CONTENTS
財務分析と評価
50
事業等のリスク
53
連結貸借対照表
54
連結損益計算書
56
連結包括利益計算書
57
連結資本勘定計算書58
連結キャッシュ・フロー計算書60
財務セクション
財務セクション FUJIFILM Holdings Corporation
2015
年度の業績 経済環境2015年度の世界経済は、アジア新興国などにおいて弱さがみられたも のの、全体として緩やかな回復基調が継続しました。米国の景気は、個人 消費を中心に回復が続きました。欧州では、英国で景気の回復が続いたこ とに加え、ユーロ圏の景気も緩やかな回復が続きました。中国の景気は緩 やかに減速、アジア全体でも弱い動きとなりました。日本の景気は、雇用・
所得環境が改善するなど、緩やかな回復基調が続きました。
なお、
2015年度の円為替レートは、対米ドルで120円、対ユーロで133円
となりました。業績概要 連結業績
こうした環境の中、当社グループは中期経営計画
「VISION2016」
(2014 年度〜2016年度)を達成すべく、「ヘルスケア」 「高機能材料」 「
ドキュメント」の3事業分野を成長ドライバーとし、拡販活動や新製品の市場投入により、
売上、シェア及び利益の拡大を進めています。また、その他の事業において もビジネス規模と市場での優位性を維持するとともに、あらゆる企業活動 において生産性向上と効率化を進め、全事業における収益性向上に向け た取り組みを加速しています。
2015年度の連結売上高は、フォトイメージング事業、メディカルシステム 事業、産業機材事業、電子材料事業などで売上を伸ばしたものの、光学・電 子映像事業やフラットパネルディスプレイ材料事業などの売上が減少し、
前年度並みの2兆4,916億円となりました。
営業利益は、各事業における収益性の改善などにより、同
10.9%
増の1,912
億円となりました。セグメント別業績
イメージング ソリューション
光学・電子映像は、コンパクトデジタルカメラのラインアップ縮小などに より減収となったものの、フォトイメージングにおける売上増に伴い大幅 増益となりました。
インフォメーション ソリューション
フラットパネルディスプレイ材料の売上は減少したものの、メディカルシ ステム、産業機材、電子材料などでの売上増、収益性改善などにより増収 増益となりました。
ドキュメント ソリューション
アジア・オセアニア地域の売上は増加したものの、国内オフィスプリン ター需要減などにより全体の売上は前年度並み、営業利益は為替によるマ イナス影響等により減益となりました。
財務分析と評価
イメージングソリューション インフォメーションソリューション ドキュメントソリューション 全社及びセグメント間取引消去
* 2013年度第1四半期に行われた組織変更により、
光学デバイス事業をインフォメーション ソリュー ションからイメージング ソリューションへ変更し ています。これに伴い、2011年度及び2012年度の 数値をリステートしています。
セグメント別売上高*
億円
24,916 3,533 9,642
11,741
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
5,000 25,000 30,000
10,000 20,000
15,000
0
セグメント別営業利益* 億円
1,912 322 941
949
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
–500 2,000 2,500
500 1,500
1,000
0
セグメント別総資産*
億円
33,637 3,154
14,606
11,858
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
10,000 40,000
30,000
20,000
0
財務セクション FUJIFILM Holdings Corporation
当期純利益
税金等調整前当期純利益は、前年度にジャパン・ティッシュ・エンジニア リングの連結子会社化による評価益212億円を営業外収益に計上したた め、前年度比
1.3%減の 1,945
億円となりましたが、当社株主帰属当期純利 益は日本の税制改正に伴う法人税率引き下げ影響などにより同4.0%増の1,233億円となりました。
利益配分に関する方針
配当については、連結業績を反映させるとともに、成長事業のさらなる 拡大に向けたM&A、設備投資、研究開発投資など、将来にわたって企業価 値を向上させていくために必要となる資金の水準なども考慮した上で決 定します。また、その時々のキャッシュ・フローを勘案し、株価推移に応じて 自己株式の取得も機動的に実施していきます。株主還元方針については、
配当を重視し、配当性向25%以上を目標としています。
2015年度の年間配当金は、中間配当金1株当たり32円50銭と合わせ、
65円としました。
2016年度見通し
(2016年4月27日時点)2016年度の連結売上高は、当社グループの重点事業である
「ヘルスケア」
「
高機能材料」 「
ドキュメント」
を中心とした事業成長に加え、各事業にお ける収益性の改善などにより、前年度比2.3%増の2兆5,500億円、営業利 益は同15.1%増の2,200億円、税金等調整前当期純利益は同13.1%
増の2,200億円、当社株主帰属当期純利益は同1.4%
増の1,250億円を見込んで います。イメージング ソリューション インフォメーション ソリューション ドキュメント ソリューション
百万円 2013年度 2014年度 2015年度 2013年度 2014年度 2015年度 2013年度 2014年度 2015年度
売上高
外部顧客に対するもの ¥373,624 ¥361,033 ¥353,287 ¥933,844 ¥953,541 ¥964,215 ¥1,132,485 ¥1,178,031 ¥1,174,122 セグメント間取引 2,371 2,391 2,910 1,442 2,176 1,830 9,525 10,117 8,567
合計 375,995 363,424 356,197 935,286 955,717 966,045 1,142,010 1,188,148 1,182,689
