データ編
地域金融機関等との連携・協働 地域金融機関等との協働ファンド
人口構造の変化を背景とする新たな社会ニーズへの対応 とそれらを踏まえた地域経済の活性化、成長分野への進出、
事業承継など、多様化する地域課題に対する取り組みを後 押しするべく、各地域に顧客基盤を有する地域金融機関と
DBJ
が連携し、それぞれのネットワークや知見を活かし、優 先株や劣後ローン等、地域企業へのリスクマネー供給を推 し進めています。
2017
年度は、新たに北陸銀行、静岡銀行と新たにファン ドを組成し、2018
年3
月末までに、地域金融機関等との協働ファンドを
30
ファンド組成しました。地域金融機関への事業性評価支援
地域金融機関と
DBJ
が連携し、地域金融機関のお取引先 に対し、経営課題解決型のソリューション提案を行う事業性 評価のサポートを行っています。マクロ分析と個社分析から お取引先の経営課題を顕在化させるファクトファインディン グ、それを判りやすく伝えるプレゼンテーション、課題解決 に向けた様々な金融ソリューションを通じて、お取引先の成 長戦略と取引の活性化をサポートしています。地域金融機 関からの出向者は、基本的に自行のお取引先に対する事業 性評価だけに取り組んでいただき、OJT
を通じて様々なノウ ハウを学んでいただいています。2017
年度は21
社のサポー トを行うと共に、勉強会等も催し、地域金融機関に事業性評価が浸透していただくためのサポートを行いました。
地域企業のM&Aや海外情報提供で連携
地域企業が直面している事業の再編や承継、海外展開を 含む事業領域の拡大をはじめとする様々な経営課題に対し て、地域金融機関と連携した地域創生への取り組みの一環 として、地銀
M&A
ネットワーク(2018
年3
月末時点加盟機 関数:75
機関)を通じた地域企業に対するM&A
機会の創出 のほか、アジア金融支援センター(2018
年3
月末時点加盟 機関数:67
機関)を通じた地域企業のアジア進出を支援す る地域金融機関向け現地情報提供等を実施しています。地域元気プログラム
現在、地域は人口制約、財政制約、環境制約、グローバル 競争といった課題に直面しており、地域ごとの強みや優位性、
潜在力を活かした多様な地域発展や地域間連携等が求め られています。
DBJ
では、こうした地域の強みや潜在力を活 かした成長を情報面・資金面から後押しする独自の取り組 みとして、「地域元気プログラム」を2010
年度に創設し、各 本支店の担当エリアごとに各地域の産業構造等を踏まえて 特色のある分野・事業に光を当て、地域金融機関と協調し ながらサポートを行っています。各本支店の担当エリアにおけるサポート対象は 以下のDBJウェブサイトもご覧ください。
https://www.dbj.jp/service/finance/area/index.html
コーポレートデータコーポレート・ガバナンスリスク管理
DB Jグ
ループの戦略ループのビジョン
北海道支店 釧路事務所
函館事務所 青森事務所
東北支店 本店
東海支店 関西支店 中国支店
岡山事務所
新潟支店
九州支店 大分事務所 南九州支店 松江事務所
富山事務所 北陸支店
松山事務所 四国支店 本店
支店(10ヵ所)
事務所(8ヵ所)
地域課題に関するナレッジの提供 グリーンインフラ
『「
DBJ
都市の骨格を創りかえるグリーンインフラ研究会」報告書−グリーンインフラを核にした持続的な都市創成の ための提言−』と題した調査レポートを発行しました。
都市に緑地を増やすことで、従来型のインフラが担って きた防災や環境の機能の一部を代替する「グリーンインフ ラ」が、近年注目を集めており、都市の魅力やサステナビリ ティを高めると共に、インフラ更新にともなう財政負担の軽 減に繋がることが期待されています。
DBJ
では、座長に福岡孝則東京農業大学准教授を、顧問 に大西隆豊橋技術科学大学学長、涌井史郎東京都市大学 特別教授ら有識者を招き「DBJ
