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公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 は 、 公 有 水 面 埋 立 に よ る 不 当 な 影 響 か ら 、 当 該 地 方 公 共 団 体 の 固 有 の 利 益 を 保 護 す る も の で あ る 。

同 法 第 4 条 第 1 項 第 2 号 は 、 地 方 公 共 団 体 の 地 域 環 境 に 責 任 を 負 う 都

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道 府 県 知 事 に 、 環 境 へ の 十 分 な 配 慮 が な さ れ な い 公 有 水 面 埋 立 承 認 申 請 を 承 認 し な い 権 限 を 付 与 す る こ と に よ り 、 当 該 地 方 公 共 団 体 の 地 域 環 境 に 十 分 な 配 慮 の な い 公 有 水 面 埋 立 事 業 か ら 地 域 環 境 と い う 地 方 公 共 団 体 の 固 有 の 利 益 を 保 護 し て い る も の で あ る 。 ま た 、 同 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 は 、 不 適 正 ・ 不 合 理 な 公 有 水 面 埋 立 て に よ っ て 、 当 該 地 方 公 共 団 体 の 利 益 が 侵 害 さ れ る 場 合 に は 当 道 府 県 知 事 が 公 有 水 面 埋 立 て を 承 認 し な い と い う 権 限 を 付 与 す る こ と で 、 不 適 正 ・ 不 合 理 な 公 有 水 面 埋 立 に よ っ て 当 該 地 方 公 共 団 体 の 利 益 が 侵 害 さ れ な い と い う 地 方 公 共 団 体 の 固 有 の 利 益 を 保 護 し て い る も の で あ る 。

し か る に 、 本 件 執 行 停 止 決 定 に よ り 、 本 件 埋 立 て が 遂 行 さ れ る こ と に よ り 、 事 業 実 施 区 域 及 び そ の 周 辺 の 貴 重 で 豊 か な 自 然 環 境 は 、 不 可 逆 的 な 被 害 を 被 り 、 ま た 、 そ の 結 果 、 沖 縄 県 の 環 境 保 全 ・ 環 境 利 用 の 計 画 の 立 案 や 実 施 も 不 可 能 と な り 、 環 境 行 政 に 係 る 自 治 権 が 著 し く 侵 害 さ れ る こ と に な る 。

ま た 、 構 造 的 な 問 題 を は ら ん だ 日 米 地 位 協 定 の 存 在 等 に よ り 、 米 軍 基 地 に 対 し て は 、 環 境 行 政 や 捜 査 権 、 課 税 権 な ど の 自 治 権 の 行 使 が 著 し く 制 約 さ れ 、 そ の 結 果 、 自 然 環 境 、 生 活 環 境 破 壊 や 事 件 ・ 事 故 に よ る 沖 縄 県 民 の 被 害 が 構 造 的 、 恒 常 的 に 発 生 し て い る も の で あ る 。 米 軍 基 地 が 異 常 な ま で に 集 中 し て い る 沖 縄 県 の 現 状 は 、 憲 法 第 92 条 の 保 障 す る 地 方 自 治 の 本 旨 に も 悖 る と い わ ざ る を え な い も の で あ る 。 そ れ に も か か わ ら ず 、 本 件 執 行 停 止 決 定 に よ っ て 沖 縄 県 の 民 意 に 反 し て あ ら た に 米 軍 基 地 建 設 す る こ と は 、 沖 縄 県 の 自 治 権 を 侵 害 す る も の で あ る 。

本 件 執 行 停 止 決 定 は 、 公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 ・ 同 項 第 2 号 に よ り 保 護 さ れ た 沖 縄 県 の 固 有 の 利 益 を 侵 害 す る も の で あ り 、 本 件 執

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行 停 止 決 定 を 取 り 消 す こ と に つ い て 、 沖 縄 県 に は 法 律 上 の 利 益 が 認 め ら れ る も の で あ る か ら 、 抗 告 訴 訟 の 出 訴 資 格 が 認 め ら れ る も の で あ る 。 第 6 結 語

よ っ て 、 請 求 の 趣 旨 記 載 の 判 決 を 求 め る 。

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( 別 紙 ) 取 消 処 分 の 理 由

第 1 公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号

1 公 有 水 面 法 ( 以 下 、 本 別 紙 に お い て 、「 法 」 と い う 。) の 第 4 条 第 1 項 第 1 号 に つ い て は 、次 の こ と な ど か ら 、「 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナ ル コ ト 」 の 要 件 を 充 足 し て い な い と 認 め ら れ る 。

(1) 「 埋 立 て の 必 要 性 」

埋 立 必 要 理 由 書 に お い て 、 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 は 沖 縄 県 内 に 建 設 せ ね ば な ら な い こ と 及 び 県 内 で は 辺 野 古 に 建 設 せ ね ば な ら な い こ と 等 が 述 べ ら れ て い る が 、 そ の 理 由 に つ い て は 下 記 の と お り 実 質 的 な 根 拠 が 乏 し く 、「 埋 立 て の 必 要 性 」 を 認 め る こ と が で き な い 。

