地元団体がオオキンケイギクを 栽培

④ 個人宅(Bi市 町内)

個人宅の花壇でオオキンケイギ クを栽培

⑤ 個人宅(Bi市 町内)

個人宅の花壇でオオキンケイギ クを栽培

⑥ 個人宅(Bi市 町内)

個人宅の花壇でオオキンケイギ クを栽培

(注)1 中国四国管区行政評価局の調査結果による。

本表の他、鳥取行政評価事務所が、鳥取県Ad市町の町営住宅の庭先で、個人がオオキンケイギクを栽培して

いる例を把握している(写真なし)。

- 74 -イ 地方整備局

通 知 説明図表番号

【調査結果】

オオキンケイギク等の防除の公示に基づき、国土交通省河川局(現在は「水管理・

国土保全局」。以下同じ。)は、各地方整備局、北海道開発局及び沖縄総合事務局(以 下「各地方整備局等」という。)に対し、「第2次指定の特定外来生物に係る防除の 告示について」(平成18年1月31日付け河川環境課、治水課、砂防部砂防計画課、

同部保全課、同部保全課海岸室連名の事務連絡。以下「河川局事務連絡」という。) を発出し、また、国土交通省道路局も同様に、各地方整備局等に対し、「特定外来生 物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づく特定外来生物防除に関す る告示について」(平成20年3月14日付け国道・防災課、同課道路保全企画室、地 方道・環境課道路環境調査室連名の事務連絡。以下「道路局事務連絡」という。)を 発出している。

両事務連絡において、オオキンケイギク等に係る河川管理行為又は道路管理行為 等については、法第11条に基づく防除に位置付けられることから、オオキンケイギ ク等の防除の公示の内容を踏まえ、オオキンケイギク等の分布確認や関係地域住民 等への事前周知及び防除従事者証の携帯等について留意しつつ、国土交通省の直轄 河川又は直轄国道における防除を行うよう通知している。

図表1-⑷-イ -①

図表1-⑷-イ -②

今回、中国四国管区行政評価局が中国地方整備局を、四国行政評価支局が四国地 方整備局を対象として、オオキンケイギク等の生育の把握状況及び防除の取組状況 を調査した結果は、以下のとおりである。

(ア)中国地方整備局

a 生育状況の把握

(河川部局)

中国地方整備局河川部は、河川局事務連絡を受けて、管内の河川等関係事務 所に対し、「第2次指定の特定外来生物に係る防除についての補足・運用につい て」(平成18年3月14日付け水政課、河川計画課、河川工事課、河川管理課連 名の事務連絡。以下「平成 18 年中国地方整備局河川部事務連絡」という。)を 発出し、河川水辺の国勢調査等により、オオキンケイギク等の生育状況を把握 するよう指示している。

河川水辺の国勢調査において、オオキンケイギク等の植物の生育状況は、植 物調査(調査頻度は10年に1回以上)、所掌する5植物以外の特定外来生物(オ オクチバス、ブルーギル、ヌートリア、ウシガエル等)の生息状況は、魚類調 査、底生動物調査(以上、調査頻度は5年に1回以上)、鳥類調査、両生類・爬 虫類・哺乳類調査及び陸上昆虫類等調査(以上、調査頻度は10年に1回以上)

によって、把握することとしている。

また、中国地方整備局河川部は、「中国地方整備局平常時河川巡視規程」(平 成23年6月29日付け国中整河管第34号)に定めた「河川巡視項目」の「河川

図表1-⑷-イ -③

図表1-⑷-イ -④

図表1-⑷-イ -⑤

- 75 -通 知 説明図表番号 の自然環境に関する情報収集」の中で、「特定外来種の生育状況等」について把

握し報告することを掲げ、適正な河川管理を行うよう指示している。

今回、調査した中国地方整備局管内の5河川国道事務所(鳥取、倉吉、福山、

三次及び山口)及び2河川事務所(日野川及び太田川)(以下「7河川関係事務 所」という。)では、河川巡視及び河川水辺の国勢調査によりオオキンケイギク 等の生育状況を把握することとしており、河川巡視を実施する業者を決定する ための公募において、業務内容の説明資料として中国地方整備局平常時河川巡 視規程を添付し、特定外来生物の生育状況の把握・報告が業務の一つであるこ とを示している。

図表1-⑷-イ -⑥

しかし、7河川関係事務所におけるオオキンケイギク等の生育の把握状況を みると、河川巡視の一環として、委託業者にオオキンケイギクの生育状況の把 握を指示し、その把握結果に基づき地域的分布や繁茂の規模等が分かるように 整理しているもの(鳥取河川国道事務所及び倉吉河川国道事務所)がみられる 一方、次のとおり中国地方整備局平常時河川巡視規程が遵守されておらず、生 育状況の把握及び優先的に防除を実施すべき堤防における把握結果の整理が不 十分な状況がみられた。

図表1-⑷-イ -⑦

図表1-⑷-イ -⑧

① 河川巡視業務の委託業者に対して、特定外来生物の生育状況について報告 することを指示しているが、オオキンケイギクが繁茂しているにもかかわら ず、同業者からオオキンケイギクの生育状況の報告が全くない又は報告漏れ があるもの(福山河川国道事務所及び三次河川国道事務所並びに太田川河川 事務所の2出張所)

② 委託業者からオオキンケイギク等の生育状況についての報告はあるが、優 先的に防除を実施すべき堤防における報告結果を地域的分布や繁茂の規模等 が分かるように整理していないもの(福山河川国道事務所)

(道路部局)

中国地方整備局道路部は、道路局事務連絡を受けて、管内の道路等関係事務 所に対し、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づ く特定外来生物防除に関する告示について」(平成20年4月17日付け道路計画 課、道路工事課、道路管理課、交通対策課連名の事務連絡。以下「平成20年中 国地方整備局道路部事務連絡」という。)を発出し、通常の道路管理行為等の範 囲内において、特定外来生物の生育状況に関する情報の収集に努めるよう指示 している。

図表1-⑷-イ -⑨

しかし、通常の道路巡回は、中国地方整備局が作成した「道路保守工事巡回 実施要領(案)」に基づき各国道事務所等が定めた「道路保守工事巡回実施要領」

に基づき実施することとされているが、同要領には、オオキンケイギク等の生 育状況を把握することについて規定していない。