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まとめ

ドキュメント内 目次 (ページ 62-104)

第4章 対角圧縮試験結果

4.7 まとめ

-59-

4 対角圧縮試験

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第 4 章

対角圧縮試験結果

4.1 はじめに

本章では、第2章で説明した対角圧縮試験の結果について詳述する。

4.2節「試験体#1」では、試験体#1の試験結果について詳述する。

4.3節「試験体#2」では、試験体#2の試験結果について詳述する。

4.4節「試験体#3」では、試験体#3の試験結果について詳述する。

4.5節「試験体#4」では、試験体#4の試験結果について詳述する。

4.6節「試験体#5」では、試験体#5の試験結果について詳述する。

4.7節「まとめ」では、本章のまとめを行う。

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4.2 試験体 #1

2019年12月10日に対角圧縮試験を行った。以下にその結果を示す。

4.2.1 部材重量・含水率

各試験体の部材重量と含水率を表 4.2.1 に示す。部材重量は搬入時に部材ごとに計測し、

含水率は搬入日と試験実施日、各部材に対して3箇所測定し、その平均を示している。構造 用合板の含水率は出荷時のものを示す。

表4.2.1 部材重量・含水率

部材名 重量(kg) 含水率(%)

搬入日(19/9/18) 試験時(19/12/10)

梁材(S側) 2.5 23.3 8.8

梁材(N側) 2.35 14.5 10.3

柱材(S側) 4.9 16.2 9.8

柱材(N側) 4.95 15.2 8.8

構造用合板 1.67 9.5

4.2.2 破壊性状

最終変形率である14.0%の試験体と損傷状態を図4.2.2に示す。

構造用合板は、1.0%から音が鳴り始め、2.0%から釘のめり込みが確認できるようになっ た。端の浮きが7.0%で上部に確認され、10.0%で下部にも確認された。その後、すべての釘 にめり込みや破壊が観察された。

解体後の観察では、上部の接合部のほぞは根元からの折損が観られた。また、その接合部 の小口にも割れが観られた。

4 対角圧縮試験

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図4.2.2 試験体写真

(b) 最終変形率 14%(E面)

(a) 最終変形率 14%(W面)

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図4.2.2 試験体写真

(d) 構造用合板の浮き(12%) (c) 構造用合板の浮き(14%)

4 対角圧縮試験

-64-

図4.2.2 試験体写真

(f) ほぞの折損(柱材側)

(e) ほぞの折損(梁材側)

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4.2.3 試験値

試験で得られた復元力特性を図 4.2.3に、各接合部回転角-変形率関係を図 4.2.4 に、各 材軸力-変形率関係を図4.2.5に、紙面左側を北側として変形率ごとの各材の曲げモーメン

トを図4.2.6示す。

試験体#1は、最大荷重が 9.28kN(3.9%)、せん断強度は 177.4kN/mm2に達し、変形率が

14.0%になるまで加力を行った(図4.2.3)。接合部回転角-変形率関係はほぼ等しかった(図

4.2.4)。各材の軸力は、梁材でははじめ値が増加し、その後減少する傾向にあった。柱材で

は反対にはじめ値が減少し、その後増加する傾向にあった。(図 4.2.5)。各材の曲げモーメ ントは、6%以前は N 側の各材で値が大きいが、それ以降は同じくらいの値を示した。(図 4.2.6)。

4 対角圧縮試験

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(a) 上部 (b) 下部

(c) N側 (d) S側

図4.2.4 接合部回転角

図4.2.3 復元力特性

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(a) 梁材(S側)上部 (b) 梁材(S側)下部

図4.2.5 軸力

(c) 梁材(N側)上部 (d) 梁材(N側)下部

(e) 柱材(N側)上部 (f) 柱材(N側)下部

(g) 柱材(S側)上部 (h) 柱材(S側)下部

4 対角圧縮試験

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図4.2.6 曲げモーメント図

変形率

0.1 kN・m

1%

2%

3%

4%

5%

6%

載荷方向

7%

×釘のめり込み開始

8%

9%

10%

11%

12%

13%

14%

変形率

0 25

×合板上部浮き確認

×合板下部浮き確認

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4.3 試験体 #2

2019年12月6日に対角圧縮試験を行った。以下にその結果を示す。

4.3.1 部材重量・含水率

各試験体の部材重量と含水率を表 4.3.1 に示す。部材重量は搬入時に部材ごとに計測し、

含水率は搬入日と試験実施日、各部材に対して3箇所測定し、その平均を示している。構造 用合板の含水率は出荷時のものを示す。

表4.3.1 部材重量・含水率

部材名 重量(kg) 含水率(%)