都市の骨格を創りかえるグ リーンインフラ研究会」を立ち上げ、グリーンインフラの社 会実装に向け、複数のテーマについて議論を重ねてきまし た。当報告書は、研究会における議論の概要を示しながら、議論から得られたグリーンインフラの社会実装に向けた示 唆等について整理を行ったものです。
スマート・ベニューとスポーツ産業の経済規模推計 スマート・ベニュー研究会(委員長:早稲田大学スポーツ 科学学術院教授間野義之氏)と共同し、『スポーツを核とし た街づくりを担う「スマート・ベニューⓇ」〜地域の交流空間 としての多機能複合型施設〜』と題した調査レポートを発行 しました。「周辺のエリアマネジメントを含む、複合的な機能 を組み合わせたサステナブルな交流施設」を「スマート・
ベニュー」と定義。今後
20
年間に見込まれるスタジアム・アリーナ等の改築・新設の金額規模が
2
兆円以上と推計し、交流空間としての「スマート・ベニュー」整備推進を提言す るものです。
また同志社大学との共同調査「わが国スポーツ産業の 経済規模推計」では、当該産業の経済規模は
2011
年時点 で6.6
兆円と試算。「未来投資戦略2018
」では、「(株)日本 政策投資銀行の協力を得て、スポーツ市場規模を継続的 かつ国際比較可能な形で推計する手法を検討する」と明記 されました。DBJ
は、今後も成長の期待されるスポーツ産業 分野の調査・研究を継続していきます。以下のDBJウェブサイト「地域・産業・経済レポート」もご覧ください https://www.dbj.jp/investigate/etc/index.html
地方自治体等との連携・協働
地方自治体、地域金融機関等との連携によるPPP/PFI、 公有資産マネジメントの取り組み
地方自治体が保有する公有資産は老朽化等の課題に直 面しており、これらを経営的視点から、総合的に企画・管理・
活用・処分する手法は公有資産マネジメントと呼ばれ、
DBJ
は、グループシンクタンクと共に計画策定支援、個別プロ ジェクト形成支援等を通じて多数の地方自治体を支援して います。また、
DBJ
は、2013
年6
月に「PPP
/PFI
推進センター」を創 設し、地方自治体や地域金融機関等との連携により、「PPP
/PFI
大学校」、各種セミナー、国との協働による地域プラット フォーム整備等の企画・開催・運営を行うなど、PPP
/PFI
の 活用拡大やそのための推進態勢整備支援等に力を入れてい ます。なかでも「PPP
/PFI
大学校」は、DBJ
の全拠点をTV
会議システムで結び、双方向型で先進事例共有やディスカッ ションを行う企画として、第7
期まで全国でのべ約6
千名の方 にご参加いただくなど高い評価をいただいています。
DBJ
では、今後も国、地方自治体、民間事業者、地域金融 機関等との連携・協働のもと、地域の課題・実情に即した多 様なPPP
/PFI
の適切な推進へ向け、各種調査・提言をはじ め、先導的事業の形成支援、リスクマネー供給等へ鋭意取 り組んでいきます。松戸市への包括的政策アドバイザリーの実施
松戸市から、事業の企画・立案段階から投資効果の測定 や効果的・効率的な事業手法の検討等民間企業の経営視 点を取り入れるため、これらに関する幅広い専門性を有する 者との協力体制構築にかかる依頼があり、双方の連携協働 のあり方について協議を重ね、
2017
年7
月に包括的パート ナーシップ協定及びアドバイザリー契約を締結しました。今回のアドバイザリー等の主な内容は、街づくりプロジェ クトの投資効果、個別プロジェクトの実行可能性及び最適手 法、各種プロジェクトの実施がもたらす市財政へのインパク トに関する助言・調査・分析等となります。
DBJ
では、今回のアドバイザリー等を契機に、これまでPPP
/PFI
や公有資産マネジメント、プロジェクトファイナン ス等の各種ソリューション業務で培った知見やネットワーク を存分に活かし、松戸市が目指す民間視点に基づく地域経 営モデルの発展に貢献していきます。エリア戦略
データ編