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エフェクトについて

ドキュメント内 CS1x 取扱説明書 (ページ 67-74)

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■ リバーブエフェクト

音に残響を与えるエフェクトで、ホールや部屋での響きをシミュレーシ ョンした11種類のエフェクトタイプが用意されています(P.67)。

■ コーラスエフェクト

音に広がりや厚みを与えるエフェクトで、一般的なコーラスタイプ からうねりやジェットサウンドを演出するフランジャーなど、11種 類のエフェクトタイプが用意されています(P.67)。

■ バリエーションエフェクト

リバーブ、コーラスを含め、フェーザー、ディストーション、オー バードライブなど、幅広い音作りを可能にする43種類のエフェクト タイプが用意されています(P.67)。また、選んだエフェクトタイプ のパラメーターを細かく設定することができます。

システムエフェクトとインサーションエフェクト

エフェクト部はシステムエフェクトとインサーションエフェクトと いう全くタイプの違う2種類のエフェクトに分かれて機能します。

CS1xではシステムエフェクトとしてリバーブエフェクトとコーラス エフェクトの2系統、システムとインサーションのどちらにも設定可 能なエフェクト(パフォーマンス時はインサーションに固定)としてバ リエーションエフェクトを1系統、合計3系統のエフェクトを内蔵し ています。

システムエフェクトは、ミキサーを使ってエフェクト処理を行う場 合、すべてのパートからセンド/リターンで信号をやりとりするタ イプのエフェクトです。

インサーションエフェクトは、レイヤー/パートとミキサーの間に 直列に接続されて、積極的に音作りを行えるエフェクトです。CS1x の場合、パフォーマンスモードでは4つのレイヤーごとにオン/オフ が可能です。また、マルチプレイモードでは任意の1パートに使用す ることができます。

システムエフェクトとインサーションエフェクトはXGで定義されて いますから、市販のXGマークのついたソングデータをCS1xを音源 として(特にマルチプレイモードで)再生する際に、細かいエフェクト 処理を施した演奏が再現できます。

パフォーマンスモードでのエフェクト

パフォーマンスモードでは、3種類のエフェクトは次の図1のように 接続されます。バリエーションエフェクトはインサーションエフェ クトとして固定されています。

図1の!バリエーションセンドのON/OFFスイッチで、音源部から の信号をバリエーションエフェクトに送るか、送らないかを各レイ ヤーごとに選択することができます。パフォーマンスエディットパ ラメーターの6段目にあるEFFECTのVARI SENDでレイヤーごとに 設定することができます(P.52)。

バリエーションエフェクトを通った信号(ウェット信号)とエフェクト がかかっていない信号(ドライ信号)を"ドライ/ウェットバランスで コントロールすることによって、バリエーションエフェクトの効果 を調整することができます。

バリエーションエフェクトから出てきた信号は、#リバーブセンドレ ベル、$コーラスセンドレベル、

%センドコーラストゥリバーブ

(ASSIGN  1ノブにアサインした場合)を設定することで、リバーブエ フェクトとコーラスエフェクトに信号が入ってきます。この2つのエ フェクトのリターンレベルはあらかじめそれぞれの初期値が設定され ており、パフォーマンスエディットパラメーターの6段目にある EFFECTのREV  SEND/CHO  SEND(P.52)でセンドレベルを設定 するだけで、エフェクトのかかった信号が出力されます。なお、!バ リエーションのON/OFFスイッチでOFFに設定されているレイヤー やパート5〜16の各リバーブ/コーラスセンドは、&リバーブセン ドと'コーラスセンドで個別に設定することができます。

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マルチプレイモード パート1〜16

パフォーマンスモード レイヤー1〜4

システムエフェクト リバーブエフェクト

コーラスエフェクト

バリエーションエフェクト どちらかのタイプとして使用可能

システムエフェクトとインサーションエフェクト

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インサーションエフェクト インサーションエフェクト

エフェクトとは音源部からのオーディオ信号を加工して、残響や広がり感を付け加える機能です。CS1xはリバーブエフェクト、コーラスエフ ェクト、バリエーションエフェクトの3種類のエフェクトを持っています。パフォーマンスモードとマルチプレイモードではエフェクトの働き が異なります。

パフォーマンスモードでは、パフォーマンスごとに各エフェクトタイプを選ぶことができ、バリエーションエフェクトに関してはタイプだけで はなく、さまざまなパラメーターを設定し、積極的な音作りをすることができます。

マルチプレイモードでは、外部シーケンサーなどから再生させるソングデータによって、その曲のイメージに合った音場感を演出することがで きます。また、再生中に各エフェクトのかかり具合をコントロールすることができます。

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バリエーションセンドのON/OFFスイッチでONに設 定されているレイヤーの各リバーブ/コーラスセンドは、そのレ イヤーの中で最も番号が大きいもののリバーブ/コーラスセンド に合流します。たとえば、レイヤー1/2/3のバリエーションセ ンドのON/OFFスイッチがONに設定されている場合、レイヤー 3のリバーブ/コーラスセンドが採用されます。

パフォーマンスモードではレイヤー1〜4以外にも、外 部MIDIシーケンサーなどを用いてパート5〜16を発音させるこ ともできます。ただし、パート5〜16にはバリエーションエフ ェクトはかかりません。