搬入日(19/9/18) 試験時(19/12/6)

梁材(S側) 2.55 24.9 9.3

梁材(N側) 2.55 25.3 19.5

柱材(S側) 5.9 21.0 14.5

柱材(N側) 4.9 14.5 15.3

構造用合板 1.67 9.5 硬質ウレタンフォーム

(500×500×25mm) 0.07

4.3.2 破壊性状

最終変形率である14.0%の試験体と損傷状態を図4.3.2に示す。

構造用合板は、1.0%から音が鳴り始め、2.0%から割れや釘のめり込みが確認できるよう になった。端の浮きが7.0%で上部に確認され、9.0%で下部にも確認された。その後、すべ ての釘にめり込みや破壊が観察された。

硬質ウレタンフォームは、1.1%から音がなり始め、2.0%から N,S 両接合部の隅角部で木 材との境界から剥がれ始め、5.0%以降は上下の両接合部の隅角部で押し潰されるように変 形した。その後、徐々に損傷は拡大していき、変形率14.0%で加力を終了した。

解体後の観察では、下部の接合部のほぞに割れが観られた。硬質ウレタンフォームの損傷 は接合部付近では、硬質ウレタンフォームが割れていることが確認されたが、それ以外では 木材との境界で剥離していた。

4 対角圧縮試験

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(b) 最終変形率 14%(E面)

図4.3.2 試験体写真

(a) 最終変形率 14%(W面)

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(d) 構造用合板の浮き(13%)

図4.3.2 試験体写真(続き)

(c) ウレタンの押潰れ(13%)

4 対角圧縮試験

-72- (e) ほぞの割れ

図4.3.2 試験体写真(続き)

(f) 構造用合板の割れ(3%)

-73-

4.3.3 試験値

試験で得られた復元力特性を図 4.3.3に、各接合部回転角-変形率関係を図 4.3.4 に、各 材軸力-変形率関係を図4.3.5に、紙面左側を北側として変形率ごとの各材の曲げモーメン

トを図4.3.6示す。

試験体#2は、最大荷重が9.38kN(3.6%)、せん断力は183.0kN/mm2に達し、変形率が14.0%

になるまで加力を行った(図4.3.3)。接合部回転角-変形率関係はほぼ等しかった(図4.3.4)。 各材の軸力は、梁材と柱材ではじめ値が減少し、その後増加する傾向にあった。(図4.3.5)。 各材の曲げモーメントは、N側の各材がS側に比べて常に大きい値を示した。(図4.3.6)。

4 対角圧縮試験

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(a) 上部 (b) 下部

(c) N側 (d) S側

図4.3.4 接合部回転角

図4.3.3 復元力特性

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図4.3.5 軸力

(a) 梁材(S側)上部 (b) 梁材(S側)下部

(c) 梁材(N側)上部 (d) 梁材(N側)下部

(e) 柱材(N側)上部 (f) 柱材(N側)下部

(g) 柱材(S側)上部 (h) 柱材(S側)下部

4 対角圧縮試験

-76-

0 25

図4.3.6 曲げモーメント図

変形率

0.1 kN・m

1%

2%

3%

4%

5%

6%

載荷方向

7%

×ウレタン左右はがれ開始

8%

9%

10%

11%

12%

13%

14% 変形率

×釘のめり込み開始

×合板上部浮き確認

×合板下部浮き確認

×ウレタン上下潰れ開始

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4.4 試験体 #3

2019年12月6日に対角圧縮試験を行った。以下にその結果を示す。

4.4.1 部材重量・含水率

各試験体の部材重量と含水率を表 4.4.1 に示す。部材重量は搬入時に部材ごとに計測し、

含水率は搬入日と試験実施日、各部材に対して3箇所測定し、その平均を示している。構造 用合板の含水率は出荷時のものを示す。

表4.4.1 部材重量・含水率

部材名 重量(kg) 含水率(%)

搬入日(19/9/18) 試験時(19/12/6)

梁材(S側) 2.5 22.3 9.3

梁材(N側) 2.4 21.3 11.2

柱材(S側) 4.95 13.5 10.2

柱材(N側) 5.7 18.5 12.8

構造用合板 1.67 9.5 硬質ウレタンフォーム

(500×500×50mm) 0.14

4.4.2 破壊性状

最終変形率である14.0%の試験体と損傷状態を図4.4.2に示す。

構造用合板は、1.0%から音が鳴り始め、3.0%から釘のめり込みや損傷が確認できるよう になった。端の浮きが7.0%で上部に確認され、8.0%で下部にも確認された。その後、すべ ての釘にめり込みや破壊が観察された。

