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( 6 )
( 5 )
( 4 )
上記の数倍の損失が生ずるものと推察される︒したがつてこの対策としては︑ 陸運と海運︑あるいは鉄道と自動車の輸
日本
産業
政策
の某
本的
課題
︵松
原︶
とはできない。しかるに合成繊維・合成樹脂・石油化学工業・低質炭利用工業•その他、有機化学工業・セメ
ント工業・板ガラス工業等エネルギー需要の大きい工業が伸びるものと思われるので︑新エネルギー源︑
に低品位炭の利用︑地熱︑天然ガス︑海底資源︑原子エネルギー等の開発利用が緊要な課題となる︒
産業立地の適正化⁝⁝鉱工業地帯の整備が必要であるが︑まづ工業用水は従来から計画的施策が行われてお
らず︑各企業は必要に応じて適宜の方法で用水確保を行ってきたのであるが︑
を河川等から取水しようとすれば既得水利権と競合し︑
とく
しかし大量の水が必要で︑これ
また一時に多額の資金を必要とする場合が多い︒した
がつて企業は自然安易な地下水に依存するものが多くなり︑このことが地下水利用工場の集中している地域で
は地盤沈下や高潮による被害の問題を起している︒鉱工業地帯の整備については︑工業用水の問題以外に工業
港の整備︑埋立地等用地造成都市計画︑鉄道引込線建設︑道路整備︑用排水施設等の促進が必要対策である︒
輸送力増強⁝⁝昭和二七年度における輸送機関別輸送量は国鉄一五︑二七
0
万噸︑自動車三四︑九八0
万噸
︑
内航︵汽船・機帆船︶八︑六
00
万噸︑計五八︑八五
0
万噸である︒昭和四0
年度における産業活動に見合う要輸送量は二七年度の約四
0
形増と推測されている︒したがつてこの分担関係は一応︑国鉄二二︑0
00
万噸
︑
自動車六
0
︑000
万噸︑内航︵汽船︶二︑送分野の基本的調査と︑その綜合調整の根本的施策が最も重要な課題となる︒
国土保全ならびに災害復旧⁝⁝戦後における災害額は年平均一︑五
00
億円にも及び年々この程度の災害が
発生すると仮定すれば昭和四
0
年迄には一︑ 五000
万噸となるが︑八兆円の被害を生ずることになる︒所得に及ぼす影響を考えると
積積極的には保全事業︵治山・
日本
産業
政策
の基
本的
課題
︵松
原︶
しかし終戦後︑既に十年︑日本経済や産業界を取りまく諸問題を考察し︑それを打解してゆくためには︑産業合
理化︑生産性の向上とともに綜合開発︑すなわち国内開発を︵過去の開発政策の反省の上に立ちつつ︶国民的課題とし
て断行してゆかねばならない︒想うに国内開発とともに国内資源の保全はもとより大切であるが︑けれども国内資
源の保存の見地から海外資源の輸入にのみ依存しようとする態度は︑商業国民としてではなく生産国民として生き う考慮を払うものと称している程度に過ぎない︒ る必要を認めてはいるが︑ とくに
( 1 0 )
の項の国土の保全および開発︵災害復旧・治山・治水・道路・港湾等︶について政府は︑
一兆円予算の堅持から資金的に限度があるので︑その実施に当つては投資効率の点を考
慮して︑重点的かつ効率的な実施に努めるものとし︑また可能的な限り地域的︑時間的に雇傭の増大に資しうるよ いしてどの程度に実施されるかは疑問とされている︒ 産業の助長育成︑
( 1 3
)地方財政の健全化等を挙げこれを公表した︒もとよりこの計画も上述
の計画と同様︑既に指摘されているごとく︑計画の粗雑と計画の資金的裏付けの不足および政治力の貧困がわざわ
これを推進す
( 1 2 )
防衛
の増
強︑
企業の合理化•生産性の向上、
障の
充実
︑
( 9 )
消費内容の健全化・貯蓄の増強︑
( 1 0 )
国土の保全および開発︑
( 1 1 )
科学技術の振興と新技術 らないものである︒
( 5 )
物価
の抑
制︑
治水•河川改修•砂防等)の実施である。これらの対策は︑わが国としては宿命として是非とも行わなければな
なを政府は綜合経済六ケ年計画の大綱に基き︑その初年度たる昭和三
0
年においてなすべき重点的措置を次の一三項目︑すなわち
( 1 )
資本蓄積の増強・重要産業資金の確保︑
( 2 )
輸出
増大
︑
( 6
)
雇傭機会の増大︑
( 3 )
国内自給度の向上︑
( 4 ) ( 7 )
住宅建築の拡大︑
(8
)社会保
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