基本施策1 高齢者が住みやすい環境を構築する
【平戸市のいま】
○平戸市の高齢化率は、全国に比べて高く なっていますが、介護保険認定率は平成 28 年度は減少に転じました。しかし、サ ービス受給者は増加しています。認知症 高齢者や高齢者のみの世帯の増加がみら れ、高齢者施策を推進することが急務と なっています。
【平戸市の未来】
【未来を実現させるためにできること】
施策1 地域包括ケアシステムを構築・充実する
地域住民、行政、医療機関、介護事業所等が相互に連携し、要介護状態となっても住み慣れ た地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、医療・介護・住まい・生活支援・介護 予防を一体的に提供される地域包括ケアシステムを構築し充実を図ります。
また、市民一人ひとりが認知症に対する理解を深め、認知症になっても住み慣れた地域で生 活できるよう行政、専門職、地域住民等が連携した取り組みを行います。
<主な取り組み>
①切れ目のない在宅医療・介護の提供体制の構築
②在宅医療・介護に関する近隣市町との連携
③認知症初期集中支援の推進
④認知症サポー ーの育成、支援体制の充実
⑤権利擁護に関する相談・支援の充実
⑥企業、学校等における啓発活動の充実
写真欄
地域の高齢者が住み慣れた地域で生活できるようお互いに支えあいましょう。
施策2 高齢者の生きがい対策と社会参加を促進する
高齢者が地域で「生きがい」をもって生活できる環境づくりに向けて、各種団体が行う支援 や交流の場の確保を行います。
<主な取り組み>
①高齢者の交流の場の確保
②高齢者が地域社会を支える担い手となる環境づくり
③老人クラブ・シルバー人材セン ー等の支援及び連携
施策3 高齢者の生活支援及び介護予防を推進する
高齢者の介護予防に向けた身近な地域での健康づくりの場の提供や高齢者の見守りを含め、
地域住民同士が高齢者一人ひとりを支えあう仕組みづくりを行います。
<主な取り組み>
①介護予防・健康教育における介護予防の普及啓発
②住民主体の通いの場の拡充
③地域を支えるサポー ーの養成・育成
④生活支援コーディネー ーの活動の充実
⑤介護予防と自立支援を図るための関係機関との連携強化
【やるばい指標(成果指標)】
指標の名称 単位
現況値 (平成 28 年度)
前期目標値
(平成 34 年 度)
目標値
(平成 39 年 度)
高齢者自主組織の設置数 団体 135 150 160
元気な高齢者の割合 % 78.3 80.0 82.0
認知症サポーター年間養成数 人/年 324 300 300
【市民の満足度(市民アンケートから)】
指標の名称 単位
現況値 (平成 28 年度)
前期目標値
(平成 34 年 度)
目標値
(平成 39 年 度)
高齢者、障がい者のため の施設設備や サービスの充実に関すること
% 42.9 45.0 50.0
みんなにできること
障がいのある人もない人も、安全で安心な暮らしができるまちになっ ています。
くらしをまもるプロジェクト【保健、医療、福祉】
第3節:みんなが活躍できる福祉の充実
基本施策2 障がいのある人もない人も共に生きる
【平戸市のいま】
○ 本 市 の 障 害 者 手 帳 所 持 者 の 状 況 を み る と、平成 29 年 4 月 1 日現在では 3,137 人で、そのうち身体障害者手帳所持者は 2,433 人 、 知 的 障 害 者 手 帳 所 持 者 は 417人、精神障害者手帳所持者は287 人となっています。人口 32,466 人との 比率は 9.6%となっています。
○障がいのある人に対する偏見や無理解は 地域においてまだまだ根強く、外出する ことにも消極的になることがあります。
障がいのある人に対する理解と交流を深 めることが必要です。
【平戸市の未来】
【未来を実現させるためにできること】
施策1 社会参加・地域交流を促進する
障がいのある人もない人も一人ひとりが個人として尊重され、自分らしい自立した生活が送 られるよう、社会参加の機会を充実します。
<主な取り組み>
①障がいのある人に対する理解と交流の促進
②障がいを理由とする差別の解消の推進(心のバリアフリーの推進)
③スポーツ・文化芸術活動への参加機会の充実
④雇用・就労機会の拡充
⑤施設のユニバーサルデザインの推進
⑥企業、学校等における啓発の充実
写真欄
障がいに対する理解を深め、積極的に声をかけましょう。
施策2 障がい福祉サービスを充実する
障がいのある人の尊厳が尊重された日常生活及び社会生活を営むことができるよう、障がい 福祉サービス等の支援の充実を図ります。
<主な取り組み>
①生活を支援するサービスの充実
②関係機関と連携した就労移行支援の推進
③相談支援体制の充実
【やるばい指標(成果指標)】
指標の名称 単位
現況値 (平成 28 年度)
前期目標値
(平成 34 年 度)
目標値
(平成 39 年 度)
居住系サ ー ビス( グルー プホ ーム) の 延 べ利用者数
人/年 1,421 1,563 1,719
【市民の満足度(市民アンケートから)】
指標の名称 単位
現況値 (平成 28 年度)
前期目標値
(平成 34 年 度)
目標値
(平成 39 年 度)
公共施設のバリアフリー化 % 45.9 50.0 60.0
みんなにできること
子どもから高齢者まで健康で笑顔あふれるまちになっています。
くらしをまもるプロジェクト【保健、医療、福祉】
第3節:みんなが活躍できる福祉の充実
基本施策3 地域の支えあいで福祉を充実する
【平戸市のいま】
○生活様式の変化、市民ニーズの多様化によ り、地域の絆が希薄化しており、地域の支え あいが必要です。現在、まちづくり運営協議 会を中心とした支援が浸透しつつあるもの の、今後も地域福祉へのより一層の支援体 制を図っていくことが必要です。
【平戸市の未来】
【未来を実現させるためにできること】
施策1 全員参加型の地域共生社会を実現する
子ども、高齢者、障がいのある人、災害時要援護者など分野ごとの「支え手」・「受け手」がそ の垣根を越え、地域住民、各種団体が「我が事」として参画し、人と資源が世代や分野を越え
「丸ごと」つながる仕組みづくりを行います。
<主な取り組み>
①地域で支えあう共生社会の構築
②社会福祉協議会等連携事業の支援
③民生委員・児童委員等連携活動の支援
④災害時要援護者への支援
写真欄
1人ひとりが自分にできることを行い、地域で助け合い、支えあいましょう。
施策2 低所得者福祉を充実する
生活保護世帯及び生活困窮者等が抱える問題の解決に向けた制度の活用や、支援策等の適切 な助言、各関係機関との連携を行い、早期の自立支援に向けた取り組みの強化に努めます。
<主な取り組み>
①相談体制の充実と整備
②生活保護の適正な運用と実施
③各関係機関(社会福祉協議会等)との連携による生活困窮者への支援
④自立生活の支援
【やるばい指標(成果指標)】
指標の名称 単位
現況値 (平成 28 年度)
前期目標値
(平成 34 年度)
目標値
(平成 39 年度)
生 活 困 窮 者 等 就 労 支 援 に よ る 新 規 就 労・増収者数
人/年 8 15 20
みんなにできること
定住・移住の総合的な対策に取り組むことで、転入者が増えています。