表情は個性、いろいろあって当たり前
上手な人の伝え方をまねしてみよう(小さなチャレンジ)
ためらいがあっても、ちゃんと聞いてくれる人がいれば話し出せる
学習活動 教員の働きかけ(○)、教員の発話例(◆)と
予想される生徒の様子や応答(・) 留意点
1 前時のふりか えり(5 分)
○ KINO(キノ)のふりかえり。
発問 1 「前回の授業で学習した嫌な気持ちへの対 処法にはどのような分類があったでしょうか。」
・人それぞれに感じ方やためらいがある。
・話の切り出し方を知っておく。
◆「相談関係がうまく成立するためには、話を聞 く側の対応も重要ですね。」
相談することの効果に ついて、これまでの授 業を踏まえた説明を行 う。
相談には一連の行動の 流れがあることを説明 する。
2 本時および次 回の学習の確 認(5 分)
○本時および次回を通じて学ぶ内容(相談のやり 方)について共有する。
発問 2 「みんなは、友だちから相談されたときや、
友だちの悩みに気づいたときには、どのように行 動するでしょうか。」
相談には一連の行動の 流れがあることを説明 する。
第 学年 組 科学習指導案
指導者 1 日 時 平成 年 月 日( ) 第 校時
2 活動名 相談の理解・体験(プログラム名「シナリオコンテスト①」)
(4 時間目/ 5 時間)
3 目 標 動画教材を用いて友だちの悩みに気づいたときの話の聞き方(E
エ コCO の原則)を習得する。相談できる身近な大人を見つけることができる。
4 準備物 動画(場面 1)(資料 5– 3)、ワークシート①(資料 5–4)、ワークシー ト②(資料 5–6)、1分アンケート(資料 7–1)
5 学習過程
GRIP 資料 5–1 シナリオコンテスト①指導案 1/2
学習活動 教員の働きかけ(○)、教員の発話例(◆)と
予想される生徒の様子や応答(・) 留意点
3 動画の視聴
(15 分)
発問 3 「今日と次回の授業では、友だちの悩みに 気づいたときの、話の聞き方について考えてみま しょう。」
○動画の内容と視聴の目的を伝える。
◇「今日見てもらう動画には、大学生同士の相談 場面が映っています。中学生にはなじみがない 相談の内容かもしれませんが、これはあくまで も相談にのるときの一つの『例』だと思って見 てください。」
○「ECO(エコ)の原則」の解説と、最初の相談 場面までを視聴する(約 10 分)。
動画をすぐに視聴でき るように事前に準備し ておく。
動画で視聴した方法は 相談の大まかな流れを 示したものであり、唯 一正しい方法というわ けではなく、細部につ いてはケースバイケー スで工夫する必要があ ることを説明する。
4 相談可能な身 近な大人を探 す(15 分)
発問 4 「相談できそうな身近な大人を探して、友 だちに紹介するときの言葉を考えてみましょう。」
○本時では相談できる身近な大人を探し、その大 人への紹介の仕方を考える ⇒ ワークシート① を使って、生徒各自が相談可能な身近な大人と その大人に相談するメリットを書き出す。それ を班メンバーで話し合い、各班で最も良いと思 う相談相手を決め、発表する。
友だちを説得できそう な方法を考えるように 促す。
5 まとめと評価
(10 分)
○まとめを行う。
発問 5 「ワークシート②の『ひらく』の欄に、自 分が今日一番良いと思った友だちを説得する言葉 を書き込んでみましょう。」
◇「皆さんが相談できそうな大人は意外と多くい ますね。でも、実際に友だちを大人のところに 連れて行くときには、今日の授業で話し合った ように、説得方法を工夫する必要があるかもし れません。」
・友だちの悩みに気づいたときの話の聞き方を習 得した。
・相談できる身近な大人を見つけられた。
「ひらく=大人に相談 すること」の効能と、
相 談 先 は 意 外 と 身 近 にあることを認識させ る。
1分アンケート実施。
GRIP 資料 5–1 シナリオコンテスト①指導案 2/2
学習活動 教員の働きかけ(○)、教員の発話例(◆)と
予想される生徒の様子や応答(・) 留意点
1 前時のふりか えり(10 分)
○前時をふり返る ⇒ 必要に応じて前時の動画を 視聴するのも可。
発問 1 「前回の授業で学習した ECO(エコ)の 原則にはどのような行動がありましたか。」
・声をかける ・心配していると伝える
・判断する ・一緒に大人に相談する
◇「前回は、身近で相談できる大人を探しました ね。大人に相談するよう友だちを説得する言葉 も考えましたね。」
