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実 施 工 データでの検 証 結 果 および考 察

平 成 28年 度 宮 古 伊 良 部 農 業 水 利 事 業 仲 原 地 下 ダム(箕 済 西 部 )工 事 (3.2節 )で収 集 したデータに対 し, 試 験 杭 S-31杭 で収 集 したデータ.を学 習 データとして,他 にボーリング 調 査 を行 った付 近 の杭8 本 の収 集 データに対 する評 価 をロジスティック回 帰 分 析 のアルゴリ ズムの中 間 層 2層 ,ニューロン数 100の解 析 モデルを用 いて評 価 した.表 5.3 にボーリング による地 層 に対 する解 析 結 果 の正 解 率 を示 すが,概 ね良 好 に判 定 しているといえる.図 5.25~5.32に深 度 ごとに出 力 されたラベル y’の変 化 をまとめた.「0」に近 いほど琉 球 石 灰 岩 ら しく,「1」に近 いほど泥 岩 に近 い傾 向 であることを示 す.

131 図 5.25 ラベル y’の変 化

(S-1 基 盤 層 深 度 GL-41.3m)

y’

GL-m

図 5.26 ラベル y’の変 化

(S-51 基 盤 層 深 度 GL-45.47m)

y’

GL-m

図 5.27 ラベル y’の変 化

(S-57 基 盤 層 深 度 GL-44.1m)

y’

GL-m

図 5.28 ラベル y’の変 化

(S-71 基 盤 層 深 度 GL-45.36m)

y’

GL-m

132 図 5.29 ラベル y’の変 化

(S-87 基 盤 層 深 度 GL-49.14m)

GL-m

y’

図 5.30 ラベル y’の変 化

(S-101 基 盤 層 深 度 GL-47.90m)

GL-m

y’

図 5.31 ラベル y’の変 化

(S-105 基 盤 層 深 度 GL-44.82m)

GL-m

y’

図 5.32 ラベル y’の変 化

(S-121 基 盤 層 深 度 GL-44.27m)

GL-m

y’

133

表 5.4 実 施 工 データに対 する機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度

以 上 のデータから,y’の値 が安 定 して0.5以 上 になった深 度 を抽 出 して,その深 度 を機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 LMnとした.一 部 にGL-25~30m 付 近 で「1」側 の値 を示 す箇 所 が あるが,明 らかに島 尻 層 群 泥 岩 ではないので判 定 には使 用 しなかった.表 5.4に,実 施 工 で 採 取 したデータに対 するに機 械 学 習 による基 盤 層 判 定 深 度 LMnをまとめた.参 考 に吊 荷 重 と負 荷 電 流 の関 係 からの基 盤 層 推 定 深 度 Lr pnと注 入 圧 力 の変 化 からの基 盤 層 推 定 深 度 Lppnも併 記 している.ダム軸 を挟 んで急 激 な地 層 変 化 が確 認 されたS-51,S101を除 いた杭 で ボーリングによる基 盤 層 深 度 と機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 を比 較 すると,S-71で最 大 誤 差 1.78mであった.また,吊 荷 重 と負 荷 電 流 の関 係 からの基 盤 層 推 定 深 度 Lrpnと注 入 圧 力 の変 化 からの基 盤 層 推 定 深 度 Lppnに比 べ,機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 は1m程 度 深 い値 となっている.これは3.2節 で述 べたように,吊 荷 重 ,負 荷 電 流 ,注 入 圧 力 が基 盤 層 の 傾 向 に変 化 し始 めるには,ある程 度 オーガー先 端 が基 盤 層 に入 る必 要 がある(補 正 値 ΔL1

およびΔL2).本 研 究 で使 用 した解 析 モデルでは,この傾 向 が反 映 されていない可 能 性 があ る.

位置 深度GL-(m) 判定深度GL-(m) 差(m) 予測深度GL-(m) 差(m) 予測深度GL-(m) 差(m)

下流側2.05m 41.56 -0.78 0.39 0.36

S-1 上流側2.00m 41.05 42.34 -1.29 41.17 -0.12 41.20 -0.15

線形補正 41.30 -1.04 0.13 0.10

S-31 ± 0 m 45.75

下流側2.05m 43.45 -5.46 -4.36 -4.46

S-51 上流側2.00m 47.44 48.91 -1.47 47.81 -0.37 47.91 -0.47

線形補正 45.47 -3.44 -2.34 -2.44

下流側2.05m 44.10 0.22 0.54 0.93

S-57 43.88 43.56 43.17

下流側2.48m 45.36 -1.78 -0.75 -0.67

S-71 47.14 46.11 46.03

下流側5.23m 49.33 -0.86 1.16 0.64

S-87 上流側2.00m 48.65 50.19 -1.54 48.17 0.48 48.69 -0.04

線形補正 49.14 -1.05 0.97 0.45

下流側2.05m 48.65 -2.72 -0.47 -0.54

S-101 上流側2.00m 47.15 51.37 -4.22 49.12 -1.97 49.19 -2.04

線形補正 47.90 -3.47 -1.22 -1.29

下流側2.05m 44.82 0.47 1.38 1.32

S-105 44.35 43.44 43.50

下流側2.05m 44.27 -1.08 0.47 0.08

S-121 45.35 43.80 44.19

杭番号 Lbn

基盤層判定深度 LMn

基盤層予測深度 からの基盤層予測深度

Lrp Lpp

ボーリングによる 機械学習での 吊荷重と負荷電流の関係 注入圧力からの

基盤層深度

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つぎに図 5.33に,ボーリングによる基 盤 層 深 度 Lbnと機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 LMn

を比 較 し相 関 を確 かめた.相 関 を決 定 係 数 で評 価 した結 果 ,R2=0.904,回 帰 式 の有 意 性 を 示 す有 意 確 率 P 値 は0.0036となり,機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 の値 が深 くなる傾 向 が 認 められるが,強 い相 関 があることが確 認 できた.

機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 LM n(m) ボーリングによる基盤層深度Lbn(m)

図 5.33 ボーリングによる基 盤 層 深 度 と 機 械 学 習 での基 盤 層 判 定 深 度 の比 較 y = 0.8676x + 5.3198

R² = 0.904

35 40 45 50 55

35 40 45 50 55

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