営業利益 3,590 20,731 32,236 72,916 81,151 94,098 95,995 101,345 94,887
営業利益率(%) 1.0 5.7 9.1 7.8 8.5 9.7 8.4 8.5 8.0
1株当たり配当金/配当性向
円 %
1株当たり配当金 配当性向(右軸)
24.5 65
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
80 40.0
60 30.0
40 20.0
20 10.0
0 0
当社株主帰属当期純利益/ROE 億円 %
当社株主帰属当期純利益 ROE(右軸)
5.8 1,233
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
1,500 15.0
1,000 10.0
500 5.0
0 0
• インスタントカメラ チェキ に加えて、
「Year Album」や「シャッフルプリント」
などの付加価値プリントビジネスが拡大
• 新製品効果やアジア地域での拡販が 進んだこと等により「Xシリーズ」の販売 が好調に推移
• スマートフォン用カメラモジュールの売 上が大幅に減少
• メディカルシステムでは、医療IT、内視 鏡、超音波診断など成長分野での販売 好調により、売上が増加
• フラットパネルディスプレイ材料は、液 晶パネル市況減速による生産調整の 影響等により売上が減少
• 産業機材では、「エクスクリア」や太陽 電池用バックシートなど新規事業での 販売が好調に推移
• 電子材料ではフォトレジストや処理剤 などの先端製品の販売が好調に推移
• オフィスプロダクトは、米国ゼロックス 社向け輸出台数が減少したものの、国 内大手コンビニエンスストアでの機械代 替等により、全体では販売台数が増加
• プロダクションサービスについては、カ ラー・オンデマンド・パブリッシング・シ ステム及びモノクロ・プロダクション・プ リンターの販売が好調に推移し、販売 台数が増加
• グローバルサービスは、マネージド・
プリント・サービスが好調に推移し、
国内、アジア・オセアニア地域ともに 売上が増加
財務セクション FUJIFILM Holdings Corporation
次期見通し (2016年4月27日時点)
億円 2015年度実績 2016年度見通し 増減率(%)
売上高 ¥24,916 ¥25,500 2.3
営業利益 1,912 2,200 15.1
税金等調整前当期純利益 1,945 2,200 13.1 当社株主帰属当期純利益 1,233 1,250 1.4
為替レート(米ドル) 120円 110円 10円高
為替レート(ユーロ) 133円 125円 8円高
財政状態
資産、負債及び純資産
総資産は、現金及び現金同等物や投資有価証券などの減少により、前年 度末に比べ1,929億円減の
3兆3,637
億円となりました。負債は94億円減 の1兆798億円となりました。株主資本は自己株式の取得などにより、1,782
億円減の2兆545億円となりました。この結果、流動比率は、前年度末に比べ18.6ポイント減の293.7%、負債 比率は3.8ポイント増の52.6%、株主資本比率は1.7ポイント減の61.1%とな り、資産の流動性及び資本構成の安定性をともに維持しています。
設備投資及び減価償却費
高成長製品の生産能力増強、製造設備の合理化や省力化ならびに環境 保全を主な目的として、
741
億円の設備投資*を実施しました。事業セグメント別では、イメージング ソリューション部門が101億円、イン フォメーション ソリューション部門が393億円、ドキュメント ソリューション 部門が233億円となりました。有形固定資産の減価償却費
*
は、前年度比8 億円増加し659億円となりました。キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、当期純利益の増加などにより、
2,219億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、設備
投資に伴う固定資産の購入や事業の買収などにより、1,557億円の支出と
なりました。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によ るキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは、前年度と比 べ770億円減の662億円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払及び自己株式取得などにより、
1,717
億円の支出と なりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当年度末残高は、前年度末比1,260 億円減少し、
6,009億円となりました。
設備投資額/減価償却費* 億円
設備投資額 減価償却費
* 無形固定資産及びドキュメント ソリューション部門等 のレンタル機器を除いています。
0
659 741
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
900
600
300 1,200
キャッシュ・フロー 億円
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー
フリー・キャッシュ・フロー*
* フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッ シュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー
–1,557 2,219
662
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
–3,000 –2,000 –1,000 3,000
2,000
1,000
0
総資産/株主資本比率
億円 %
総資産 株主資本比率(右軸)
33,637 61.1
’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度)
15,000 30,000 45,000
20.0
0 0
40.0 60.0
財務セクション FUJIFILM Holdings Corporation