(ア) 普 天 間 飛 行 場 が 、 国 内 の 他 の 都 道 府 県 に 移 転 し た と し て も 、 依 然

4 軍 ( 陸 軍 ・ 海 軍 ・ 空 軍 ・ 海 兵 隊 ) の 基 地 が あ り 、 さ ら に 陸 上 ・ 海 上 ・ 航 空 自 衛 隊 の 基 地 が あ る こ と か ら 、 抑 止 力 ・ 軍 事 的 な プ レ ゼ ン ス が 許 容 で き な い 程 度 に ま で 低 下 す る こ と は な い こ と 。

(イ) 県 内 移 設 の 理 由 と し て 、「 地 理 的 に 優 位 で あ る こ と 」「 一 体 的 運 用

の 必 要 性 」 等 が 挙 げ ら れ て い る が 、 時 間 ・ 距 離 そ の 他 の 根 拠 等 が 何 ら 示 さ れ て お ら ず 、 具 体 的 ・ 実 証 的 説 明 が な さ れ て い な い こ と 。

(2) 自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等

本 件 埋 立 対 象 地 は 、 自 然 環 境 的 観 点 か ら 極 め て 貴 重 な 価 値 を 有 す る 地 域 で あ っ て 、 い っ た ん 埋 立 が 実 施 さ れ る と 現 況 の 自 然 へ の 回 復 が ほ ぼ 不 可 能 で あ る 。 ま た 、 今 後 本 件 埋 立 対 象 地 に 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設

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が 建 設 さ れ た 場 合 、 騒 音 被 害 の 増 大 は 住 民 の 生 活 や 健 康 に 大 き な 被 害 を 与 え る 可 能 性 が あ る 。

(3) 沖 縄 県 に お け る 過 重 な 基 地 負 担 や 基 地 負 担 に つ い て の 格 差 の 固 定 化

本 件 埋 立 て は 、全 国 の 在 日 米 軍 専 用 施 設 の 73.8 パ ー セ ン ト を 抱 え る 沖 縄 県 に お い て 米 軍 基 地 の 固 定 化 を 招 く 契 機 と な り 、 基 地 負 担 に つ い て 格 差 や 過 重 負 担 の 固 定 化 に 繋 が る 。

2 こ れ に 対 し 、沖 縄 防 衛 局 長( 以 下 、本 別 紙 に お い て 、「 事 業 者 」と い う 。) は 、聴 聞 手 続 に お い て 提 出 し た 陳 述 書( 平 成 27年 9 月 29 日 付 け 沖 防 第 4342 号 ) に お い て 、「 要 件 を 充 足 す る と 判 断 す る に 足 り る 十 分 な 資 料 を

添 付 し て 承 認 申 請 を 行 い 、 知 事 は そ の 資 料 を 精 査 し た 上 で 、 こ れ ら の 要 件 を 充 足 す る と し て 本 件 承 認 を し た の で あ っ て 、 本 件 承 認 に 何 ら 瑕 疵 は な く 、 そ の 判 断 に 裁 量 権 の 範 囲 の 逸 脱 又 は 濫 用 は な い 」 と 意 見 を 述 べ て い る 。

し か し 、以 下 の と お り 、公 有 水 面 埋 立 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 い て い た も の で あ り 、事 業 者 の 意 見 に は 理 由 が な い 。

(1) 「 埋 立 て の 必 要 性 」

「 埋 立 て の 必 要 性 」( 審 査 基 準 に お い て は「 埋 立 て の 必 要 性 」及 び 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 の 「 周 辺 の 土 地 利 用 の 現 況 か ら み て 不 釣 り 合 い な 土 地 利 用 と な っ て い な い か 」「 埋 立 て の 規 模 及 び 位 置 が 適 切 か 」) に つ い て 具 体 的 ・ 実 質 的 な 審 査 を 行 っ た 形 跡 が み と め ら れ な い こ と 、 抑 止 力 論 等 に つ い て の 沖 縄 県 と 防 衛 省 と の 間 の 2 次 に わ た る 質 疑 応 答 に つ

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い て も 「 埋 立 て の 必 要 性 」 に つ い て の 本 件 審 査 の 対 象 と し て い な い こ と な ど 、 審 査 の 実 態 は 「 埋 立 必 要 理 由 書 」 の 記 載 の 形 式 的 な 確 認 に と ど ま っ て お り そ の 内 容 の 合 理 性 ・ 妥 当 性 等 に つ い て 検 討 を 行 っ て い な い も の と 判 断 さ れ る 。

「 埋 立 て の 必 要 性 」 の 審 査 に つ い て は 、 ① 本 件 審 査 結 果 に お い て 、

「 普 天 間 飛 行 場 移 設 の 必 要 性 」 か ら 直 ち に 本 件 埋 立 対 象 地 ( 辺 野 古 地 区 )で の「 埋 立 て の 必 要 性 」( 審 査 基 準 に お い て は 、「 埋 立 て の 必 要 性 」、