硬質ウレタンフォームは、1.3%から音が鳴り始め、ウレタンは2.0%からN,S両接合部の 隅角部で木材との境界から剥がれ始め、4.0%以降は上下の両接合部の隅角部で押し潰され るように変形した。その後、徐々に損傷は拡大していき、変形率 14.0%で加力を終了した。

解体後の観察では、各接合部のほぞには目立った損傷や変化は観られなかった。硬質ウレ タンフォームの損傷は接合部付近では、硬質ウレタンフォームが裂けていることが確認さ れたが、それ以外では木材との境界で剥離していた。

4 対角圧縮試験

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(b) 最終変形率 14%(E面)

図4.4.2 試験体写真

(a) 最終変形率 14%(W面)

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(d) 構造用合板の浮き(14%)

図4.4.2 試験体写真(続き)

(c) ウレタンの剥離(14%)

4 対角圧縮試験

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4.4.3 試験値

試験で得られた復元力特性を図 4.4.3に、各接合部回転角-変形率関係を図 4.4.4 に、各 材軸力-変形率関係を図4.4.5に、紙面左側を北側として変形率ごとの各材の曲げモーメン

トを図4.4.6示す。

試験体#3 は、最大荷重が 10.48kN(5.4%)、せん断力は 211.3kN/mm2 に達し、変形率が

14.0%になるまで加力を行った(図4.4.3)。接合部回転角-変形率関係はほぼ等しかった(図

4.4.4)。各材の軸力は、梁材と柱材ではじめ値が減少し、その後増加する傾向にあった。(図

4.4.5)。各材の曲げモーメントは、6%以前はN側の各材で値が大きいが、それ以降は同じく

らいの値を示した。(図4.4.6)。

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図4.4.4 接合部回転角

図4.4.3 復元力特性

(a) 上部 (b) 下部

(c) N側 (d) S側

4 対角圧縮試験

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図4.4.5 軸力

(a) 梁材(S側)上部 (b) 梁材(S側)下部

(c) 梁材(N側)上部 (d) 梁材(N側)下部

(e) 柱材(N側)上部 (f) 柱材(N側)下部

(g) 柱材(S側)上部 (h) 柱材(S側)下部

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50

75

図4.4.6 曲げモーメント図

変形率

0.1 kN・m

1%

2%

3%

4%

5%

6%

載荷方向

7%

8%

9%

10%

11%

12%

13%

14% 変形率

×釘のめり込み開始

×合板下部浮き確認

×ウレタン左右はがれ開始

×合板上部浮き確認

×ウレタン上下潰れ開始

4 対角圧縮試験

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4.5 試験体 #4

2019年12月9日に対角圧縮試験を行った。以下にその結果を示す。

4.5.1 部材重量・含水率

各試験体の部材重量と含水率を表 4.5.1 に示す。部材重量は搬入時に部材ごとに計測し、

含水率は搬入日と試験実施日、各部材に対して3箇所測定し、その平均を示している。構造 用合板の含水率は出荷時のものを示す。

表4.5.1 部材重量・含水率

部材名 重量(kg) 含水率(%)

搬入日(19/9/18) 試験時(19/12/9)

梁材(S側) 2.45 22.3 8.3

梁材(N側) 2.55 24.0 13.8

柱材(S側) 5.4 19.5 14.5

柱材(N側) 4.9 13.4 12.0

構造用合板 1.67 9.5 硬質ウレタンフォーム

(500×500×75mm) 0.20

4.5.2 破壊性状

最終変形率である14.0%の試験体と損傷状態を図4.5.2に示す。

構造用合板は、1.0%から音が鳴り始め、2.0%から釘のめり込みや損傷が確認できるよう になった。端の浮きが7.0%で下部に確認され、8.0%で上部にも確認された。その後、すべ ての釘にめり込みや破壊が観察された。

硬質ウレタンフォームは、1.2%から音が鳴り始め、2.0%から N,S 両接合部の隅角部で木 材との境界から剥がれ始め、5.0%以降は上下の両接合部の隅角部で押し潰されるように変 形した。その後、徐々に損傷は拡大していき、変形率14.0%で加力を終了した。

解体後の観察では、下部の接合部のほぞに割れが観られた。硬質ウレタンフォームの損傷 は、硬質ウレタンフォームが割れていることが他の試験体に比べ多く確認されたが、それ以 外では木材との境界で剥離していた。

ドキュメント内 目次 (ページ 62-104)

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