相談における具体的な 行動について、一連の 流れの中で整理するこ とを心がける。
2 本時の学習の 確認(5 分)
○前時をふりかえりつつ、本時の学習目標を共有す る。
発問 2 「友だちの悩みがどのようなものであっ たら、自分たちだけで解決しようとせず、大人に 相談した方が良いと思いますか。まとめのワーク シートの『判断する』の欄に、大人に相談したほ うがよい場面を一つ書き込んでみましょう。」
○特に「友だちの命にかかわるようなとき(自分 や他人を傷つける危険性があるとき)」が重要 であることを伝える。
問題が大きいときには
「大人に相談する」と
「判断する」ことが重 要であることを強調す る。
生徒に自傷の詳しい手 段や傷の詳細について 伝えることは伝染のリ スクを高めるので、説 明の際には詳細に触れ す ぎ な い よ う 注 意 す る。
第 学年 組 科学習指導案
指導者 1 日 時 平成 年 月 日( ) 第 校時
2 活動名 相談の理解・体験(プログラム名「シナリオコンテスト②」)
(5 時間目/ 5 時間)
3 目 標 友だちの自傷行為に気づいたときの対応方法(E
エ コCO の原則)を習得 する。
4 準備物 動画
(場面 2)(資料 5– 3)、ふりかえりシート
(資料 5–5)、ワークシート
②
(資料 5–6)、ワークシート③
(資料 5–7)、1分アンケート
(資料 7–1)5 学習過程
GRIP 資料 5–1 シナリオコンテスト②指導案 1/2
GRIP 資料 5–1 シナリオコンテスト②指導案 2/2
学習活動 教員の働きかけ(○)、教員の発話例(◆)と
予想される生徒の様子や応答(・) 留意点
2 本時の学習の 確認(5 分)
(つづき)
◇「今回も前回と同様、大学生同士の相談場面を 動画で観てもらってから、友だちの命にかかわ るような大きい問題に出会ったときの相談のや り方について考えていきたいと思います。」
発問 3「今日は友だちが自分自身を傷つけている ときの声のかけ方や大人への『ひらき方』につい て考えてみましょう。」
◆「命にかかわる問題はいろいろありますが、自 分自身を傷つける行動はその一つです。みんな にはまだあまりなじみのないことかもしれませ んが、これからの人生の中で出会う可能性の高 い問題の一つだろうと思います。(必要に応じ て自傷行為の説明を行う)」
※自傷の説明の例 自分の体を傷つける 理由はさまざまですが、
つらい感情を和らげよ うとしてやむを得ず行 われることがほとんど です。もちろん、そん な風に自分を傷つけた りしない方が良いので すが、もしも傷つける ようになってしまった としても、つらい感情 を和らげる別の方法を 身につけることが大切 です。大人に相談する というのは、そのため の第一歩になります。
3 動画の視聴
(5 分) ○動画の場面 2(女子同士の自傷の相談場面)を
視聴する。 事前に動画の頭出しを
しておく。
4 自傷に対する ECO の原則の 活用(20 分)
○自傷している友だちへの声掛けを考える
○ワークシート③:視聴した動画のシナリオ穴埋 め課題を用いて、自分たちなりの声掛け方法を 考えてもらう。ECO の原則の「E」のシナリオ 部分を考える班、同じく「C」と「O」のシナ リオ部分を考える班の 3 つにグループ分け、各 生徒・各班でシナリオの穴埋め課題を行っても らう。
自傷している生徒らが 不安定な状態になって いないか気を配り、気 になった場合は授業終 了後に声をかける。
5 まとめと評価
(10 分)
発問 5「ワークシート②の『向かい合う』の欄に、
自分が今日一番良いと思った友だちにかける言葉 を書き込んでみましょう。」
◇「問題が大きいときにも、きちんと友だちの問 題や自分の気持ちに向かい合って、大人に相談 しに行こう。」
◇「今日はこれから配る回答カードにチェックを 入れて提出してください。」
・友だちの自傷行為に気づいたときの対応方法を 習得した。
自傷について話題にす るのをためらったり、
大人に相談するのをた めらったりした回答が あった場合は、無理に 肯定も否定もせず、そ う思った理由を話題に する。問題が大きいと、
相談に乗る側も不安に なることを共有し、だ からこそ相談に乗る側 に も 仲 間 が 必 要 で あ り、大人に相談するこ とが大切であることを 強調する。
回答カードを用いて、
フォローが必要な生徒 を把握する。
1分アンケート実施