「 周 辺 の 土 地 利 用 の 現 況 か ら み て 不 釣 り 合 い な 土 地 利 用 と な っ て い な い か 」、「 埋 立 て の 規 模 及 び 位 置 が 適 切 か 」)が あ る と し た 点 に 論 理 の 飛 躍(審 査 の 欠 落)が あ る こ と 、 ② 「 本 件 埋 立 必 要 理 由 書 」 で 説 明 し て い る 本 件 埋 立 対 象 地 に つ い て の 「 埋 立 て の 必 要 性 」 に つ い て は 、 重 大 な 疑 念 が あ り 「 埋 立 て の 必 要 性 」 が 存 在 す る と 認 定 す る こ と は 困 難 で あ る こ と 、 ③ そ の 審 査 の 実 態 に お い て も 具 体 的 審 査 が な さ れ て い な い こ と な ど の 点 か ら 、 判 断 は 合 理 性 を 欠 い て い る も の と 認 め ら れ 、 事 業 者 の 意 見 に は 理 由 が な い 。

(2) 自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等

第 4 条 第 1 項 第 2 号 に 関 し て 後 述 す る と お り 、 環 境 影 響 評 価 手 続 に お け る 免 許 権 者 等 で 示 さ れ た 問 題 点 に 対 応 で き て い な い こ と 、 定 量 評 価 を し て お ら ず 、 明 ら か に 誤 っ た 記 載 が あ り 、 そ の 他 記 載 に 丁 寧 さ 、 慎 重 さ を 欠 く と い っ た 問 題 点 が あ る こ と か ら 、 環 境 保 全 措 置 が 問 題 の 現 況 及 び 影 響 を 的 確 に 把 握 し 、 こ れ に 対 す る 措 置 が 適 正 に 講 じ ら れ て い る と は 言 い 難 く 、 か つ そ の 程 度 も 十 分 と は 認 め が た い こ と 、 と い っ た 問 題 点 が あ る 。 ま た 、 環 境 影 響 評 価 手 続 で の 問 題 や 、 環 境 保 全 措 置

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に つ い て は 事 後 的 に 、「 必 要 に 応 じ て 専 門 家 の 指 導・助 言 を 得 て 必 要 な 措 置 を 講 じ る 。」と の 意 見 表 明 だ け で 、当 該 環 境 保 全 措 置 の 全 て が 適 正 か つ 十 分 と 認 め ら れ な い こ と 等 種 々 の 問 題 が あ る 。

自 然 環 境 及 び 生 活 環 境 等 に 悪 影 響 が 生 じ る こ と に つ い て は 、平 成 24 年 3 月 27 日 付 「 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 建 設 事 業 に 係 る 環 境 影 響 評 価 書 に 対 す る 意 見 」( 土 海 第 1317号 農 港 第 1581 号 )( 以 下 、「 知 事 意 見 」と い う 。)に お い て「 名 護 市 辺 野 古 沿 岸 全 域 を 事 業 実 施 区 域 と す る 当 該 事 業 は 、 環 境 の 保 全 上 重 大 な 問 題 が あ る と 考 え る 。 ま た 、 当 該 評 価 書 で 示 さ れ た 環 境 保 全 措 置 等 で は 、 事 業 実 施 区 域 周 辺 の 生 活 環 境 及 び 自 然 環 境 の 保 全 を 図 る こ と は 不 可 能 で あ る 」 と さ れ て い た も の で あ り 、 ま た 、 埋 立 て 承 認 の 約 1 か 月 前 に 提 出 さ れ た 平 成 25 年 11 月 29 日 付 「 公 有 水 面 埋 立 承 認 申 請 書 に 関 す る 意 見 に つ い て ( 回 答 )」( 環 政 第1033 号 )( 以 下 、「 環 境 生 活 部 長 意 見 」と い う 。)に お い て は「 当 該 事 業 の 承 認 申 請 書 に 示 さ れ た 環 境 保 全 措 置 等 で は 不 明 な 点 が あ り 、 事 業 実 施 区 域 周 辺 域 の 生 活 環 境 及 び 自 然 環 境 の 保 全 に つ い て の 懸 念 が 払 拭 で き な い 」 と さ れ て い た こ と を 考 え る と 、 上 記 の 問 題 点 が 適 切 に 考 慮 さ れ る べ き こ と は 明 ら か で あ り 、 考 慮 要 素 の 選 択 及 び 判 断 の 過 程 は 合 理 性 を 欠 い て い る も の で あ る 。

以 上 の と お り 、 自 然 環 境 等 及 び 生 活 環 境 等 ( 審 査 基 準 に お い て は 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 の 「 埋 立 て に よ り 地 域 社 会 に と っ て 生 活 環 境 等 の 保 全 の 観 点 か ら み て 現 に 重 大 な 意 味 を も っ て い る 干 潟 , 浅 海 , 海 浜 等 が 失 わ れ る こ と に な ら な い か 」 及 び 「 埋 立 地 の 用 途 か ら 考 え ら れ る 大 気 , 水 , 生 物 等 の 環 境 へ の 影 響 の 程 度 が 当 該 埋 立 て に 係 る 周 辺 区 域 の 環 境 基 準 に 照 ら し て 許 容 で き る 範 囲 に と ど ま っ て い る か 」) に つ い て 、

ドキュメント内 訴状(159ページ) 過去の発言等/沖縄県 (ページ 130-159)

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