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インクリメンタル・シンセシスのためのデザインの準備

インクリメンタル・シンセシスのデザインをセットアップするには、デ ザイン・パーティションを特定し、インクリメンタル・シンセシスを有 効にします。

デザイン・パーティションの作成

パーティションを作成するには、以下のコマンドを使用します。

set_instance_assignment -name PARTITION_HIERARCHY \

<file name> -to <destination> -section_id <partition name>

<destination>には、エンティティのショート階層パスを指定します。

ショート階層パスは、トップレベル名を省いた完全な階層パスです。以 下に例を示します。

ram:ram_unit|altsyncram:altsyncram_component (クォー テーションマーク)トップレベルのパーティションの場合、パイプ記号

(|)を使用するとトップレベルのエンティティを表すことができます。

階層命名規則について詳しくは、7–67 ページの「Quartus II インテグ レーテッド・シンセシスのノード命名規則」を参照してください。

<partition name> は、ユーザ指定のパーティション名で、1024文字未満 の固有の名前とします。名前に使用できるのは、英数字、パイプ(| )、

コロン(: )、アンダースコア(_ )だけです。アルテラでは、名前を ダブル・クォーテーションマーク( )で囲むことを推奨しています。

<file name> は、インクリメンタル・コンパイル中に内部で生成される ネットリスト・ファイルに使用される名前です。ユーザ・インタフェー スでパーティションを作成する場合に、ネットリスト名はインスタンス 名に基づいてQuartus II ソフトウェアで自動的に設定されます。Tcl を 使用してパーティションを作成している場合、すべてのパーティション で固有のカスタム・ファイル名を割り当てる必要があります。トップレ ベルのパーティションでは、指定されたファイル名は無視され、任意の ダミー値を使用できます。名前の安全性とプラットフォームの独立性の ために、ファイル名は状況に関係なく固有でなければなりません。例え ば、パーティションがファイル名my_fileを使用している場合、他の パーティションはファイル名MY_FILEを使用することはできません。簡 潔にするために、アルテラではパーティションの対応するインスタンス 名に基づいてファイル名を指定することを推奨しています。

ネットリストはすべて、dbコンパイル・データベース・ディレクトリに 保存されます。

インクリメンタル・シンセシスの有効化

以下のTclコマンドを使用して、インクリメンタル・シンセシスをオン にします。

set_global_assignment -name INCREMENTAL_COMPILATION \ INCREMENTAL_SYNTHESIS

インクリメンタル・シンセシスを使用したデザインの合成

Quartus II 設定ファイルのファイルで、またはTclコマンドからインク

リメンタル・シンセシスをオンにした後、quartus_shコンパイラ実行コ マンドのexecute_flow –compileコマンドを使用してコンパイルを 実行すると、インクリメンタル・シンセシスが自動的に実行されます。

合成およびマージ・コマンドを使用した合成

quartus_shコンパイラ実行コマンドに対するexecute_flow

–compileコマンドを使用しないで、個々のコンパイラ実行コマンド

(quartus_mapやquartus_fitなど)を使用してデザインをコンパイル する場合は、合成コマンドとマージ・コマンドを別々に使用します。

quartus_map実行コマンドを使用する際にインクリメンタル・シンセシ

スを有効にするには、以下の2つのステップを実行します。

1. コマンド・プロンプトで以下のコマンドを入力します。

quartus_map --incremental compilation=incremental_synthesis

まとめ

このコマンドにより、プロジェクト内のフローが有効になり、

以降の合成はインクリメンタル・コンパイル・オプションを 使用しないで、quartus_mapコマンドで実行できます。

2. 合成後のパーティションをマージし、Quartus II コンパイル・フロー のフィッティングを含む以降のステージのためにフラット化された ネットリストを作成します。システム・コマンド・プロンプトで、以 下のコマンドを入力します。

quartus_cdb ––merge

まとめ

Quartus IIソフトウェアは、Verilog HDLとVHDL言語、およびアルテ

ラ独自の言語が完全にサポートされているため、アルテラ・デザインの ための使いやすい、スタンドアロン・ソリューションとなっています。

このソフトウェアでは、合成の結果を改善し、デザインの合成プロセス を制御するのに役立つ合成オプションを使用できます。

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