す び
(4.1)
式のような関係が成立つ筈である︒但し
この場合 所定内︑所定外賃金を分離した資料さえ得られれば本当の原因を突止めることができようが︑同じく大胆に推論すればこのような小規模では︑投入規模の経済性はそれ程有妓に作用しないために︑それに代るものとして︑所定外労仇賃金が相対的に低いのを利用した労仇強化を選好するのではないかと考えられる︒
右の推論を要約すれば次のようになる︒すなわち︑大規模企業は規模の経済性を享受し︑小規模企業はこれに代
るものとして労仇強化を選好するであろうという最も常識的な結論に到達する︒
註
(1 )
理論的賃金と実際に支払われる賃金とが一致していれば︑
には
︑
S l は企業の規模そのものを規定する特性値である︒
(2 )
右の註田を参照︒
(3 ) この二つの賃金は共に指数化されたものについて比較されているので︑両者の絶対水準を直接比較することはできない︒
本稿では︑労仇需要函数を測定するための仮説の設定および現在利用可能なデータによる観察と予備的な計測に
終始した︒労仇の規模別分配率の変化を絶えず意識したことは︑筆者の分析の方向を誤らせないためには非常に好
都合であったと思う︒勿論︑本稿はこの分野での全く実験的な領域を一歩も脱け出すことができなかったが︑今後︑
利用可能なデータをできるだけ整備することによって直接労仇需要函数の測定を行える段階へ向いたいと願つてい
る︒本稿において残された問題点を次に列挙することによってむすびの言葉に代える次第である︒
山資本設備量およびその価格の理論変数︑観察変数の明示︵価格については既に拙稿ー関西大学経済論集第8
巻第
2.
3号﹁労佑需要のメカニズム﹂ーにおいて若干の考察を試みたが未だ非常に不完全である︶︒ 労佑需要の構造分析︵浜田︶
10
0
分能率
労佑需要の構造分析︵浜田︶ 0.6
0.5 0.4 0.3 0,2
0.1
0.0
x x x
. .
x x
[
x x2 3 4 第 5 6
6 7図 8
︐
10規 棟0.5 0.4 0.3 0.2
0.1
o . o
x x x
̀ ^
x x x
x x
2 3 4
第
5 6 7
7図 8
︐
10規模0.5 0.4 0.3 0.2
0.1
o . o
` `
)(. ,
x o
の幕が等しいという理論上の帰結を具体的に吟味することができよう︶︒
等 々
⁝ ︒
x
"
')(. x ‑ xメ
2 3 4
第
5 6 8
8
7図
︐
10規梗0.5 0.4 0.3 0.2
0,1
o . o
"
10
X
X
" " "
2第 3 4
︐
5 図 6規棲
②理論的賃金と実際に支払われる賃金とのシステマテイックな乖離が企業行動に与える影響の解明︵これは︑労佑
供給函数側の分析の発展と相侯つて追求することによって解決されよう︶︒
③ 資 本 設 備 需 要 方 程 式 の 測 定
︵ デ ー タ の 整 備 を 待 っ て
︑ 労 佑 需 要 方 程 式 と 同 時 に 測 定 で き れ ば
︑ こ の 二 つ の 誘 導 形 の 右 辺 の
右に挙げた以外にも多くの残された問題があるが︑それらの多くの問題の解決は︑関連するデータの整備によって
可成りの程度に容易となるのではないかと思われる︒
無機工業薬品 (281)昭29
I
N;I
x1I
wI
XoI
W/X。
1 4 9 人 870 4.5 113.6 1. 019 0.500 2 10 19 326 12.9 143.6 4,271 0.434 3 20 29 110 23.6 179.2 11,349 0.373 4 30 49 132 38.6 192.6 22,237 0.334 5 50 99 98 69.3 188. 0 37,734 0.345 6 100199 52 139.4 198.5 83,912 0.330 7 200 299 35 241. 0 249.9 121,171 0.497 8 300499 18 399.4 274.6 250,214 0.438
,
500999 14 733.2 270.0 511,283 0.387 10 1,000以上 28 2,072.0 287.0 1,601,486 0.371労佑需要の構造分析︵浜田︶
有機工業薬品 (282)昭29
I
N; X1I
w XoI
W/X。 │
1 4 9 ・人 123 5.7 156.5 2,093 0.427 2 10 19 96 13.1 158.5 4,606 0.450 3 20 29 55 23.2 190.8 11,881 0.372 4 30 49 51 36.6 192.8 23,494 0.300 5 50 99 40 69.2 217.4 44,292 0.340 6 100199 38 136.2 237.7 126,763 0.256 7 200 299 21 250.0 241. 8 192,425 0.314 8 300 399 19 370.2 281.2 372,260 0.280
,
400 999 11 736.2 253.7 688,300 0.271 10 1,000以上 10 1,973.9 267.7 1,623,073 0.32610
工業統計表(産業篇)