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もどき料理のレシピ 2

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第 4 章 性能評価 21

4.2 もどき料理のレシピ集

4.2.2 もどき料理のレシピ 2

1127日に,前回と同所にて,2回目の調理実験を行った.図4.2は調理実験の様子を撮った 写真である.

事前にレシピ設計支援ツールを使用し,豚のヒレ肉100gの栄養素のうち,肉に重要であると判 断した,タンパク質,ナトリウム,ビタミンB1,ビタミンB2を重要視した目標値を設定して,食 材の配合量を決定した.1回目の調理実験の反省から,かつお節の上限量の設定,小麦粉を必ず使 用する設定,使用する食材の全体量を考慮した設定をし,計算を行った.複数あがった食材の配合 量のうち,1番目と2番目のものを採用した.理由は,上位のものほど,数値的には肉に近い栄養 素となる食材の組み合わせであるからだ.2回目の調理実験では,1番目と2番目の食材の配合量 を用い,レシピの作成をしたものを,実際に調理し,評価をした.以下が実際に用いた,食材の配 合量と,その調理手順である.

食材の配合量と調理手順 1番目の食材の配合量

小麦粉 15.8g

こめ 20.2g

さといも42.1g

だいず 45.7g

グリンピース 43.4g

スイートコーン 4.2g

4.2 2回目の調理実験の様子

青ピーマン3.9g

黄ピーマン6.3g

あまえび1.4g

鶏卵 15.3g

オリーブ油3.9g

ごま油 1.6g

米酢 5.2g

2番目の食材の配合量

小麦粉 22.0g

こめ 16.1g

さといも52.3g

だいず 47.0g

グリンピース 33.2g

ごぼう 30.9g

スイートコーン 12.0g

28

-• トマト 3.1g

黄ピーマン 7.1g

あまえび1.7g

鶏卵 15.0g

オリーブ油 8.2g

サフラワー油 9.9g

米酢 1.7g

マヨネーズ 1.0g 調理手順

1. 米を水につける.

2. 材料を使う分だけ計量する.

3. 米を炊く.

4. 茹でる必要性のある食材を茹でる.

5. 冷凍の食品を解凍する.

6. さといも,トマト,青ピーマン,赤ピーマン,あまえび,ごぼうを包丁でフードプロセッ サーを使える大きさに切る.

7. フードプロセッサーにかけて細かく刻む.

8. マヨネーズなどの調味料と小麦粉をいれて混ぜ合わせる.

9. 熱したフライパンに油をひいて焼く.

10. 加熱後,表面に水分が残っていればキッチンペーパー等で軽く拭い,20分ほど燻製器にか ける.

レシピ2の成果と改善点

かつお節の使用量を制限したからか,1番目・2番目と共にビタミンB1を多く含むグリーンピー スの配合量が多くなった.食材をフードプロセッサーにかける際,十分な量があったからか,問題 なく食材を細かくすることが出来た.グリーンピースや里芋など,水分を置く含む食材の使用量が 多かったからか,混ぜ合わせた時点で柔らかく,加熱する際も形が崩れやすく,加熱後は多少は固 くなったが柔らかく仕上がった.燻製器に関しては,使用法を一部間違えたことにより,香りづけ や風味づけが不十分である結果となってしまった.

味についてだが,1番目・2番目とともにグリーンピースの味がほとんどで青臭く,肉と似てい るとは言えない結果となった.2番目の方が,グリーンピースの使用量が少なめということもあっ てか,どちらかと言えば2番目の方が美味しいという意見が多かった.燻製にしたことにより,燻 製にする前の状態のものと比べると,食材そのままの味が少し薄まり,燻製の風味を少し感じられ た.見た目は2種類とも,もともとのグリーンピースの色が強く,薄い緑色であり,フライパンで 焼き,燻製器にかけた結果,少し茶色がかった薄い緑色に仕上がった.食感は,1回目の調理実験 でのものと比べるとかなり柔らかく感じた.肉というより,お好み焼きに近い食感であった.

以上のことから,以下の改善点が挙げられた.

かつお節に加え,グリーンピースにも使用量の上限を設定する.

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