マルチプレイモードでのエフェクト

マルチプレイモードでは、バリエーションエフェクトがインサーシ ョンエフェクトとして設定されている場合は、3種類のエフェクトは 次の図2のように接続されます。

マルチプレイモードでは、基本的にはMIDIのシステム エクスクルーシブメッセージのパラメーターチェンジを使って各 値をコントロールします。図の中ではリバーブ/コーラス/バリ エーションセンドについては、パネル操作で値を設定することが できますが、その他のパラメーターについては別冊「データリス ト」のMIDIデータフォーマットをご参照ください。

マルチプレイモードに入ったときは、XGオンとなり、

バリエーションエフェクトは、自動的にインサーションエフェク トとして設定されます。システムエフェクトとして設定したい場 合は、外部MIDI機器を使ってパラメーターチェンジを送信する 必要があります。

図2の16パートのうち、任意の1パートの信号をバリエーションエ フェクトに入れることができます。マルチエディットパラメーター のEFFECTのVARI  SENDでいずれかのパートを1つだけONに設定 することができます(P.56)。バリエーションエフェクトを通った信 号(ウェット信号)とエフェクトがかかっていない信号(ドライ信号) を!ドライ/ウェットバランスでコントロールすることによって、

バリエーションエフェクトの効果を調整することができます。

その他のパートの信号は、バリエーションエフェクトを使用できないの で、パートごとに"リバーブセンドレベル、#コーラスセンドレベルを 設定することで、リバーブエフェクトとコーラスエフェクトに信号が入 ってきます。これらはマルチエディットパラメーターのEFFECTの REV SEND/CHO SEND(P.56)で0〜127の範囲で設定することがで きます。そして$リバーブリターンレベルと%コーラスリターンレベル を設定することで、エフェクトの効果を調整することができます。また、

コーラスエフェクトからは&センドコーラストゥリバーブによって、リ バーブエフェクトに信号を送ることができ、コーラスエフェクトとリバ ーブエフェクトを直列で接続することができます(この場合%コーラス リターンレベルを0にする)。

NOTE NOTE NOTE NOTE

Layer 1 on 図1 PERFORMANCE

Layer 2 on

Layer 3 on

Layer 4 off

wet/dry

Part 5

Part 16

Cho Rev

Cho Send Cho Send Rev Send (各レイヤー/パートごと)

(各レイヤー/パートごと) Rev Send

Out

Knobl (Cho to Rev)

Vari Sendの設定はon/offのみ。

*1 Vari Send onのLayerの各Rev Send, Cho Sendは、そのLayer中、最も番号 が大きいもののRev Send, Cho Sendに合わされる。

例 Layer 1, 2, 3のVari Ef=onの時、Layer 3のCho Send (*1),Rev Send     (*1)が採用される。

*2 接続された各レイヤー毎のRev Send, Cho Send。

Vari

また、マルチプレイモードでバリエーションエフェクトがシステム エフェクトとして設定されている場合は、3種類のエフェクトは次の 図3のように接続されます。

16パートの信号は、パートごとに!ドライセンドレベルを設定しま す。各信号は、"リバーブセンドレベル、#コーラスセンドレベル、

$バリエーションセンドレベルを設定することで3つのエフェクトに

入ってきます(P.56)。これらはマルチエディットパラメーターの EFFECTのREV  SEND/CHO  SEND(P.56)で0〜127の範囲で設 定することができます。そして、%リバーブリターンレベル、&コ ーラスリターンレベル、'バリエーションリターンレベルを設定す ることでエフェクトの効果を調整することができます。また、コー ラスエフェクトからは(センドコーラストゥリバーブによって、リ バーブエフェクトに信号を送ることができます。さらにバリエーシ ョンエフェクトからは)センドバリエーショントゥリバーブ、*セ ンドバリエーショントゥコーラスによって、リバーブエフェクトと コーラスエフェクトに信号を送ることができます。この3本のライン を使って各エフェクトを直列につないだり、並列につないだり、ア イデアしだいでいろいろなエフェクト処理の方法が考えられます。

バリエーションエフェクトのタイプとして、Effect Offを設定すると、音が出なくなります。エフェクトを使わずに 音を出す場合は、Thruを設定してください。

NOTE

Part 1

Part 2

Part 16

Rev

Cho

Vari

Rev Return Level

Cho Return

Vari Return Vari to Rev

Vari to Cho

Cho to Rev 各Dry Send

各Rev Send Cho SendVari Send

各Vari Send, Cho Send, Rev Sendともに0〜127。

・XGのEffectコネクトが  システムの場合

Out 図3

Part 1

Part 2

Part 3

Part 16

wet/dry

図2 MULTI

Send Cho to Rev Rev Return Level

Cho Return Level

各Cho Send 各Rev Send

Rev

・XGのEffectコネクトがインサーションの場合

・Part 3のVari Send=onのとき

・Vari Sendの設定は、on/offのみ。

 同時に複数のPartでVari Send=onはできない。つまりonにでき  るPartはただ1つのみ。全Part offは可。

・Cho Send, Rev Sendは0〜127。

Cho

Out Vari

CS1X̲REFERENCE̲JP  97.7.10 2:21 PM  ページ 66

ドキュメント内 CS1x 取扱説明書 (ページ 67-74)

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