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第2部 各協定の特色

Ⅻ インド協定(2011.8.1発効)

1.原産品の範囲(第27条)

インド協定では、次の産品が(インド)原産品とされている。

(a)(インドにおいて)完全に得られ、又は生産される産品であって、協定第28条に定めるもの

(b)(インドにおいて)完全には得られず、又は生産されない産品であって、協定第29条に定める要件を満た すもの

原産材料のみから成る産品については規定がないものの、上記(b)を満たすことにより原産材料のみからな る産品も原産品となる(原産品の範囲は、他のEPAと同じ。)。

2.原産資格割合(QVC)を算出する方法が2通りある。(協定第30条)

a)控除方式…産品の生産に使用された非原産材料の価額を利用し、締約国においてどれだけ付加価値が付 いたかにより原産品か否かを判断する方法(他のEPAにおける原産資格割合の計算方法と 同じ)。

産品の価額(FOB)-非原産材料価額

QVC = ―――――――――――――――――――― ×100(%)

産品の価額(FOB)

b)積上げ方式…産品の生産に使用された原産材料の価額を利用し、締約国の原産材料の含まれている割合 によって原産品か否かを判断する方法。

原産材料価額+直接労務費+直接経費+利益

QVC = ―――――――――――――――――――――――――― × 100(%)

産品の価額(FOB)

*QVC、FOBについての定義は協定第30条を参照のこと。どちらの方式を選択するかは輸出者に委ね られている。

3.HS番号の表記はHS2007に従う。

4.関割品目は設定されていない。

5.MFN逆転現象は協定の規定により生じない。

「総論編第1部 Ⅸ EPA対象品目について」を参照。

6.インド協定発効後も引き続き一般特恵が適用できる品目

引き続き一般特恵が適用できる品目については、税関HPに一覧表が掲載されている。巻頭の

【ホームページ案内】及び「総論編第1部 Ⅸ EPA対象品目について」を参照のこと。

[総論編-第2部 ペルー]

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XⅢ ペルー協定(2012.3.1発効)

1.認定輸出者による自己証明制度(原産地申告)

ペルー協定においては、従来の第三者証明制度(締約国の発給機関による原産地証明書)に加え、認定輸出者 による自己証明制度(原産地申告)が採用された。したがって、本協定においては原産性を証明する書類は2種 類ある。認定輸出者の場合、第三者証明制度と認定輸出者による自己証明制度のいずれを利用するかは、輸出 者が選択可能(スイス協定と同様の規定※)。

(認定輸出者の認定を行う当局⇒ペルー側:通商観光省又はその後継機関、日本側:経済産業省又はその後継機 関)

※ただし原産地申告文については、スイス協定と異なり、「場所及び日付(Place and date)」を記載することと されているが、原産地申告を作成した仕入書等にこれらの記載がある場合は省略可。

2.累積については、「モノの累積」に加えて、「生産行為の累積」の規定がある(協定第43条)。

ペルー協定では、従来のアジア各国との2国間EPAで規定されているモノの累積に加え、生産行為の累 積が規定されている(「生産行為の累積」については、シンガポール協定及びメキシコ協定と同様の規定)。 3.セット産品については、個々の構成要素が、すべて品目別規則を満たす必要がある(協定第47条)。 HS通則3の規定に従って関税分類が決定されるセット及び統一システムにセットとして明示的に記述

される産品は、当該セットに含まれる全ての産品が第3章の規定に従って原産品とされる場合には、締約国 の原産品とする(メキシコ協定及びチリ協定と同様の規定)。

4.HS番号の表記はHS2007に従う。

5.特別な品名を原産地証明書へ記載することが求められている品目がある。

例えば、第2202.90号の炭酸飲料等、品目別規則において特に個別に掲名され、規則が定められているもの は、当該特別な品目を原産地証明書の品名欄に記載する。

例 第2202.90号の品目別規則:第2202.90号の炭酸飲料への他の類の材料からの変更

第2202.90号のその他の産品への他の類の材料からの変更及び当該その他の 産品の原産資格割合が40パーセント以上であること

*この場合、品目別規則に「炭酸飲料(aerated beverages)」が特に掲名されているため、産品が「炭酸飲料」

に該当する場合には、そうであることがわかるように原産地証明書の品名欄に記載する。

品目別規則に特定の品名が記載され、特別な品目別規則が設定されているもの。

第3類 附属書三第3類の注釈に該当する物品 第2103.90号 インスタントカレーその他のカレー調製品

マヨネーズ又はフレンチドレッシング及びサラダドレッシング 第2202.90号 炭酸飲料

第2208.90号 合成清酒又は白酒

飲料(果汁をもととしたものであって、アルコール分が1%未満のものに限る。) 第9404.90号 布団及び羽根布団

6.特定の品目について「品目証明書」が必要。

ペルー協定においては、ペルーから輸入される特定の産品(アメリカおおあかいか(全形又は断片状、1個 1kg以上のもの)(HS 0307.92)※1、サチャインチ油(HS 1515.90)、緑豆・ひよこ豆・ひら豆(HS 2004.90))

について特恵税率を適用する場合には、原産地証明書に加え、ペルー政府※2が当該品目であることを証明した

「品目証明書」(HEALTH CERTIFICATE)を税関当局に提出しなければならない。(ペルー協定附属書1第2編第 3節第3条(品目証明書))

※1 「アメリカおおあかいか」は、現在IQ品目であることから、輸入割当ての手続きは別途必要となる。

※2 アメリカおおあかいか:ペルー国立漁業衛生局(SANIPES)

サチャインチ油並びに緑豆、ひよこ豆及びひら豆:ペルー保健省環境衛生局(DIGESA)

[総論編-第2部 ペルー]

41 7.MFN逆転現象は協定の規定により生じない。

「総論編第1部 Ⅸ EPA対象品目について」を参照。

8.ペルー協定発効後も引き続き一般特恵が適用できる品目

引き続き一般特恵が適用できる品目については、税関HPに一覧表が掲載されている。巻頭の

【ホームページ案内】及び「総論編第1部 Ⅸ EPA対象品目について」を参照のこと。

[総論編-第2部 オーストラリア]

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