第3章 Linuxクライアントのインストール
3.6 アンインストール
3.6.1 symfo_removeコマンドでのアンインストール
symfo_removeコマンドを使用したアンインストール方法について説明します。
以下の手順でアンインストールしてください。
1. ネーミングサービスの停止 2. スーパユーザへの変更
3. CD-ROMドライブのマウント
4. アンインストール
注意
X WindowのGNOME端末などの日本語表示環境において、symfo_removeコマンドを実行した場合、文字列が途中か ら重複表示されるなど、日本語を含む文字列が正しく表示されないことがあります。symfo_removeコマンドの動作に影響 はありません。
1) ネーミングサービスの停止
JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを停止してください。なお、Interstage Application Serverでコネ クションプーリングを行う場合、本作業は不要です。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
2) スーパユーザへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。
# su
Password:******
3) CD-ROMドライブのマウント
CD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。
注意
RHEL5で自動マウントデーモン(autofs)によるCD-ROMの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設 定されるため、アンインストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでCD-ROMを適切に再マウントしてからア ンインストールを実行してください。なお、マウントされているCD-ROMのマウントオプションについては、mountコマンドを 引数なしで実行することで確認できます。
例
# mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /media/cdrom
4) アンインストール
以下の手順でアンインストールを行います。
1. アンインストール処理の開始
以下のコマンドを実行し、アンインストールを開始します。
例
# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG
# cd /media/cdrom/linux
# ./symfo_remove
注意
symfo_removeコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGには、表示環境にあわせて、“ja_JP.UTF-8”
または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語で表示されたり、文字化けし て表示されることがあります。
2. アンインストール環境のチェック
アンインストール環境のチェックメッセージが、以下のように表示されます。
インストール環境のチェックを開始します。
インストール環境のチェックが終了しました。
"Symfoware Server Client"をアンインストールします。
3. 削除する機能の確認
インストールされている機能が以下のように表示されます。アンインストールする場合は、下線部のように“y”を入力し てください。
アンインストールする機能 - 基本機能(クライアント機能)
上記の情報でアンインストールを開始しますか?
y: アンインストールを開始します q: アンインストールせずに終了します [y,q]: y
4. アンインストール状態の表示
アンインストール状態が、以下のように表示されます。
アンインストールを開始します。
基本機能(クライアント機能)のアンインストールが成功しました。
アンインストールが終了しました。
5. アンインストール結果の確認
アンインストールが終了したときに、アンインストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
正常終了の場合
アンインストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
"Symfoware Server Client"のアンインストールが正常終了しました。
異常終了の場合
アンインストール中に何らかの異常が発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
"Symfoware Server Client"のアンインストールが異常終了しました。
注意
- アンインストールの途中でエラーが発生した場合は、以下のように対処してください。
1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。
2. 再度、symfo_removeコマンドを実行します。
- アンインストールが完了しても、以下のインストールディレクトリが削除されない場合があります。原因として、イン ストールディレクトリ配下にファイルを作成していたことなどが考えられます。不要であれば、rmコマンドなどで削 除してください。
- /opt/パッケージ名
- /var/opt/パッケージ名 - /etc/opt/パッケージ名
パッケージ名については、各製品の“インストールガイド”を参照してください。